【令和学問のすすめ】矢張り、減税出来ると知っているのに増税主張!!
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福沢諭吉【学問のすすめ】より
>人間は同等であるという大事な基本を誤って、貧富強弱と言った有様を悪い道具に使い、政府や富強という勢いでもって貧弱な人民の権利通義というものを妨げているということになるのである。
渋沢栄一【論語と算盤】より
>豊かさと地位とは「人類の性欲」とでもいうべきものだが、初めから道徳や社会正義の考え方がない者に向かって、利益追求の学問を教えてしまえば、薪に油を注いでその性欲を煽るようなもの。結果は初めからわかっていたのだ。
流石!渋沢栄一翁!!
正にど正論!!
さて、渋沢栄一氏の指摘する所の『初めから道徳や社会正義の考え方がない者に向かって、利益追求の学問を教えてしまえば、薪に油を注いでその性欲を煽るようなもの。結果は初めからわかっていたのだ。』を地で行くのが、皆大好き自民党なのだが、作者が以前から再三指摘して来た通り、矢張り『わかっていて悪政を行う、余計に質の悪い連中』である事が明らかに成った。
以下が、その証拠となる記事。
>【所得減税など行えば、国債発行が必要になる=鈴木財務相】
鈴木俊一財務相は8日午前の衆議院財務金融委員会で、政府が検討している所得減税などを行えば、行わない場合に比べ国債の発行がその分必要になると語った。
階猛委員(立憲)の質問に答えた。
政府が所得減税などを税収増の還元策としていることに関して鈴木財務相は「過去の税収増は当初予算や補正予算の編成を通じ、政策的経費や国債償還などにすでに充てられている」と指摘。減税した場合は減税しない場合に比べ、国債発行額が増えるとの認識を示した。
税収を還元するという考え方については「還元は財源論ではなく、税金を負担している国民にどのような配慮を行うかという観点で講じるものだ」との考えを示した。そのうえで、「コロナ禍という苦しい期間に税収が増えた分をわかりやすく税という形で直接国民に戻し、国民の負担を緩和したい」と語った。』
(ロイター通信)
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/APZXSOQK6JM5THOKLGO54P5UAY-2023-11-08/
さて、この記事の何処が、『わかっていながら、悪政を働いていた証拠』なのかを、解説して行こう!
まず、重要なのはこの部分。
>「過去の税収増は当初予算や補正予算の編成を通じ、政策的経費や国債償還などにすでに充てられている」
これは、スペンディング・ファースト(先に財政支出を行い、税収は後から回収される)を、鈴木財務大臣は知っていた事を意味する。
と言う事は、答弁書を書かされた、財務事務次官や財務官僚は、スペンディング・ファーストを間違いなく知っていた事の証明なのだ!!
各年度毎の予算編成が決定した段階で、財政支出が順次行なわれるのだが、その財源は日本政府から発行された【政府小切手】を日本銀行に渡し『長期および短期国債の発行(日本円・通貨発行)』で行われ、翌年度に前年度の税収から、国債を償還している事を答弁した内容なのだ。
そして、前年度の税収から、国債を償還し切れなかった分が、所謂実質上の【赤字国債】と言う事に成る。
よく、『赤字国債(特別国債)発行』の予算審議をしているが、これは、前年度の税収から、償還し切れない部分の予算発行部分を支出する為に、法律上国会審議が必要に成からなのだよ。
つまり、予算決定→政府小切手発行→日本銀行が国債を発行(通貨発行)→各金融機関(銀行)に振り込まれる→予算執行が行われる→その年の税収が決定する→全額国債償還に使われる(残った未償還分が赤字国債)
と言うのが、日本政府の財政支出の流れになる。
まぁ、当然、財務官僚が知らない訳が無いのだが、奴等は学校に出向いてまで、『財源は税収です』と、嘘出鱈目を吹聴し続けている。
正に、渋沢栄一氏の指摘する。
>豊かさと地位とは「人類の性欲」とでもいうべきものだが、初めから道徳や社会正義の考え方がない者に向かって、利益追求の学問を教えてしまえば、薪に油を注いでその性欲を煽るようなもの。結果は初めからわかっていたのだ。
財務官僚や、鈴木財務大臣の事だよな?
だから作者は何度も何度も。
>自国通貨建て国債で、為替相場制の通貨発行国が、インフレ率(この場合、デマンドプルインフレ・高圧経済)以外の、国債発行数の制限は無いし、自国通貨建てで有る以上は、どんなに頑張ってもデフォルト(債務不履行)は出来無い、何故なら、自国通貨を発行して返済すれば(借換債)、終わりだからだ。
と解説し続けて来た訳だが、とうとう、鈴木財務大臣(つまりは財務官僚の書いた答弁書)から、この【真実】が明らかにされた訳だ!!
さらに、この【スペンディング・ファースト】をどう考えても理解している証拠が。
>減税した場合は減税しない場合に比べ、国債発行額が増えるとの認識を示した。
そりゃあそうだ!
減税した場合、前年度の予算執行した分の短期国債の償還が一部不履行に成から、国債発行額が増えるのは『当たり前』だのクラッカーだ!!
つまり、【借換債】が増えると言う事だからね。
>税収を還元するという考え方については「還元は財源論ではなく、税金を負担している国民にどのような配慮を行うかという観点で講じるものだ」
これも、【スペンディング・ファースト】を理解しているからこそ、書ける答弁書なのだよ。
そりゃあ、財源論など必要無いからね。
国債発行増やせば良いだけ。
『税金を負担している国民に配慮』するのなら、普通に各種減税を行えば良いだけの話しだ。
どうしてもそれが嫌なら、仮に月々の生活費が20万円の人なら、消費税負担分の2万円を、毎月振り込むとかだな。
どう考えても、減税するよりも手間暇が掛かるし、振り込み手数料も馬鹿に成らない。
素直に各種減税をした方が、各種手数料負担や、各省庁や地方自治体などの、手間暇も省ける。
何方にせよ、国会審議が必要な事には、変わらないのだからね。
『一度減税すると、後で増税し難い〜!!』とか言うのなら、面倒でも、毎月数万円の振り込むを続けるしかないな。
ま!事実上のベーシックインカムになるけどね?
ただし、税率はそのままだから、法改正は必要無いし、直ぐに振り込み停止も出来ると言うメリットは有る。
少なくとも、『一度減税すると、後で増税出来無い〜!!』は避けられるけどね?
と言う事で、ついに鈴木財務大臣と、その答弁書を書いた財務官僚が、【スペンディングフ・ァースト(財政支出が先、税収が後)】を認めた国会答弁を解説した。
学校回ってまで、嘘を吐き散らす財務官僚の戯言など、聞く価値など全く無い事が、財務官僚自身の手で明らかに成った。
渋沢栄一氏も、さぞやご立腹であろうな?