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学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
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2023年値上げラッシュ!!小麦・肥料・飼料・電気

【秋保電鉄のチャンネル(ニコ動)】

https://sp.nicovideo.jp/my/video


【秋保電鉄のチャンネル(youtube)】

https://youtube.com/channel/UCjX5bACAgs9hq5qgXqYYQng

さて、いつも通り悪いお知らせだ(泣)


2023年4月・・・このままウクライナ紛争が続き、日本政府が減税などの有効な政策を打たなければ、少なくとも、小麦・化学肥料・配合飼料・電気料金が、確実に値上がりする!!


しかも、過去最高に近いクラスで!!


まずは、この記事を読んでほしい。


>【東北電力、家庭向け電気料金の3割増値上げを申請】


平均32・94%の電気料金の値上げを東北電力が24日、国に申請した。

平均的な契約・使用量の家庭(30アンペア、260キロワット時使用)の場合、電気料金は月8565円から2717円上がり、1万1282円になる。

実際の値上げ幅は今後、国の審査によって決まるが、1970年代の第1次、2次の石油危機後に次ぐ過去3番目の上げ幅となる見込みだ。


ロシアによるウクライナ侵攻などをきっかけに燃料価格などが高止まりし、東北電の規制料金部門は6月以降、電気を売れば売るほど赤字が出る「逆ざや」の状態にある。負担額は6~10月で計約212億円となり、2022年3月期に42億円の黒字だった部門別収支は、23年3月期に約550億円の赤字に転落する見通しだ。値上げは収支を改善するのが目的で、国に認められれば来年4月から実施したいとしている。


 樋口康二郎社長は24日の臨時記者会見で、「このままでは安定的な燃料調達や電力設備の更新、修繕などの投資を十分に行えず電力の安定供給に支障を来たしかねない非常に厳しい状況になる」としたうえで、「大変心苦しいが最大限の経営効率化の実施を前提に値上げを申請させていただいた」と述べた。


 申請にあたり東北電は、電気料金の算定に使う経費などを全面的に見直した。次の3年間に人件費や退職金の削減などで年約311億円の効率化に取り組むものの、燃料費と外部から買い入れる電気のコストが1兆円以上増えて原価が膨らみ、値上げが必要だとした。

原価には、女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働の時期を24年2月と仮置きし、値上げ幅を約5%圧縮できるものとして織り込んだという。(中略)


仙台市内にある中華料理店「萬代」店主の暁銘ぎょうめいさん(44)は毎月、光熱費の明細を見て肩を落とす。ウクライナ危機が起きた2月以降、電気やガス料金が徐々に上がり、店の収益を圧迫しているのだ。危機前は、月々、各約8万円程度。それが今では、合わせて月4万円ほど負担が膨らんでいる。

(朝日新聞デジタル)


https://www.asahi.com/articles/ASQCS6W1FQCQUNHB010.html



と言う訳で、少なくとも東北電力管内の東北六県(宮城・山形・秋田・青森・福島・岩手)は、な・な・なんと!三割も電気料金が値上がりする!!


記事の通り、平均的な家庭で1万円を軽くオーバーする!!


東北の4月は、まだまだ暖房が不可欠。


エアコンで暖房をしている人達は、石油ストーブへの買い替え需要が増えるかも?


まぁ、東北電力も虎の子の女川原発が稼働しておらず、人件費の削減や各種コストカットを行うにも、既に限界だそうなので、仕方ないと言えば仕方がないのだが、記事後半の中華食堂の経営者のように、光熱費のコスト増が、経営を圧迫し続けているので、事態は深刻だ!!


この事からも分かるように、生活基礎インフラは、全ての産業や国民生活に影響するので、本来は国営で行うのが正しいのだ!!


水道民営化など、有り得ない暴挙だという事が、この事からも分かるであろう。


日本の発電事業は【民営会社】だからな。


国葬された某おじさんが、発送電分離や小売り自由化して、さらに発電企業の収益率下げてくれたしな・・・。


このコラムでも指摘し続けてきたが、おじちゃんの言う通りに成っただろ?


この通り、負の経済波及効果が、出まくっている訳だ!!


そりゃあ当たり前だ!!


電気料金値上げは、全ての国民生活と産業に影響を及ぼす。


分り難い所では、地方自治体の光熱費もウナギ上りだから、人件費削減やコストカットが限界に達したら、住民税も当然値上げせざるを得ないだろう。


無論、日本全国例外は無い!!


それに加えて、配合飼料や化学肥料も、ウクライナ紛争による影響で値上がりを続けている。


全農は令和四肥料年度春肥(11月~5月)の肥料価格について、国際市況が大きく軟化した尿素以外を値上げ。


ほとんどが二桁%の値上げで、塩化カリは+31%。複合肥料も10%の値上げだ。


プラス、農畜産業は光熱費や輸送コストの値上がりも影響している。


今年の殆どの農畜産業者は、大赤字だそうだ!!


つまり、価格転嫁出来ていないという事だ。


値上げすると、光熱費や他の値上がりで消費を減らしている消費者が、更に消費を減らすからだな。(正確には、減らさざるを得ないだが・・・)


と言う事で、外食産業や観光業も、コロナウイルス真っ最中の頃よりは客足が戻ってきているが、世界的な不況を受けて、外国人観光客も殆ど来ないそうだ(円安なのにな・・・まぁ、旅行する余裕が無いのだろうが)


あくまでも、外出自粛の頃よりはと言う話であって、全然経営黒字が出せるような、客足では無い様だ・・・。


何度でも言うが、物価上昇に連動して値上がりする(税率が商品やサービスの10%だから)、消費税を減税(理想は直ちに廃止)するのが、最も効果の高い政策なのだが、財務省のバ官僚と馬〇政治家は、消費税減税だけは【絶対にやらない】!!


このまま、来年四月を迎えたら、日本は今以上の需要不足(消費減退)に、突き進むのは明らかだ!!


とは言え、今の所解散総選挙も無い状況だから、学生諸子には打つ手がないかも知れないが、来年四月以降、かなり家計が厳しい状態になるという事は、覚悟しておいて欲しいぞ(泣)

来週は例年の通り、正月休みで休載致します。

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