過疎化地域における、警察や消防や病院などの、広域化問題の考察
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何やら近年、地方の過疎化問題や地方自治体の財源問題から、消防署や警察署[派出所や駐在所含む]が、担当地域の広域化が進みつつ有る。
>【市町村の消防の広域化について】
消防の広域化とは
消防の広域化とは,「二以上の市町村が消防事務(消防団の事務を除く。)を共同して処理すること又は市町村が他の市町村に消防事務を委託すること」と定義されており,市町村の行政分野の一つである消防行政について,その特性を踏まえてより大きな規模で事務を処理することによって,消防力の強化を図ること目的としています。
(宮城県ホームページ)
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoubou/koikika.html
まぁ、細かい政策は、ホームページを参照して貰うとして。
別に『広域化したら、効率が上がる』とは限らんよ?
以前、別の所でも、消防署や警察署の広域化についても批判した。
特に消防署に関しては、広域化する事により、消防署一箇所の担当範囲が拡大する。
すると、担当地域の端の地域が、消防車や救急車の到着が遅れる危険性が高く成る。
宮城県のホームページでは
>現場要員の増強
本部機能の統合や指令の共同運用による業務の効率化で,隊員を警防部門等の現場に手厚く配置することが可能となり,地域の消防力を強化することができます。
とされているが、別に人員を増やすとは書いていない。
つまり、効率化した分、どう考えても対応力は減るのが普通だ。
ここには、自動ドローンによる空中消火機器を導入するとか、設備投資による、効率化の話は微塵も無い。
普通に考えた場合、人員を地点を減らして集中配置した場合、先にも書いた通り、遠隔地への対応能力は極端に低下する。
ドクターヘリや消防ヘリでも、配置するのかと?
まぁ、つまりは、過疎化地域はさっさと引っ越して貰って、ミニマムアクセスしやすい様に、田舎地域の一極集中を進めたい訳だな。
まぁ、確かに、限界集落の場合は、その地域の中核地域に転居した方が、何かと便利かつ安全だが、限界集落に成ってしまった地域は、元々農業が盛んだった地域なども有り、アッサリ耕作地を捨てても良いのか?と言う疑問は残る。
こうしたミニマムアクセス型の過疎地域が増えると、今以上に食料自給率が落ちるのでは無いのか?
それとも、住居は一極集中を進めつつ、耕作地まで軽トラ等で移動するのか?
そうしたやり方も有るだろうが、正直面倒くさいよな?
ましてや、農家や酪農家の高齢化が著しい昨今、移動距離を増やすのは、得策と言えるのだろうか?
まぁ、高齢者が病院や買い物をするには、ミニマムアクセスの方が、何かと便利なのは否定しないけどな。
ましてや、地方自治体の予算的にも優しいのも事実だし、人口が集中する分、住民税収入や地方消費税収入が安定するもの事実だ。
しかし、人口集中するが故の弱点も出て来る。
今度は、人口集中に警察署や消防署が対応出来なく成る可能性が出て来る。
何せ、過疎地域や限界集落地域には、そもそも人材が少ない。
さらに、東日本大震災の様な災害が人口集中地帯に発災すれは、恐ろしい数の被災者が発生した挙げ句、広域化して効率化の為に、警察署や消防署を減らしたツケが回って、被災地域外からの支援や応援が難しく成るのから、人口集中には危険も伴うのだよ!
勿論、被災地への物資供給も遅れる可能性も高まる。
人口の一極集中には、こうした負の側面も勘案しなければ成らない。
ましてや、林業・農業・酪農・畜産など、田舎地域の広大な土地が必要な生産業は、そう簡単に土地を捨てる訳にも行かないし、ましてや食料自給率が低下してしまう。
おじちゃんとしては、こうした政府の緊縮財政が招いた、地方自治体の財源不足からのミニマムアクセス論は、否定的に見ている。
何せ、食料自給率問題や、土砂崩れ等の防災を含めた環境の維持(保護)が、出来なくなってしまいかねないからだな。
おじちゃん個人としては、政府が積極財政で、地方交付税を不足無く地方自治体に供給するか、地方債を政府主導で買いオペし、地方自治体の予算を潤沢にして、過疎化問題や限界集落問題を解消するのが、正解だと考えている。(外国人移民は要らない)
どうだったかな?
で、今月と来月は、社会人のおじちゃんは【決算の棚卸し月間】に突入する(泣)
さらに、親の介護も中々に大変に成って来ている(泣)コロナ問題含めてね(泣)
な訳で、暫くの間は後書きを控えるので、御免してね?
(´・ω・`)ショボーン




