外国人移民労働者は、本当にローコストと言えるのか?
【秋保電鉄のチャンネル(ニコ動)】
https://sp.nicovideo.jp/my/video
【秋保電鉄のチャンネル(youtube)】
https://youtube.com/channel/UCjX5bACAgs9hq5qgXqYYQng
さて、外国人労働者の受け入れと言う、実質的な移民政策が始まって暫く経ちました。
一応、政策意図としては、少子高齢化による人手不足への、対応と言う事に成っております。
それと、日本人労働者の成り手が少ない、業種への対応ですね。
外国人労働者を、非正規や低賃金で雇用する事により、コストダウンが図れると言う話も耳にしますが、そうした問題が取り沙汰された末、外国人研修制度の見直しにより、実態はともかく、日本人労働者と同待遇を求められる様に成りました。
では、生産性の向上を見越した、省力化設備の導入コストと、外国人労働者による労働コストは、一体何方が安く付くのでしょうか?
まず、あくまでも企業経営者が、外国人研修制度をキチンと守っていると言う前提で、話を進めます。
ちなみに、外国人労働者を日本人労働者よりも低賃金で働かせる事は、人道上も人権的にも、許される行為では有りません。
最低賃金を払っていれば良いと言う事では無く、一定の生活水準は保てる給与を保証する事が、日本人、外国人に関係なく、とても大事な事なのです。
外国人労働者を受け入れるのなら、キチンとした待遇を保証するのが、当たり前の事なのです。
日本人同士の間でも、非正規雇用と正規雇用との間でも、同一労働にも関わらず賃金格差が存在して問題視されましたが、例え相手が、日本よりも所得水準の低い国の出身者でも、日本で暮らす以上は、日本の物価水準で生活するのですから、同一労働同一賃金は当然なのです。
それを踏まえて解説致します。
例えば、とある製造業の町工場が、日本人労働者の求人の不足から、外国人労働者を雇い入れようとしているとします。
この町工場には、他の選択肢も有ります。
それは、省力化設備の導入、つまり製造機器の導入により、労働者一人辺りの生産性を向上し、人手不足を解消すると言う選択肢です。
では、この2つの選択肢には、それぞれどの程度のコストが予想されるのか?
まず、外国人労働者に、今いる日本人労働者と同待遇をするとして、非正規雇用かつ、時給制だったと仮定します。
この場合、日本人の非正規雇用者を雇うのと、全く同じコストが掛かりますよね?
つまり、人件費や社会保障費等です。
仮に、月収換算が月平均20万円とするのなら、年間約240万円のコストが掛かります。
更に、外国人、日本人労働者に関係なく、社会保障費には、社会的なコストが掛かっております。
社会保障費用は労使折半ですが、社会保障費用全体に対する国民の負担割合は、現在は44.6%に成ります。
残り約55%が、国や地方自治体の負担に成ります。
つまり、社会保障費用には、社会的なコストも含まれております。
この中には、特別国債等からの支出分も含まれますので、正に社会的なコストな訳です。
単純に、人一人に掛かるコストを、人件費ノミで語る訳にはまいりません。
労働者一人に掛かるコストは、民間のコストと、社会的なコストの2つが存在するのです。
では、省力化設備の場合はどうでしょうか?
機械は、一度買って設置して仕舞えば、定期的なメンテナンス費用や、電気代や消耗品費用以外は掛かりません。
社会保障費用も、勿論必要有りません。
給与も必要有りません。
先程の様に、労働者一人辺りに掛かる年間コスト、つまり人件費は、月収20万円として、年間240万円ぷらす、社会保障費用の社会的なコスト。
ところが機械は、仮に最初の導入費用が一千万円だったとしても、大雑把では有りますが、人間の労働者の約5年分で、元が取れてしまう計算に成ります。
5年の雇用期間など、あっという間ですよね?
同じ付加価値を作り出せるとするならば、何方が結果的に安く付くかは、この通り明らかなのです。
それに機械には、セクハラもパワハラもございませんよね?
機械は、故障はしても、基本的に、逆らったり、病欠したり、文句を言ったり、サボったりはしません。
こうした事も加味すると、とても労働者を低賃金で使い捨てする方が安いとは、到底言い難く成りますよね?
逆に言えば、機械化による人手不足の解消法は、後々の事を考えても、コストパフォーマンスが高いと言えると思います。
現状では、まだまだ人の手でなければ成らない作業も多いですが、例えば介護現場等でも、電動パワーアシストスーツにより、腰痛の発症を抑えたり、それこそ、二人がかりだった作業が、一人で済んだりする訳ですから、人手不足の解消にも役立つ訳です。
新規の省力化設備の導入は、高額な導入コストが掛かったりしますので、町工場等では及び腰に成りやすいので、地方自治体の補助や、政府の補助等が有れば、人手不足の解消や、生産性の向上から、生産コストの削減が出来たり、その恩恵から、さらなる設備投資や、労働者への賃金上昇と繋がる事にも、成るかと思います。
人手不足を人手で補うのでは無く、人手不足を省力化設備で補う事で、将来的な利益上昇が、生まれ易くなると思います。
今週は【外国人移民労働者は、本当にローコストと言えるのか?】を投稿したぞ!
感染症問題で、最近は外国人労働者の【新規入国】は減っているが、感染症問題前の外国人労働者は、普通に入国している。
これが、感染症問題再拡大に関連している可能性は有るが(外国人移民の多い、北海道・大都市圏・米軍基地の有る山口県と沖縄県が特に再拡大している)、今回はその外国人労働者が、本当にコストダウンに繋がるのか?を検証したので、是非とも読んで確かめて見て欲しいぞ!
出来れば、動画も宜しく!!
(๑•̀ㅂ•́)و✧




