コンパクトシティ反対論!!都市部一極集中が進むだけ
少子高齢化問題から、コンパクトシティ構想が、特に地方自治体により推進されつつ有りますが、これには、見逃しがちな問題が、多数存在しております。
まずは、コンパクトシティの概要から。
コンパクトシティとは、都市的土地利用の郊外への拡大を抑制すると同時に、中心市街地の活性化が図られた、生活に必要な諸機能が近接した、効率的で持続可能な都市、もしくはそれを目指した都市政策のことである。
と言う事ですが、まぁ、問題点を華麗にスルーし過ぎな、良い点だけをピックアップした表現ですね。
まず、コンパクトシティ構想とは、限界集落や過疎化地域を切り捨てる政策で有るのは、日を見るよりも明らかですよね。
つまり、都市部一挙集中の、加速化政策に過ぎません。
では、林業に従事する方々や、農業や魚業に従事する方々は、一体どうしろと言うのですかね?
此等の一次産業に従事する方々は、田舎で疲弊する一方ですよね?
コンパクトシティ構想では、人口を都市部に集中配置する訳ですから、そもそも、林業や漁業や酪農は、最初から経営不可能です。
広大な工作地が必要な、農業も当然無理です。
ね?コンパクトシティ構想など、無茶苦茶も良い所ですよね?
都市部に住んでいる方々の生活しか考えていない、国家感が完全に欠如した発想だと言えます。
コンパクトシティとやらに住む方々は、何処から食料を調達するのでしょうか?
ましてや、都会のど真ん中に、加工食品工場やら、家電製造工場やら、配置するつもりなのですかね?
それらは、郊外に配置すると言うのなら、郊外に通勤する為に、多大な時間を浪費する事に成りますので、生産性が落ちるのは確実です。
ましてや、日常生活の余暇時間が抑制されますので、サービス産業関係の、消費が減る結果にも繋がりますし、誰が好き好んで、遠くの職場まで通いたいと思うのでしょうか?
誰でも、職場は近いに越した事は有りませんよね?
東京や大阪などの大都市圏を見れば、その通勤時間の過酷さが分かります。
既に、コンパクトシティの成れの果ての見本を、東京や大阪が体現しておるのです。
結果、古くから住んでいる方々以外は、家賃などの高さから、遠い郊外地域や、他県から通勤して来ておりますよね?
挙げ句の果が、世界でも例を見ない規模の通勤ラッシュです。
大都会などと申しますが、東京こそ、コンパクトシティの結果なのです。
食料自給率をかんがみても、都市部一挙集中は問題が多く、現に東京や大阪では、問題が山積しているでは有りませんか?
それを、ワザワザ地方都市でやる、意味が何処に有るのでしようか?
ましてや、北海道などは、日本の食料供給の要ですので、札幌への都市部一挙集中など、もってのほかですよね。
と言いますか、寧ろ東京や大阪などから、郊外へ人口を移す政策の方が、日本の未来にとっては、余程重要なのです。
とどのつまり、コンパクトシティ構想とは、商業的な利益の最大化ノミを、考慮した政策で有ると言えます。
コンパクトシティにより、人口や商業施設が集中し過ぎ、公共交通機関や道路が慢性的に混雑し、商業施設やサービス産業などでも、慢性的な混雑や、トイレすら大行列するなど、生活の利便性が向上しているとは、とても言えない状況なのは、言うまでも有りません。
人口を郊外へ移す事により、慢性的な交通渋滞や通勤ラッシュを緩和する事が出来ますので、むしろ生活環境が向上しますし、過疎化の解消や限界集落の解消。
それら過疎化が進む自治体の、税収改善にも繋がり、大都市圏への税収の偏りを改善する事も可能に成ります。
それにより、地方消費税導入による、地方交付税の減額の影響も減らす事が出来ますし、地方地域の活性化にも繋がります。
何よりも、地方生活者の生活安定により、少子高齢化対策にも繋がりますし、都市部の保育所不足も、自然と解消されて行きますよね?
ましてや、先程も言いました通り、地方自治体に人口を分散しませんと、食料自給率の改善も出来ませんし、林業などの環境保全に関わる分野も、いずれは継続困難に成って仕舞いかねませんよ?
食料を供給している地域が、荒廃しても良いのでしょうか?
それとも、新幹線も止まらないど田舎へ、数時間も掛けて農業や漁業などで働きに向かうのでしょうか?
もしくは、週末まで仕事をする為に、田舎で暮らしますか?
となれば、最低限の商業施設や、サービス産業も欲しく成りますよね?
と言いますか、都会に帰るの面倒くさいのでは?
そう言う事なのです。
コンパクトシティ構想など、既に大失敗した政策なのです。
その証拠が、東京なのです。
どうだったかな?
おじちゃんも冬休みを満喫したいので(普段の介護疲れも含めて)、後書きは来週から再開するぞ!




