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学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
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何故?発展途上国では、暴動が起きやすいのか?【報恩思想パート2】(職業に貴賤は無い)

さて、発展途上国では、災害や政府がポカをやらかすと、途端に暴動や打ち壊しや略奪行為が繰り返される


テレビやネット動画でも、良くご存知の光景だよな?


特に発展途上国では無くても、例えば『ブラジル』『アルゼンチン』『アメリカ』『フランス』『ドイツ』『スウェーデン』等でも見られる、心温まる光景だ(嫌味)


まぁ、歴史の授業でも習う通り、昔の日本でも、こうした暴動や打ち壊し、そして略奪行為が【一揆】と言う名で行われていた事は、知っていると思う


勿論【百姓一揆】や【町民一揆】は、時の支配者の無能や悪逆


大災害等の『命に関わる大惨事』の時や、戦国時代等の『世の中が不安定な時代』に日本でも多発した


中には、伊達政宗が起こしたとされる『葛西大崎一揆』の様に、謀略の為に民間人の不満を煽った事例も有る



>【葛西大崎一揆かさいおおさきいっき


は、天正18年(1590年)に発生した、豊臣秀吉の奥州仕置により改易された葛西氏・大崎氏らの旧臣による新領主・木村吉清・清久父子に対する反乱である。


政宗が一揆に書状を送るなどして煽動したという疑惑については、政宗の関与を否定するむきも有るが(氏郷の策略・須田伯耆の誣告・一揆衆による宣伝工作等)、政宗自身が一揆を煽動していたとの見解が最有力である。奥州仕置で惣無事令後に獲得した会津ほか8郡を没収された政宗が、失地回復の手段として、一揆を起こさせて新領主の木村を失脚させ、一揆鎮圧の功績を以て葛西・大崎旧領を獲得しようと企んだ、というのが大体の筋書きで、須江山における一揆謀殺も、証拠湮滅のために行われたと見られている。


秀吉もまた、政宗の申し開きを表向きは認めたものの、明らかに懲罰と見受けられる措置をとっていることから、政宗の煽動が一揆発生の原因と判断したと考えられる。

(ウイキペディア)


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%9B%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E5%B4%8E%E4%B8%80%E6%8F%86



さて、暴動や略奪行為が、何故発展途上国や一部先進国で起きるのか?


その理由としては、まず基本的に『国民が貧困化している』と言う理由が大きい


特に『アメリカ』等の一部先進国は、貧富の格差が大きい事は有名だよな?


ちなみに、左翼大好き『スウェーデン』も、貧富の格差が拡大して来ている事が指摘されている



>【焦点:揺らぐスウェーデンの平等社会、富裕層減税で格差拡大へ】


[ストックホルム 10日 ロイター] - 平等な社会だと世界的に定評のあるスウェーデンだが、社会民主労働党率いる政府が導入する高所得者層向けの減税策により、富裕層と貧困層の格差が拡大することになる。

(ロイター通信)


https://jp.reuters.com/article/sweden-rich-tax-idJPKCN1RM0XK



つまり、普段から貧困層は富裕層に対してルサンチマン(不満)を溜め込んでおり、普段労働で搾取されている鬱憤うっぷんを、ここぞとばかりに発散し、自分の職場から商品を強奪したりする訳だな


ましてや、命に関わる大災害の場合、貧困層ほど普段から食料等のストックが少ないし、ましてや、便乗値上げ等が起きた場合に物資や食料を調達するお金が無いから、尚更暴動や略奪に【走らざるを得ない】訳だな


自分の命や家族の命が掛かっておるのに、お上品に構えている場合では無い


だから、発展途上国やアメリカ等の一部貧富の差が大きい先進国では、暴動や略奪が横行しやすい


ましてや、移民等が多く、国民の統合意識が薄い(ナショナリズムの欠如)が激しい国では、尚更、他人の事などお構い無しに成りやすくなるのは、言うまでも無いよな


安倍内閣(自公連立政権、特に自民党)等が、新自由主義政策を推し進め、貧富の差の拡大や、移民が無作為に増えて仕舞うと、再び日本国内でも、暴動や略奪行為が頻発する可能性は【極めて高い】と言える


つまり、暴動発生のメカニズムとは、所謂『民度の問題』等では無い


為政者の無策や無能、悪逆による国民の貧富の格差拡大が、より人口のパイが大きい中〜低所得者層にルサンチマンを溜め込ませ、それが爆発する事が原因だと思われる


それに日本の戦後にしても、労働争議で暴動騒ぎが起きた事は、知っている読者も多いと思う



>1952年4月28日にサンフランシスコ平和条約が発効、GHQの日本支配が終わる。日本の経済も拡大を見せるが、産業全般にわたる合理化も進められる。その中で左派系組合の運動が先鋭化し、炭労や電産などによる大規模ストが頻発する。これらの多くが失敗に終わり、組合の分裂が多く起こった。その象徴としては1954年の全日本労働組合会議(全労会議)の成立が挙げられる。

(ウイキペディア)


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8A%B4%E5%83%8D%E9%81%8B%E5%8B%95%E5%8F%B2



これもまた、『腐った民主主義(資本主義)が、全体主義を育てる温床に成る』の良い見本だな?


労働争議の立役者は、大概【左翼】だからな


つまり、今の日本は『腐った民主主義(安倍内閣)が、全体主義(令和新選組)を育てる良い温床に成っている』と言う事だよな?


ほら、現実に起きてるじゃん?


もっとも、民主主義を腐らせているのは、確かに欲たかりの富裕層(大企業含む)や欲たかりの政治業者(主に自民党)だが、それを放置したり、無作為に是認している【国民の責任】なのは言うまでも無い


だから選挙の度に、『投票権を持つ読者は、必ず投票して下さい』と、お願いしている訳だ


これを学校教育で教えないのも、こうした社会を生み出した温床だよな?


では、何故現在の日本では、こうした暴動や打ち壊し、そして略奪行為が大災害が起きてもあまり起きないのか?


それは今の所、低所得者層で有っても、ソコソコ生活が出来ているからと、無意識下においても、国民統合意識ナショナリズムが働いているからだと思われる


しかし、これ以上国民の貧困化が進むと、暴動や略奪が起きる可能性は否定出来ない


ちなみに、おじちゃんは東日本大震災の被災者(しかも震源地域)だが、あの当時も近所のスーパーやコンビニの一部は、普通に【便乗値上げ】をしていたぞ(怒)


何せ弁当やおにぎりが、2倍や3倍の値段に成っていたからな


米やパンなどは、10倍以上の値上げをした、悪辣な輩も居たぞ!!


それでも、何とか【ダイエー仙台店】等の好意により、寧ろ食品や物質の値下げ販売が行われたおかげで、難を逃れる事が出来た


あの、世界中に報道された【ダイエー仙台店、超大行列】の裏側には、こうした民間企業の好意があったのだよ


低所得者層ほど、生き残る為には打ち壊しや略奪も辞さなくなるのも、こうした【便乗値上げ】等で物質や食料を買う事が出来なく成り、餓死する可能性が高まったりするからだ


ましてや、東日本大震災当時は、マダマダ東北地方は寒い時期の3月だったから、暖房に使う灯油やガソリンも、輸送再開が行われるまで、トンデモナイ値上げ率を記録した物だ


この事実を持ってしても、日本人の民度など、大した事は無いだろ?


逆に倒産した【ダイエー】等の一部企業には、健全なナショナリズムを持つ企業も存在したと言う事だな


『良い人は早死する』とは、良く言った物だ(泣)


まぁ、避難所に逃げられ無かった低所得者の中には、震災関連死(餓死・絶望して自殺・凍死)等も、あまり全国区で報道されなかったが事実有った


災害が多発する日本において、これを防ぐにはどうしたら良いのか?


それは、国民の所得を『災害が起きても困らない程度に底上げする』事が大事だよな?


単に国力拡大や税収増だけでは無く、災害多発地域の日本においては、低所得者層の所得の底上げが、悲惨な災害関連死や、暴動や略奪を防ぐ手段にも成り得ると言う事だ!!


それには、健全なナショナリズム(国民統合意識)が不可欠だ


その「ナショナリズム」を破壊するのが、おじちゃんが散々批判し続けている『新自由主義思想』何だよ


何せ『人・物・金の、国境を超えた自由な移動(国家の否定)』が、新自由主義思想だからな


以前も解説しているが、昔の起業家や富裕層は


※『金は天下の周り物』


※『貴方が儲かりゃ、私も儲かる(地域経済の活性化)』


※『職業に貴賤無し』


と、名言・格言を残した実業家は多い


以前紹介した【殿利息でござる】も、報恩思想や地域経済の重要性を、実話を元に作った名作だったよな?


あの映画の中にも、『職業に貴賤無し』のシーンが有る


その一つが


『あんたは一体どっちを向いて仕事をしてるんだ?本当に偉いのは、穀田屋さんや、普段何気無い仕事をしている人達だ!!』のシーンと


貧困の末、夜逃げする大工の町人に対して浅野屋の先代当主が声を掛けるシーン


『あんたは良く頑張った、あんたが悪いんじゃ無い、世の中の仕組みが悪いんだ、決して卑屈に成るなよ?』と、借金を踏み倒して夜逃げする大工に、更に『返さなくて良い』と、お金をあげるシーンだな


町の一番の大棚(今で言う大企業)の浅野屋の当主が、江戸時代に現実に行った行為がこれだぞ?


今の馬鹿揃いの大企業の役員や政治家や官僚に、こんな人が居るか?


ひとっこ一人居ないと思うぞ!!


それは浅野屋が、『地域社会が安定してこそ、自身の商売が成り立つ』事を、骨身に染みて分かっていたからだ!!


そして、『職業に貴賤無し』が分かっていたからこそ、夜逃げする大工に、あの様な行為が出来る訳だな


勿論、その息子の穀田屋十三郎も同じだ!!


その浅野屋の更に凄い所は、『自分の息子や家族の将来、そして地域社会の安定の為に、自分の食費や生活費を削って貯蓄し続け、伊達藩に掛け合って、地域の伝馬役の負担を減らそうとしていた』事だな


こんな企業の経営者が、今の日本経済の何処に居る?


全然居ないからこそ、安倍内閣(自公連立政権)が、新自由主義政策を次々に行える訳だろ?


それどころか、企業経営者が、自民党(安倍内閣)に、新自由主義政策を、献金までして積極的に行っているのが今の日本の【現実】だ!


ましてや、創価○会が支持母体であり、派遣会社を営むパソナを抱える【公明党】の、何処に正義が有るのかと?


何だ?○価学会ってのは、新自由主義思想を信望する宗教法人なのかと?


おじちゃん的には、創○学会が宗教法人とは、とても思えないけどな?


単なる『金儲け集団』なのでは?


「創価○会が金儲け集団では無い」と言うのなら、宗教法人らしく『安倍内閣の新自由主義政策に待ったをかける』のが正しいのではないかな?


おや?おじちゃん、変な事書いてるかね?


さて、おじちゃんが今回一番言いたい事は


※【職業に貴賤無し】


と言う、本当に本当に大事な事だ!!


ちなみに、学校で『職業に貴賤無し』や、『報恩思想』を習った事が有るかな?


おじちゃん世代では、報恩思想で有名な【二宮尊徳】は、単に『勤勉さの大切さ』としてしか教わらなかったな


さて、【職業に貴賤無し】とは、『職業に、偉い、偉くないは存在しない』と言う事だ


以前も別項で解説したが、そもそも『現在の社会においては、誰も一人では生きて行けない』と言う【単なる事実】と


自動車を製造販売するにしても


※『設計するエンジニアが居なければ、そもそも車が作れない。しかし、その設計図を元に、製造する技術者や労働者が居なければ、自動車が完成する訳が無い』


と言う事だ!!


そして『その完成した自動車を、販売するディーラーが居なければ自動車を売る事が出来ず、買った自動車を整備する整備工場が無ければ、一般的には安全に自動車を運転する事も出来ない』よな?


だから、どんな職種や職業であれ、その人が居なければ成立し得ないからこそ、昔の人はそれを簡潔に


※【職業に貴賤無し】


と言った訳だよ


そして、地域社会が安定しなければ、自身の商売が成り立たないからこそ


※『金は天下の周り物』


※『貴方が儲かりゃ(労働者が沢山給与を貰えば)私も儲かる(企業や富裕層も儲かる)』


と言う【単なる社会構造的な事実】を、昔の人は名言や格言として、残してくれた訳だよ


それを『全く、全然、これっぽっちも分かっていない(理解してない)』のが、安倍晋三や竹中平蔵を代表にした、新自由主義者達何だぞ?


これで本当に良いのか?


自分達の未来が、新自由主義者の欲たかり共に『岩盤規制をぶっ壊す(笑)by安倍晋三』と、次々に壊されて行っておるのだぞ?


本当に本当に、これで良いのか?


よ〜く考えて見て欲しいぞ?!

どうだったかな?


今回は長い(通常の2倍の文量)なので後書きは控えるが、新自由主義(極端な利己主義と資本原理主義)が進むと、格差が絶望的に広がって、必ず暴動が起きやすくなる。


当たり前だよな?


食うや食わずの状況で、他人の事など構ってられないからな!


これが、一等国民様気取りの新自由主義者は全く分かってないし、理解しようともしない!!


そして、過去の専制主義国家がそうで有った様に、いずれ国民から淘汰される。


まぁ、気付いた時には手遅れだから、こうした政変が起きるのだかね?


人間は、こんな馬鹿げた事を、何回繰り返せば良いのだろうな?

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