『終身雇用』『年功序列』を無くすと、デフレから脱却出来なく成るかも?
さて、おじちゃんが『終身雇用』や『年功序列』の維持に拘る(こだわる)のは、それなりの理由が有る
今迄解説して来た通り
※『終身雇用により、労働者は生活の安定と仕事の熟練度の向上を得られ、雇用側は、熟練労働者と熟練労働者から新規採用者への技術やノウハウの継承を用意に出来る』
※『年功序列により、労働者は生活の安定と毎年の定期昇給で将来への展望を持つ事が出来る。故に借金をしてマイホームを買い、子供の子育て費用や学資、老後の資金の安心を得られる(退職金含む)』
と言う事だな!
故に、此等の『労働者の生活安全保障』を破壊すると、確実に景気が悪くなるからだ!
それは、『小泉構造改革』により実証済みなんだよ
>【聖域なき構造改革】
聖域なき構造改革とは、日本の小泉内閣(2001年-2006年)が掲げた経済政策スローガン。「小泉構造改革」とも呼称された。また、当事者たちは「新世紀維新」とも称していた。
発想そのものは新自由主義経済派の小さな政府論より発したものである。郵政事業の民営化、道路関係四公団の民営化等、政府による公共サービスを民営化などにより削減し、市場にできることは市場にゆだねること、いわゆる「官から民へ」、また、国と地方の三位一体の改革、いわゆる「中央から地方へ」を改革の柱としている。
【雇用】
ニューエコノミーへの転換の影響によって労働構造が変化(多数の熟練者を求める社会から、少数の創造的な社員と多数の単純作業を求める社会へと変化)し、多数の非正社員を生んだ。
2003-2007年の日本の就業形態別就労状況によると、派遣労働者の割合は2.7%増え、日本の労働人口約6600万人の中の約200万人となった。2008年時点で、派遣労働比率(非正社員に占める派遣労働者の比率)は8%となっている。2008年時点で、雇用者全体に占める派遣労働者の割合は2.7%である。
正社員の割合は2001年から2006年の6年間に72%から67%にまで低下し、約230万人減少している。2002-2006年の5年間で、非正社員は320万人増加し、正社員は93万人減少している。
労働者派遣法の改正は、短期的には失業率を減らし企業・労働者の双方に利益をもたらしたとされるが、長期的には派遣切り・ワーキングプア問題を生み出し「産業の空洞化」にもつながった。
(ウイキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E5%9F%9F%E3%81%AA%E3%81%8D%E6%A7%8B%E9%80%A0%E6%94%B9%E9%9D%A9
実は、小泉構造改革(聖域なき構造改革)と、安倍構造改革(アベノミクスの一部)は、ほぼ全く一緒で、その犯人も竹中某さんなのだが、その話はおくとして・・・
確かに小泉内閣当時は、何せ失業率が高かったのは確かで、ワーキングシェアの名の元に、『正規労働から非正規雇用への転換』が行われ、失業率が改善したのは事実だ!
しかし、失業率は改善したものの、結果非正規雇用化された多くの『失業者』は、低賃金から消費を減らさざるを得なくなり、結果実質消費が思う様に改善しなかった
しかし、政府支出的には、社会保障費用(雇用保険)の支出を減らす事に成り、所謂『プライマリー・バランス黒字化目標』に近づけた事に成るな
※注(当時は、非正規雇用者への、社会保険適応は無かった)
ちなみに『雇用保険(失業給付金)』は、雇用者・労働者・日本国政府の三者で成り立っている
その後安倍内閣により、非正規雇用から正規雇用への転換を図っているが、何と!中途採用者の4割が【非正規雇用】と言うデータも!!
>【年収200万円未満が75% 非正規のリアルに政治は】
全都道府県で1倍超の有効求人倍率、高い大卒の就職率、歴史的な低失業率――。安倍政権は「アベノミクスの成果」として雇用の指標をよく語ります。でも、非正規雇用が10人に4人にまで増え、そのほとんどの年収が200万円に満たないことはあまり触れられません。安倍晋三首相が「非正規という言葉を一掃する」と言いながら、歯止めなく増え続ける非正規雇用も、参院選での論点になりそうです。(後略)
https://www.asahi.com/articles/ASM6F73F1M6FULFA04B.html
果たして、この現状を見て『無職よりはマシだ!!』と言えるのかな?
確かに無職よりはマシかも知れない
しかし、おじちゃんも含めたワーキングプアの人達が、消費を増やせる訳も無く、ここへ来て『社会保障の充実が〜!!』と【大嘘】をついて、消費税増税を図る愚か者を、おじちゃんはマトモな政治家とは思えないな!!(怒)
ましてや、この欲集り共を金科玉条の如く崇め奉り、おじちゃんの様な【積極財政派】や【安倍晋三批判派】を非難する様な、この盲目の新興宗教の信者の様な輩や欲集りの餓鬼共と、何方が本当に日本の未来を憂いているのかな?
誰でも、好きで貧乏人やってる訳では無いよな?
さて、本題に戻すと、『終身雇用』と『年功序列』が既に崩壊して久しい
別にトヨタの社長の戯言を聞くまでもなく、小泉構造改革(主犯 竹中平蔵)の頃より、とっくの昔に『終身雇用』も『年功序列(定期昇給)』も無くなっている
実は、トヨタの社長が言う様な形での『終身雇用』の維持が出来なくなった時期が、過去にも有るのだ
それは、『バブル景気の頃の、転職ブームの時期』だな!
寧ろこれは、人手不足の企業が高待遇(高賃金)で他社から労働者を引き抜いた事から、『レベルアップ』の手法として、労働者の方も転職をくり返した経緯が有る
だからこの頃は、『転職=高賃金』が成立しておったが、今は違うよな?
バブル景気の頃と、同じに扱ってはいけない!
さて、この2つの労働者の生活安全保障、『終身雇用』と『年功序列』
これが無くなって、日本はどうなったか?
まずは、おじちゃんの今迄の解説通り、貧富の格差が盛大に拡大しました!!
>【日本がはまり込んだ深刻な「貧富格差」の現実】
所得格差のレベルは先進国でワースト8位
世界第3位の経済大国でありながら、日本には高い貧困率という問題が存在している。7人に1人が貧困にあえぎ、1人親世帯では半数以上が貧困に苦しんでいる。
先進国の中で最悪のレベルに近い日本の貧困率
日本では貧困率のデータは3年ごとに調査されている。最新の数字は2015年に発表された15.6%。ひとり親世帯の貧困率では50.8%となっており、先進国の中では最悪のレベルに近い。(以下略)
(東洋経済オンライン)
https://toyokeizai.net/articles/-/260891?display=b
おじちゃんも、その被害者の一人だ(泣)
(ノД`)シクシク
おじちゃんは、運良くず〜っと正規雇用だが、賞与も定期昇給も無くなって久しい有り様だぞ?!
親の介護負担も相まって、自家用車の買い替えも出来ない
そして【独身】だ(泣)
おじちゃんの様な貧困層を、『所詮負け犬の泣き言』と言う様な、先日炎上した某投資家さんや、おじちゃんをやたらと左翼呼ばわりしたい『頭の不自由な方々』がおるが、果たしてそうかね?
つまり、おじちゃん自身が今現在体験しており、更にはおじちゃんと同じ様な境遇のご家庭に共通する事は?
※『年功序列(定期昇給)も終身雇用も無くなったら、万が一に備えて、少額でも貯蓄(蓄財)せざるを得ない』
と言う単純な事実だな
おじちゃんも、少ない給与から、必死に毎月二万円は、貯金する様にしているぞ
当たり前だよな?
給与が増える事が判らない、そして、何時解雇されるか分からない、そんな時に、のうのうとアレコレ買っていられないのは、貧乏人なら誰でも分かる事だし、おじちゃんも、娯楽と言えば、安く付くのでインターネットの動画視聴や、月たったの390円(年会費の場合)の、アマンゾン・プライム特典の視聴位だな
あとは、ゲーマーだから、中古で2000円以下に成ったゲームを遊ぶ程度だ
旅行する金が有ったら貯金する!!
当たり前だ!!
生活が掛かってるのでね!!
泣き言と思うかね?
これでもおじちゃんは、それなりに楽しんでは居るぞ?人生を(笑)
んな事で絶望して、一々死んでは居られないからな!!
人間生きていてナンボだし、次世代の君達には、こんな惨めな生活は送らせたく無い!!
だから、おじちゃんと同じ境遇の人達を、一人でも救えるのなら、言論活動を続ける!!
つまり、低所得者層は、好きで節約をしておる訳では無い!!
日本は年収400万円〜600万円以下が一番人口が多く、およそ41%に登るんだよ
こう見ると、以前解説したが、子供を持つとしても、年収600万円世帯で2人までが限界かな?
年収400万円世帯では、子供一人でもイッパイイッパイだな?!
そこへ持って来て、『年金足りないから、自分で2000万円〜3000万円用意しろカス!!』と言われても、まぁ、無理ゲーだし、『残価設定クレジット』何ぞやらなければ、軽自動車すら売れないのは当然では?
更に追い打ちを掛ける様に、『軽自動車税増税(何と1.5倍)』
馬鹿かと?
売れなくしてるの、お前ら欲集りの『新自由主義者』じゃん!!
生活が安定しなければ、そりゃあ消費は増えね〜よ!!
伊達にSF作家の多くが、『未来の人間社会は、消費する奴隷と一部の支配者で構成される』と言う、未来を書いている訳では無い!!
しかも、社会保障の名目で、次々に社会保障費を増額し、挙げ句の果に給付を減らしたら?(今の安倍内閣)
将来不安がより一層高まり、消費を増やす人は減って、蓄財(貯金や投資)に回す人が増えて当然だろ?!
だから『終身雇用』と『年功序列』は、日本の経済成長を支えた【最重要の社会保障】だったのだよ!!
そして、これにより、例え低所得者層でも、未来に少なからず展望が持てたのだよ!!
少なくとも
※『今年より来年は、より良い生活が出来る』
と、期待出来たのだからね?
それをぶっ壊したのが、小泉純一郎と安倍晋三と竹中平蔵と言う新自由主義者の【大変不愉快な仲間達】だ!!
おじちゃんの言う事が、単なる弱者の泣き言なのか?
読者諸兄、冷静に考えて見て欲しい!!
ちなみに、何とも御目出度い事に、更に日本の実質賃金が下がったぞ!!
それでも消費税増税とか(呆)
( ゜д゜)ポカーン
>『4月の実質賃金、速報値下回る1.4%減 基本給も減少に転じる
厚生労働省が21日発表した4月の毎月勤労統計調査(確報値、従業員5人以上)によると、実質賃金にあたる1人あたりの現金給与総額は前年同月比1.4%減で速報値(1.1%減)を下回った。
基本給にあたる所定内給与は0.1%減の24万6445円で、0.1%増の24万6796円だった速報値から減少に転じた。(後略)』
(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HIO_R20C19A6000000/
これが、安倍内閣・財務省・財界・そして安倍信者の現実ですよ・・・
馬鹿馬鹿しい(爆)
どうだったかな?
前回の続きの様な解説になったが、1つ言える事は、新自由主義者の一部は、無自覚に新自由主義を礼賛していると思われる。
それが、【エニウェア族(世界中何処でも暮らせる人)】に共通する、極端な個人主義(自己責任論)だな。
なので彼らは、おじちゃんの主張する【ナショナリズム(国民の団結)】を、理解出来ないか、理解しようともしない。
だから、「自分が出来るから、他人も出来る。自分の関係する事象以外は、関心の外に有るので、理解しようともしない(自己責任論)」だな。
まぁ、コスモポリタン的な、人類皆兄弟を【無責任に唱える】連中も、個人主義だからこんな事を【ろくに自分で考える事もしないで礼賛する】事に成る。
つまり、リベラリズムとグローバリズムは、共通する点が有ると言う事だな。
根底に有るのは、【極端なエゴイズム】だ!!
そりゃ、おじちゃんの様な【ナショナリスト(国民の一致団結)】を訴える人とは、意見が合わないのは当然だ。
ちなみに、グローバリズムは今回のコロナ危機で、【平時にのみ適合する】事は、医薬製剤の国内流通の不足や、マスクの供給停止から明らかに成った。
しかも、日本国内の供給能力(生産能力)が、輸入依存により、低下している事も、同時に明らかに成った訳だ。
これでも、新自由主義や自己責任論を振りかざしている連中は、少なくともおじちゃんは【理解したくない】
理解出来ない訳では無い事は、上記の解説からも分かるよな?
極端な個人主義(自己責任論)を振りかざす、新自由主義礼賛者の意見が正しいのか?
おじちゃんの様な、【ナショナリズムに基づく、管理されたグローバル化(グローバリズムでは無い)】が正しいのか?
よ〜く考えて見て欲しいぞ?




