ショックドクトリンを許すな!!『9月新学期制が世界標準』の大嘘!!
現在、学校の9月新学期制について、色々と取り沙汰されております。
私個人としては、こうした感染症問題が発災している時期に、ドサクサに紛れて、こうした国民負担の大きな改革を行うのは大反対です。
こうした行為を、ショックドクトリンと言います。
先日先送りに成った、公務員改革法及び、検察庁の定年延長問題も、所謂ショックドクトリンですね。
キチンと議論する余裕が無い時期に、ドサクサに紛れてこうした改革を行うのは、矢張り納得出来ません。
現内閣の、正体を晒した行為だとも言えると思います。
ちなみに、9月新学期制について。
世界標準では、9月新学期制が普通だから、留学などを考えても、9月新学期制が良い。
と言う話を、よく見かけます。
これは、本当でしょうか?
9月新学期制が、世界標準なのでしょうか?
実際には、こうなっております。
1月、シンガポール。
2月、オーストラリア、ニュージーランド。
3月、韓国。
4月、日本、インド。
5月、タイ。
6月、フィリピン。
7月、インドネシア。
8月、ドイツ、スイス、フィンランド、スウェーデン、デンマークなど。
9月、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国、香港、台湾など。
出展、外務省。
確かに、9月新学期制の国は多いですが、間違っても、世界標準ではありませんよね?
と言いますか、見事に世界各国でバラバラです。
8月新学期制の国も多いですが、北欧諸国に多い様ですね。
と言う訳で、9月新学期制が世界標準は、完全に嘘です。
そして、特に日本の場合、プロスポーツ選手を目指して、幼い頃から努力して来た学生諸氏には、今更9月新学期制は、迷惑千番なだけですよね?
9月新学期制を押す人達が、此等の問題を語っている所を、少なくとも私は見ておりません。
特に、ドラフト会議の有るプロ野球選手を目指す球児達は、今更夏の甲子園を、ずらされてはたまりませんし、9月新学期制を導入するには、数年の移行期間が必要ですが、その間のプロスポーツ選手を目指す学生達は、大人の事情に振り回される結果に成ります。
ましてや、プロリーグを運営する企業も、此等の諸問題に付き合わされる事に成ります。
この辺の議論も無しに、ドサクサマ紛れにこの様な大変革を、行っても良いものでしょうか?
ましてや、プロリーグの運営企業は、感染症問題により、収益が殆ど上げられない状況下で、この様な面倒事を起こされては、たまったものではありませんよ?
この様な、ショックドクトリン的な構造改革には、騙されない様に注意する必要が有ります。
どうだったかな?
9月新学期制が世界標準など、大嘘なのが明らかになったろ?
別に教育制度など、主権国それぞれの制度なのだから、世界に合わせる必要が何処に有ると?
それは、新自由主義の思想丸出しだよな?
『他国が〜!!だから日本も〜!!』
新自由主義のやり口、そのものでは無いかな?
TPPにしても、『EUが〜!!だから日本も〜!!』
消費税増税にしても、『スゥェーデンが〜!!だから日本も〜!!』
水道民営化にしても、『ペルーが〜!!だから日本も〜!!』
な?新自由主義者の思想丸出しだろ?
9月新学期制など、この程度の話何だぞ?
バカバカしいプロパガンダに、騙されては『駄目絶対!!』だぞ!!