生産性の向上を、白物家電で解説!
動画版解説をアップロードしました!
タイトル『中国発感染症から見る、外需依存の脆さ』
https://m.youtube.com/watch?v=Nqsqfs3GG14
出来ましたら、チャンネル登録と、評価をして貰えると、幸いです!!
今後も動画をアップ予定ですので、何卒、宜しくお願い申し上げます
出来たら、チャンネル登録と、評価をして貰えると、幸いです!!
今後も動画をアップ予定ですので、何卒、宜しくお願い申し上げます
さて、おじちゃんは常々『生産性の向上無くして、賃金上昇は無い』と解説して来た!
理由は、『今まで、複数人で行っていた作業を一人で出来れば、生産性の向上に成り、理屈的には、雇用者数を減らして、一人の労働者の賃金を上げる事が可能になる(前提として、企業が欲張って、人件費を上げないと言う暴挙に出なければ)』
まぁ、デフレの時に生産性の向上をしても、賃金上昇圧力には繋がり難いのは、今の日本の現状を見れば分かるよな?
企業は、コストカットの為に、生産性の向上をするからだな
だからこそ、政府の財政支出拡大と、法人税増税が、絶対に必要何だけどな・・・
法人税を上げれば、『節税する為に、人件費と交際費を増やして、控除額を増やす』と言う行動に、企業を導き易く出来るからだな
こうなれば、実質賃金が増えた労働者が、安定的に消費(需要)を増やすので、景気回復の原動力になる
※(需要拡大→供給不足→設備投資拡大→雇用拡大→需要拡大→繰り返し)
今回は、おさらいと、さらに分かりやすい解説を目指して、家庭内の白物家電(洗濯機・冷蔵庫・掃除機など)で、『生産性の向上とは?』を解説したいと思う!
まず、一番分かりやすい【生産性の向上】をもたらした家電製品は、間違い無く『洗濯機』だ!!
洗濯機は、家事仕事の効率化に、革命を起こした発明だと言っても、決して過言では無い
そもそも、日本初の国産洗濯機は、東京芝浦電気(東芝)の【ソーラー(Solar)】と言う製品に成る
それまでの洗濯と言えば、大東亜戦争前は、タライに洗濯板が当たり前で、井戸で水を汲んで、固形石鹸でゴシゴシ手洗いが普通だった
ちなみに、上水道の普及は、何と!戦後の高度経済成長期である1960年代頃でも、普及率わずか50%程度!!
1978年に、ようやく上水道の普及率が90%を超えた
上水道の普及も、井戸からの水汲みと言う労働から、人々を開放した立派な『生産性の向上』と言える
水を汲みに、庭に出る時間を、その他の作業に回せる様に成るのだから、生産性が向上した事に成る
さて、家庭用洗濯機が日本において爆発的に普及したのは、家電三種の神器と言われた『洗濯機・冷蔵庫・テレビ(白黒)』が、月賦販売を契機に、爆発的に売れた事からだ!!
ここからも、『負債=資産』と言う、図式が分かると思う
負債(月賦販売)→資産(販売店と製造企業)
さて、時代的には、1958年と、1950年代後半からとなる
早くも10年後には、既に『カラーテレビ』と『エアコン(当時は冷房専用のクーラー)』と自動車(軽自動車)が、大ブームと成っている
羨ましいよな?毎年生活が向上して行く、明るい未来が約束された日本だ!
おじちゃんは、是が非でもこの日本社会(来年には、もっと生活が楽になる社会)を取り戻したい!!
話が脱線したが、洗濯機や冷蔵庫が家庭に普及した事で、いよいよ、専業主婦だった女性が、空き時間にパート労働やアルバイト労働に、つける様に成って行く
具体的にはこうだ
※『洗濯機購入』〜『重労働の、手洗い洗濯から開放される』〜『手洗い洗濯には多大な時間が掛かる為、洗濯機の導入で、空き時間が一気に拡大する』〜『洗濯機が可動して洗濯をしている間に、掃除を済ませる事が可能に成る』
つまり、手洗い洗濯に要した時間を、掃除に振り分ける事で、家事労働の生産性が大幅に拡大した事に成る
この、家事労働の時間短縮を、パート労働に使えば、数万円の賃金を得る事が可能に成り、家庭的には『実質賃金が増えた』事に成る
さらに、冷蔵庫では?
※『冷蔵庫を購入する』〜『今まで氷冷蔵庫と言う、非効率的な冷蔵庫で賄っていた為、収納能力が低く、生鮮食品等を長期保存出来なかった物が、一気に長期間の保存が可能に成る』〜『一度に買い物を済ませられる量が増え、毎日買い物に出なくても良くなる』〜『ゆえに、買い物に使う分の空き時間が増える』
と言う、見事な【生産性の向上】が起きる
そもそも、戦前等では、専業主婦が当たり前だった時代から、戦後の高度経済成長期以降に、女性が社会進出出来る様に成ったのは、白物家電による、著しい生産性の向上が起きたからだ!!
さらに、冷凍食品の普及や、レトルト食品の普及等による、料理作業の簡略化
それに付随する、白物家電の『電子レンジ』や『ガスコンロ』の普及
※掃除機〜お掃除ロボットへの進化
(掃除機を掛ける手間が無くなった)
※全自動洗濯機の普及
(洗濯物を干す作業以外は、放ったらかしで良くなった)
※全自動お風呂沸かし装置の普及
(水張りや、湯加減を監視する必要が無くなった)
※瞬間湯沸器の普及
(冬場の食器洗い等に使う、湯沸しの手間を短縮)
※家庭によっては、食洗機の普及(食器洗いの全自動化)
等など、今まで人手に頼っていた家事労働を、全自動、もしくは半自動化された事により、戦前や高度経済成長に比べたら、格段に家事労働は『生産性の向上を成し遂げた』と言えるのだよ!!
だからこそ、女性が労働に戻る事が可能に成った訳だな
逆に言えば、家事労働の簡略化により、男性も女性も、結婚の必要性を感じなく成ってしまう事から、独身の男女が増えると言う側面も有るのかも知れない
特に女性の場合は
※『子育てのストレス』
※『そもそも妊娠〜出産に掛かる身体的な負担』
から開放され、さらに家事労働も、白物家電をくまなく導入すれば、土日で一気に片付く為、結婚の必要性を感じなく成ってしまうのかも知れない
自分でそれなりに、お金を稼げる女性ならば尚更だな?
家庭にしろ、企業にせよ、生産性の向上による、負の側面も有る事は有るよな?
企業なら、労働者の解雇
家庭なら、独身家庭の増加による、少子高齢化だな
しかし、今の日本の場合は、『外国人労働者受け入れによる、生産性の向上の阻害』が無ければ、『人手不足を生産性の向上で賄えば、賃金上昇圧力に繋がって行く可能性が高い』のだよ!!
それには、『税収が財政支出の財源では無い(スペンディング・フアーフト 財政支出が先)』と言う【単なる事実】を、全日本国民が理解しなければ成らない!!
まぁ、それはいずれ解説するとして、こうして家電による生産性の向上を見ても、『生産性の向上無くして、賃金上昇は無し』が理解出来ると思う
家電の普及により、空いた時間に働ける女性が増えた事により、家計が増える訳だからね
生産性の向上が、如何に大事な事か?
理解して貰えたら、この解説を書いた事も報われるのだよ
どうだったかな?
生産性が向上しなければ、基本的には、労働者の賃金上昇には繋がらない
今まで、5人掛かりだった作業を、機械一台とオペレーター一人で済ませれば、残りの4人が他の作業につけ、製造期間や建設期間が短縮し、今までよりも、より多くの、サービスや生産が可能に成る
その事によって、製造量やサービスの提供効率が上がるので、それによって増えた売り上げによって、労働者への賃金上昇にも繋がり易くなる訳だ
本文にもある通り、食洗機や洗濯機によって、主婦の家事労働が時短され、空き時間に、他の仕事をする事が可能に成ので、パート労働や、アルバイト、もしくは共稼ぎを行い、家庭の収入の増加に繋がる訳だ
これを、外国人移民などにより、人海戦術で生産性を上げてしまうと、一人辺りの生産性は寧ろ落ちるから、当然、労働者一人辺りの賃金は低下する訳だ
別に、難しくもなんともないだろ?
この、真逆をやっているのが、毎度お馴染み、自公連立政権こと、安倍内閣だな
まぁ、消費税増税も含めて、景気回復する訳が無いんだよ(泣)