表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
309/580

これが『御用学者』だ!!まだ言っている『コンクリートから人へ』

さて、先年の『日テレ 深層ニュース』において、早稲田大学の教授様が、何やらおかしな発言をしていたので、反論致するぞ!


8/2放送の『日テレ 深層ニュース』において、早稲田大学教授の橋本健二氏が『格差是正の為には、財政支出が不可欠で、公共投資を減らして格差問題に財源を増やせ』と言っていた


>【 日テレNEWS24 格差社会 次世代に定着させないためには?】


https://www.msn.com/ja-jp/video/news/%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%80%80%E6%AC%A1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E3%81%AB%E5%AE%9A%E7%9D%80%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E3%81%AF%EF%BC%9F/vi-BBLqhh4


【動画再生時間 45秒頃〜】


まぁ、聞いた通り『コンクリートから人へ』だよな?この発言の趣旨は


つまり、『インフラ投資や災害対策投資を減らして、格差問題へ財源を回せと?』


言ってはいないが、趣旨はそうなる


恐らく、この討論の場におじちゃんが居て『なら、災害対策工事も減らすのですか?』と聞けば、『そんな事は言って無い』とは言うだろうけどね?


それはさておき、そもそも論からして、この教授様は『経済を語るには、些か難が有る』としか申し様が無い・・・


まず、『格差是正を目指すのに、財政支出を増やす』とは何ぞやと?


これが正しいとするならば、むしろこの教授様が仰った『公共投資を増やす為に、財政収支を増やせ』と成らなければおかしいのだよ


要するにこの橋本健二氏は、『ベーシックインカムなりの、財政支出による手当を、低所得者層にするべき』だと言っているのに均しい


おいおい!なら『財源は何処から持って来るのか』と?


恐らくこの人は、『財政健全化(つまりプラマリーバランス黒字化)には賛成』なのだろう


だから『公共投資減らして格差是正に財源』とか言っておるのだから


おじちゃんが散々指摘して来た『今の財務省や内閣府が言うプライマリーバランス黒字化とは、何かの支出が増えたら、何かの支出を減らす事』だから、あんにその事を橋本健二氏は発言で認めておる訳だよ


んで、『公共投資(災害対策工事含む)減らして、低所得者層にベーシックインカムをしろ』と?


どう思う?読者諸兄?


おじちゃんなら、こんな事は考えないな?


まず、格差是正とは『国が財政支出により行う』物では【根本的】にない


そもそも『経済格差(収入格差)を完全に無くす事は不可能』だ


それこそ、社会主義国や共産主義国、全体主義国ですら、『支配層と国民では、所得格差が有る』のだからね?


北朝鮮や支那を見れば、一目瞭然だろ?


なので、格差是正(貧富の格差を減らす)には、【税制改正によって、高所得者から累進課税により応分の負担を要求する】に成る(応能負担の原則)


これが社会主義国や共産主義国で上手く行かないのは、『そもそも納税では無く、国家(一応)から賃金なり物資が支払われるから』だよな?便宜上は?


だから支配層の【やりたい放題】が、むしろ全体主義では助長されるのだよ


左翼はこれが解ってない


この時点で、橋本健二教授の意見とは、おじちゃんは【根本的に合わない】


まず、『格差是正とは、高所得者と低所得者の収入格差を減らす事ではない』と言う事を理解していない気がする?


【格差是正とは、消費性向の格差を是正する事】なのだよ


【消費性向】とは?例えば、年収1000万円の家庭が150万円の自動車を買うのと、年収300万円の家庭が150万円の自動車を買うのでは、全然収入に対する支出の割合が違う


年収1000万円の場合、1000-150で残金850万円で、収入に対する支出の割合は1割5分


年収300万円の場合は、300-150で残金150万円で年収に対する支出の割合は5割(約半分)


これが「消費性向」と言う物なのは以前にも解説した


つまり、比較的お金持ちの家庭は、年収に対する支出の割合が低い(消費性向が低い)


逆に比較的お金が無い家庭は年収に対する支出の割合が高い(消費性向が高い)と言う事だ


先日絡んで来てブロックしたユーザーが、『金持ちは、そもそももっと金を使うから理屈に合わない』とワケワカメな事を言っておったが、どんな金持ちで有ろうとも、『毎日フェラーリを買ってはぶっ壊して買い換える』等と言う人は居ないし、何よりも幾ら贅沢をしようとも自ずと生活費に費やす費用には限界が有る


更には、この事実と『消費性向』に関する相関関係は全くない


どうもこれが理解出来ず、一項目だけ読んで『気持ち悪い』と仰るので、有り難くブロックしておいた(笑)


さて、この『消費性向』の格差を是正する事が、【貧富の格差の是正】だ!!


これを是正するには、税制改正による『累進課税の強化』が、最も最適なんだよ


その基本理念は、何度か解説した通り


今出来る事なら、『高所得老齢者への、医療費負担増額』等も有るな


そりゃあ、低所得者からして見れば、『国から何もしないでお金貰えれば万々歳』だろうけれども、それでは【何の生産性も上がらない】のだよ


橋本健二教授の主張の通りなら、『生産性の向上や、発災による経済損失を減らす公共投資を減らして、低所得者にベーシックインカムをばら撒くのだから、これにより国内消費(内需)が多少拡大したとしても、輸送インフラが追いつかなくなるので、ロスが生じて折角の景気回復の機会を逃す』事に成りかねない


ましてや、発災したら、生産設備や交通インフラが寸断されるのだから論外だよな?


逆に『ふんだんにインフラ投資を行い(災害対策工事含む)、発災した際の経済損失を減らし、円滑な交通インフラにより生産性を上げれば、公共投資による工事等の経済波及効果も含めて、景気回復が加速する』のだよ


何度か指摘した通り、公共投資による経済波及効果は、かなりの額に成る


土建屋さんその物は勿論!建機レンタル業者、鉄鋼業者、ダンプカー等の運送業者、弁当等の仕出し業者、作業服業者等、マダマダ有る


そして造られた公共インフラは、長年に渡って経済波及効果を生み続ける


【円滑な輸送】【公共インフラのメンテナンス】【発災した際の減災効果】等だな


そして、国全体の景気回復が【内需主導】で行われれば、ある程度自然に格差是正は起きるのだぞ?


正しくは『好景気により、低所得者も不満を覚える程では無くなる』だけだけどな(笑)


好景気に成れば、公共投資を少しづつ減らして、高所得者に累進課税を強化し、法人税を強化すれば、おのずと『所得格差解消(格差是正)』は成される


むしろこうしないと、『バブル景気にまっしぐら』だ(泣)


要するに『格差是正をしたいなら、景気回復を確実に行い、好景気を持続させ、累進課税(個人・企業限らず)を強化すれば良い』と言う事だ!!


これが『日テレ 深層ニュースでの、早稲田大学橋本健二教授の論説』への、おじちゃんの反論に成る

どうだったかな?


まぁ、『御用学者』と言われるくらいで、彼等は仕事で、おじちゃんからすれば、出鱈目を吹聴している訳だ


まぁ、彼等は彼等なりに勉強した結果なのかも知れないが(古典派・新古典派経済論)、積極財政派のおじちゃんからすれば、『バカも休み休み言え』の世界だ!!


本文にもある通り、『生産性の向上無くして、需要増大に対応するのは不可能』だ


例えば、民間企業は、需要が多いと見れば、設備投資を増やして、工場新設等して生産性を向上する


それは、需要が旺盛な『新興国』に、日本企業がこぞって進出している姿からも理解出来る


逆に、今の日本の様に、デフレ不況で需要が縮小していれば、商機無しとして、海外へ出て行ってしまう


良く、『使われないインフラ(道路)を整備するのは無駄』と言うが、そもそも、その道路なり、鉄道なり、高速道路の需要が少ないのは、景気か悪いので、生産性の向上が不要だからに過ぎない(供給過剰)


景気が良ければ、どんなインフラで有ろうとも、大なり小なり需要が発生するものだ


交通量が少ない高速道路が存在するのも、そもそも景気が悪くて、その地域へ荷物を運ぶ需要が無い


若しくは、不景気による都市部への人口流出で、地方が過疎化して、需要が減ってしまっているからだ


過去に鉄道が廃線に成ったのも、不採算路線化した事による


例えば、炭鉱閉鎖(需要の縮小)、工場閉鎖(需要の縮小)による、旅客や貨物の需要不足からだよな


ここから見ても、実体経済においては、【需要が供給を決める】事は、誰も覆せない事実なんだよ!!


つまり、不採算インフラを活性化するには、景気回復(経済規模の恒常的な増加)が不可欠だ


それには、インフラが未整備の地方には、寧ろ不採算でもインフラを整備し、供給能力の毀損を抑え、企業進出に繋げて、人口の増加をはからなければ成らない


だから、おじちゃんは、『地方や過疎化地域で有ればある程、インフラ整備を積極的に行わなければ成らない』と、主張しておるのだよ?!


だから、『コンクリートから人へ』とは、正に【緊縮財政脳】から来るもので、くだらない『プライマリーバランス黒字化』に捕らわれている証拠なのだよ


つまり、『公共投資を減らして、社会保障費に使え』と言う話


おじちゃんからすれば


※『違うだろ!!公共投資も社会保障費も、ガンガン積極財政で増やさなければ、景気回復する訳が無い!!』


と、しつこく解説しておるのだよ?


その真逆をやっておるのが、すっかり【反社会的勢力】に成り下がった、自公連立政権(安倍内閣)だな


まぁ、国民を貧困化させ、国力を低下させ続けている時点で、自民党も公明党も、一般的な国民からすれば【反社会的勢力】なんだけどね(笑)


まぁ、何時までも『反社会的政党や政治家』に、騙されない事だな・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ