特別寄稿 桜を見る会問題 その一
先日から『桜を見る会』での公費支出が問題視されてます
>【安倍首相主催「桜を見る会」で後援会関係者をおもてなし。許されない公金の私物化】
https://hbol.jp/205986
毎年4月に開催される「桜を見る会」の支出額が年々増加しており、安倍晋三首相や閣僚の後援会関係者が多数招待されている――8日の参議院予算委員会で、共産党の田村智子議員が指摘した。
「桜を見る会」は、各界で功績を上げた人や著名人を招待するもので、飲食費を含めた開催費用は公金、つまり血税から支出されている。
税金で賄われる開催費、今年は5520万円
田村議員は、まず会の参加者数と支出額が年々増えていると指摘した。
「2014年見ると参加者1万3700人、支出額3005万円、予算の1.7倍です。ここから伸び続けて今年は参加者1万8200人、支出額5520万円。予算の3倍を超えました。驚くのは来年度の要求額ですね。先の国会で予算とかけ離れていると批判されたからなのか、今年度の支出額を超えて5730万円を要求しているわけなんです」
公費からの支出も参加者の数もわずか6年で倍近くになっている。一体、どのような人々を招待しているのか。
桜を見る会の開催要領によると、招待範囲は、皇族や各国大公使、最高裁判所長官都道府県の知事および議会の議長等の一部となっている。内閣府によると、これらの人数は、一貫しておよそ2000人だという。人数が増えているのは「その他各界の代表者等」に該当する参加者が増えたからだ。
閣僚経験者らが後援会関係者を招待
この「その他各界の代表者等」には、本来は各界で功績を上げた人物や著名人が含まれることになっている。しかし議員の後援会関係者らも多数含まれるのだ。例えば、稲田朋美衆院議員は、「日々の活動報告」(2014年4月12日)の中で「地元福井の後援会の皆様も多数お越し下さり、たいへん思い出深い会となりました」と書いている。
松本純衆院議員にいたっては、「国会奮戦記」で「役職ごとに案内状が割り当てられます。今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、やむなく我が陣営は不参加」(2013年4月20日)、「選挙のうぐいす嬢の皆様をはじめ、後援会の皆様と参加いたしました」(2015年4月18日)としている。この記述が事実なら、公費で開催されているにもかかわらず、自民党の議員は、案内状を割り当てられていることになる。2015年にはウグイス嬢の分まで案内状を入手できたのは、松本議員が党内でより高い役職についたからかもしれない。
また、長尾たかし議員はツイッターで堂々と「地元大阪支援者の皆さまをご招待、お招きしました」と発言。
これではまるで「自民党の行事」である。なぜここに税金が5000万円以上使われているのか? おかしいにも程がある。
(以下略)
(ハーバー・ビジネス・オンライン)
これが飛ばし記事で無いのなら、明らかな無駄遣いですよ?
何せ、政治家個人の後援会(つまり支持者)に
※【公費(つまり国民の税金)から、支出が行われていた】
と言う事に成りますので、上記の記事の略部分にもある通り
>『直近でもカニやメロンを地元支持者に供与していた菅原一秀議員は大臣を辞めている。それも当然、公職選挙法では、政治家が選挙区内の人に寄付をしたり、飲食物を差し入れたりすることを禁じている。ましてや税金で後援会の人たちに食べ物やアルコールを振舞っているとなれば、公金の私物化であり、許されることではないだろう。』
と言う風に、明らかな【公職選挙法違反】なのですよ!!
これこそ、明確な【税金の無駄遣い】なのです
その、およそ5千万円で、被災地支援をしたら、どれだけ被災地民が助かったか分かりませんよ?
何なに?『台風15号や19号の発災前だから、その指摘はあたらない』とな?
昨年度も『西日本豪雨』や『北海道胆振東部地震』が起きて、多大な被害が発災しておりますよ
此等の被災地に、有償ボランティアを派遣したり、被災地民の復興補助金に使えば、どれだけの被災地民が助かり、更には有償ボランティアが、被災地の経済を下支え出来たか?
たかだか5千万円と言えども、被災地にとっては、喉から手が出る程欲しい予算ですよ
ただでさえ、地方交付税が減らされてますし、激甚災害指定を受けても、予算的に足り無い自治体が有るのは以前解説した通り
>【復旧・復興に3億円 千葉県 台風15号で追加予算】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50395200Q9A930C1L71000/
東日本大震災でも災害援護資金を発動し、全体で7億5000万円を貸し出した。台風15号の被害の全容はいまだ把握できておらず「3億円の予算で収まらなければ追加の補正予算で対応する」(財政課)。
債務負担行為を通じ、農業者が無利子で復旧費用を借りられる枠を現在の10億円から30億円、漁業者の枠も1億円から3億円に広げる。県の制度融資「セーフティネット資金」を利用する中小企業には最大1.0%分の利子を補給し、工場や店舗の再建に必要な財政負担を軽減する。
県の集計によると台風15号で農林水産業には367億円(26日時点)の被害が出ているほか、中小企業の工場や店舗の損壊被害も300億円を超える見通し。県は12月にも補正予算を編成し、復旧・復興対策を追加する方針だ。
(日本経済新聞)
普段は
※『財政健全化は必須で、支出改革(削減)しなければ成らない』
とか言っている、安倍晋三を含む政治家や財務官僚
そして『桜を見る会』にお招きに預かる各界の貢献者こと『財界人』も、普段は
※『国の謝金で破綻する〜!財政健全化(プライマリーバランス黒字化)が〜!!』
とか言う癖に、『桜を見る会』は無駄遣いではないのかと?
一般的な普通の国民
特に『低所得者層』には、何の関係も無い宴会なのにね?
何処の世界に、『5千万も使って花見をする個人』が居るのかと?
【公職選挙法違反】を度外視しても、こんな無駄遣いは無い筈ですよね?
少なくとも、『国の借金で破綻しそうな国』の政治家や財界人が、やる事では有りませんよね?
そして、二階俊博のこの発言ですよ?!
>【「桜を見る会」後援会員招待 二階幹事長「選挙区への配慮は当然」】
https://www.sankei.com/politics/news/191112/plt1911120014-n1.html
自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」に地元の後援会員を招待する是非に関し「議員が選挙区の皆さんに配慮するのは当然だ」と語った。自身が招待したかどうかは「思い出せない」とした。同会をめぐっては、安倍晋三首相の地元後援会員が多数招待された疑惑が指摘されて
(産経新聞)
当然じゃあ有りませんよ?
何せ『公費が支出されている』のですからね
開き直るとは許せませんな!!
これが、安倍晋三個人の『政治資金パーティーで、参加者が会費を支払って参加している』のなら分かりますよ
でも、『桜を見る会』は、しつこいですが
※【公費が支出されている】
のですから、完全な『公費の無駄遣い』ですし、モラル的に許される物では有りません
二階俊博や安倍晋三の、人格が垣間見えませんかね?
これでも、『代わりが居ない程、すんばらしい政治家』や『政党』なのですかね?
繰り返しますが、国民生活を犠牲にして
※『国の借金で破綻する〜!!財政支出削減が〜!!』
と、言っている連中ですよ?
これが、腐り切った日本の政治家の現実です!!
最後に、『銀河英雄伝説(作者 田中芳樹)』の明言をご紹介
>【政治の腐敗とは政治家が賄賂を取ることじゃない、それは政治家個人の腐敗であるに過ぎない。政治家が賄賂を取っても、それを批判できない状態を政治の腐敗というんだ。】
その通り!!
つまり、『政治を腐敗させるのは、民主主義(自由選挙制)においては、国民の腐敗が問題』なのです




