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学校が教えない社会科・歴史・公民  作者: 学校が教えない社会・歴史・公民
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香港デモに見る、日本人の政治への無関心の酷さ!【前編】

さて、『支那への犯罪者引き渡し条例(逃亡犯条例改正案)』が一旦取り下げられても、一向に治まらない【香港デモ】


日本の報道(特にテレビやラジオ)はあまり報道しないが、既にデモ隊の香港政府への要求は、『逃亡犯条例改正案』の撤廃問題だけでは無い



>【香港デモ「五大要求」譲らず 穏健戦術に転換 長期化も】


https://www.sankei.com/world/news/190819/wor1908190011-n1.html


デモ参加者は大別すると「和理非(平和、理性、非暴力)」派と「勇武」派に分かれている。2014年に79日間続いた民主化デモ「雨傘運動」では当局との消耗戦の中で路線対立が起き、政府の譲歩を得られないまま強制排除された。そうした反省から今回は条例改正案の完全撤回と「暴動」認定の撤回、デモ参加者の釈放、当局による暴力の調査、普通選挙実現という「五大要求」を両派の最大公約数とし、弾力性のある活動を展開している。(後略)

(産経新聞)


この中でも、彼等が一番重点を置いて居るのが、【普通選挙実現】


香港や支那問題に疎い人は


※『1国2制度で、香港は普通選挙しているのでは?』


と、勘違いしている読者諸兄が多いと思うが、実は香港には『普通選挙』は無い


支那共産党から指定された、『香港特別行政区行政長官』が、行政の長に付く



>【香港特別行政区行政長官】


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF%E7%89%B9%E5%88%A5%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%8C%BA%E8%A1%8C%E6%94%BF%E9%95%B7%E5%AE%98


※『行政長官選挙』


行政長官は香港基本法の規定に基づき、選挙委員会により選出され、中央人民政府(国務院)により任命される(基本法付属文書一)。同委員の選挙権は香港住民の一部に限られるため、行政長官選挙は間接制限選挙だと言える。


立候補には、100名以上の選挙委員から推薦を得なければならない。有効投票数の過半数を得た者が当選となる。該当者がいない場合は、(複数の)最高得票者同士もしくは、上位2位(同点2位が複数いる場合を含む)の間で、再投票を行う。先例では投票予定日に3回目の投票までの時刻が予告され、4回以上の投票が必要になった場合は、後日実施する。選挙費用は950万香港ドルが上限とされている。


事実上、立候補は中国当局の同意が必要であり、投票権は親中団体のみに与えられる構造となっている。そのため香港人の不満は強く、普通選挙を求めてのデモが繰り返し実施されている

(ウイキペディア)



と言う具合に、香港に所謂普通選挙(自由選挙制度)は無い


この時点で、実は『1国2制度は、事実上「有名無実化」している』のだよ!


ちなみに、詳しく無い読者諸兄向けに、1国2制度とは?



>【一国二制度】


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%9B%BD%E4%BA%8C%E5%88%B6%E5%BA%A6


中華人民共和国の政治制度において、本土領域(中国政府が対香港・マカオ関係で自称する際は「内地」)から分離した領域を設置し、主権国家の枠組みの中において一定の自治や国際参加を可能とする構想である

(ウイキペディア)



上記の、『香港特別行政区行政長官』の選挙制度を見ても、この1国2制度が、全くの見せ掛けだけなのが分かるよな?


故に、香港の次世代を担う若者達が、『普通選挙制度(自由選挙)』を求めて、デモを繰り返している訳だよ


1997年の7月に、香港はイギリスから支那に返還されている(2047年まで)


その時に、イギリスとの約束(条約ではない)で、1国2制度を50年間続ける事に成っておったが、支那共産党が、最初から守る気など無かった事は明らかだ!


今、メインで香港デモを闘っている若者達は、香港返還以降に生まれた高校生や大学生、中には中学生もおるそうだぞ!!


イギリス統治下の、民主主義(自由選挙)を知らない世代が中心と成って、民主主義を守るデモ活動をしている訳だ


そんな彼等を、身を挺して守っている『子供見守り隊』なる大人や老人グループが居て、子供達と警察の間に割って入って、子供達を守っているそうだ


海外プレスを支援する、民間の人達も大勢居て、自家用車で海外プレスを送迎したり、デモ隊参加者を自宅まで送ったりしているそうだぞ



>【Front Japan 桜】<現地取材映像と写真満載!>香港「反送中デモ」から(参考動画)


https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=%23&ved=2ahUKEwinmuK_7dnkAhWZH3AKHambCTIQxa8BMAF6BAgAEAQ&usg=AOvVaw0VTJzWxrN8ZFOD4xbU2nov



是非、上記の動画を是非見て欲しい


さて、振り返って我が日本だが、『情け無い事この上ない』とは思わないかね?


先日の『参議院議員選挙』では、投票率約48%で、国民の過半数が、大事な国政選挙に参加しない始末(呆)


そんな日本にも、『大正デモクラシー』と言う、自由選挙を求めて国民が奮起した時代が有ったんだぞ!!


>【大正デモクラシー】


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC


日本で1910年代から1920年代にかけて(概ね大正年間)に起こった、政治・社会・文化の各方面における民本主義の発展、自由主義的な運動、風潮、思潮の総称である。信夫清三郎『大正デモクラシー史』(1954年)がこの言葉の初出である。



日本にも、こんな時代が有ったのだよ


学校の歴史で、小学校でも習う筈だよな?


次回に続く!

どうだったかな?


今回も前後編に成ってしまったので、後書きは控えるが、後編で少し後書きを書こうと考えている


兎に角、日本国民は、もっと香港デモの真相を知る努力をすべきであろう

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