経済合理性から見た【三世代同居】の優位性【後編】
続き!
更に、27歳程度なら、お祖父さんやお婆さんも、マダマダ御存命かつ、元気な家族も多いだろう
そうなれば、孫から見て、「ひいお爺さん」や「ひいお婆さん」に面倒を見てもらう事が可能に成り、家事仕事や子育てから開放されたご両親世代や新婚世代が、外で働く事が出来れば、更に家計に余裕が生まれる事は言うまでも無い
お爺さんお婆さんが、無年金者じゃ無ければ、更に家計に余裕が生まれる
こう考えると、ものすごく『経済合理性が高い』事が分かるだろ?
正に役割分担(家族による、仕事の分担)だな?
そこに、更に生産性の向上の為に、余裕が出来た家計から、『食洗機』を導入したり、『お掃除ロボット』を導入すれば、更に家事負担が減り、お爺さんやお婆さんにも余裕が生まれる
そして、何よりも『老老介護問題』が完全に解消されるし、万が一お爺さんやお婆さんが要介護になっても、老人ホームの利用料等の負担も、家族全員で分担出来るので、少なくとも【核家族化】よりは、この問題も解消し易く成る
そして、その頃には、親世代が引退しているだろうから、矢張り低年金問題の解決策としても、三世代同居は望ましいと言える
そして、何より『保育所不足問題』も、三世代同居によって、アッサリ解消される可能性が高いよな?
赤の他人の保育士に乳幼児を預けるよりは、自分を育てた経験者のご両親や、お爺さん・お婆さんに預けた方が、安心感が高いのでは?
ましてや【タダ】で!!(笑)
更に更に!『高齢者ドライバーの交通事故多発問題』も、此れもいとも簡単に解消可能だ!
家計に余裕が生まれた分で、『7人乗りのミニバン』を買えば、お爺さんお婆さんが、態々運転する必要が無くなるので、免許の返納の促進にも繋がるし、病院に通う足にしても、余裕が出た家計により、タクシーや公共交通機関、介護タクシーの利用も、し易く成るのは言うまでもない
ましてや、有給休暇を使ってお爺さん・お婆さんの病院通いをサポートすれば、更に余計な出費を抑えられるし、企業としても、1日2日会社を休まれても、そこまで支障は無いし、そもそも有給休暇は、法律で取らせなければ、労働基準法違反に企業側が問われるからね?
そんな事よりも、『男女共同参画が〜!!』と、1年も2年も会社を休まれた挙げ句、更に現状復帰をやらされる企業側のリスクも取り除かれて、正にWIN-WINの状況が作れる
企業側からして見れば、子育て休暇など『百害あって一利なし』なのは、言うまでもない
ましてや『中小零細企業』の場合、1年も2年も休まれるのなら、『会社を退職して下さい』となるか、そもそも『非正規雇用(派遣社員か契約社員)』を雇って、子育てするなら解雇で対応するのが当たり前だ!!
実は『育児休暇制度』も、【非正規雇用化】の一因に成っている事が、この現実からも理解出来る
ましてや、出産に身体的な負担の無い男性社員が、『育メンに成るので、育児休暇下さい』では、企業側は正規雇用など出来ないのは当然だ!!
ハッキリさせておくが、企業は『慈善団体(事業)』では無い!!
『利益を得て、会社を大きくしたり、社員を食わせなければ成らない』のだからね!!
何で私企業が、社員の育児休暇に、日常業務の足を引っ張られなければ成らないんだ?
育児休暇は、最大で2年間だぞ?
普通は【解雇】にするのが当然だし、労働者側も、会社に迷惑を掛けない為には、仕事を辞めざるを得ない
『育メンかっこいい良い〜!!』とかに騙されて、現実の社会を考え無いから、こう言う事が理解出来ない
ほんの少し前は(およそ30年以上前)、三世代同居が当たり前だったから、こうした問題は殆ど起きなかった
だからこそ、企業も安心して『終身雇用』から『年功序列(年次昇給)』が可能に成り、子育ての不安も少なくて済んだ訳だ(女性は基本的に、寿退社で専業主婦へ)
何せ自分を育てた【経験者】が、一緒に住んでいるのだからね
今噴出している
『終身雇用の壊滅』
『非正規雇用問題』
『保育所不足問題』
『児童虐待』
『老老介護』
『高齢者ドライバーの事故多発』
『低年金問題』
『貧困児童問題』
『高齢者の医療費問題』
等など、【核家族化の解消(三世代同居)】で、これ等が一気に解決する可能性が高いのだよ
それを30年以上前の昭和世代以前は分かっていたからこそ、三世代同居を『普通の事』だと考えていた訳だ
ましてや、明治陛下は、この現実を良く分かって居られたからこそ、【教育勅語(12の徳目)】を、発布されたのだろう
>【教育勅語の十二の徳目】
『孝行』こうこう親に孝養をつくしましょう
『友愛』ゆうあい兄弟・姉妹は仲良くしましょう
『夫婦』ふうふノの和わ
夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
『朋友』ほうゆうノの信しん友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
『謙遜』けんそん自分の言動をつつしみましょう
『博愛』はくあい広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
『修学』しゅうがく習業しゅうぎょう勉学に励み職業を身につけましょう
『智能』ちのう啓発けいはつ知識を養い才能を伸ばしましょう
『徳器』とくき成就じょうじゅ人格の向上につとめましょう
『公益』こうえき世務せいむ広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
『遵法』じゅんぽう法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
『義勇』ぎゆう正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう
(明治神宮)
http://www.meijijingu.or.jp/about/3-4.html
特に、【孝行】【友愛】【夫婦の和】【朋友】【謙遜】は、三世代同居には不可欠な要素だよな?
この様に明治陛下も、家族の絆の大切さを、【教育勅語】で訴えておったのだよ
まぁ、説教は抜きにしても、『経済合理性』から、三世代同居が理想的なのを理解して貰えたら、おじちゃん的には、この解説を書いたかいが有ったと言うものだ!!
確かに、家族でも人間関係は難しい
しかし、現実的に『生活に余裕が出来る』のなら、三世代同居のメリットを見直す必要が有るとおじちゃんは思うぞ?!
これだけ、社会問題の解決に繋がる可能性が、高いのだからね
どうだったかな?
前後編ゆえ、後書きは控えるが、予想していたとは言え、酷い選挙結果に目眩がしたので、文章がやさぐれているのを、あらかじめ謝罪しておきます(泣)
おじちゃんが、もし教師だったら一番教えたかった『三世代同居の経済的な優位性(核家族化の解消)』を、満を持して書いたので、是非とも後編も読んで欲しい
如何に、家族の絆を大事にし、家族(三世代)が同居する事が、社会にとって大切な事なのか?
これを読んで、是非とも考えて見て欲しい
何せ『自分や家族の生活を守る為の提案』なのだからね?




