民主主義が絶対の善では無い
さて、おじちゃんは常々『共産主義や社会主義よりも、民主主義の方が良いと思っている。何故ならば、少なくとも「経済的に成功するチャンスは国民全員に有る」から』と言ったていた
しかし、これはあくまでも『今の世界情勢なら』と言う事が大前提となる
それは、イギリスの産業革命に始まり、アメリカの第二次世界大戦以降の『アメリカ中心の世界秩序(PACSアメリカーナ)』が、【資本主義(民主主義)が正義】としていたからに過ぎない
もし!当時のソ連や支那等の東側諸国(共産主義圏)が政治的・軍事的なプレゼンスに勝っていたなら、今の世界は『共産主義こそ正義!!』に成っていたのは言うまでもないよな?
そしてソ連崩壊や東欧諸国の失墜により、『共産主義経済よりも、資本主義経済が正しい』とされて来たからだよな?
少なくとも『経済的な面では、資本主義の方が共産主義思想よりも正しい』のは、現実社会で証明された
だからと言って『民主主義や資本主義が絶対に正しい』と言う訳でも無いんだぞ?
それを今回は説明して行こう!
何度もおじちゃんが批判している様に、資本主義経済思想の『新自由主義』は、どう考えても、国家運営の手法としては間違っている
そして何より、『民主主義は、良くも悪くも政策決定が遅い』と言う弱点が有り、さらに『衆愚政治(国民の言いなりに政府が成ったり、選挙が単なる人気投票になる[実例:芸能人候補])に陥りやすい』と言う面が有る
だからこそ、第二次安倍内閣発足の切っ掛けに成った選挙において、耳障りの良い事を散々言っていた安倍晋三氏が大勝した訳だからな?
正に【単なる人気投票】だよな?
当時の民主党が使えないから、自民党にやらせると言う考えも、ある意味【衆愚政治による、単なる人気投票】には違いない
此等の事が頻繁に起きると、途端に国が衰退して行く
日本に限って近年の政治的な流れを見れば(これも立派な近代史)
※自民党が経済政策に失敗し、国民の信任(人気)を失う
↓
※民主党が『コンクリートから人へ(要するに公共投資を減らして、社会保障費を厚くする)』等と耳障りの良い政策を掲げて選挙に打って出る
↓
※信任(人気)を失った自民党が大敗する
↓
※民主党が外交や経済政策で大失敗して国民の信任(人気)を失う
↓
※自民党が『瑞穂の国の経済』を掲げて選挙に打って出る
↓
※実は選挙公約が殆ど実行されず、経済政策に大失敗中
と言うのが【民主主義の衆愚政治化】だ!!
実に愚かとしか言い様が無い
実は日本は戦後、此れを永遠と繰り返している(呆)
特に高度経済成長期以降は、この【人気投票化】がいちじるしい(泣)
だからおじちゃんは、若い世代に繰り返し・繰り返し、この様な愚行を繰り返さない為にも、多少小難しい話も書いている
そもそも、日本は経済について教育現場で教え無さ過ぎる事も『コンクリートから人へ』に騙させる事にも繋がっているから、どうしても【経済問題が中心】に成らざるを得ない
さて、話を戻すと、安倍内閣(安倍晋三氏が)が良く『ファシズムが〜!!』と叩かれているが、あながち間違ってもいない
それは何回か説明しているが、『経済財政諮問会議(国家戦略特区)』が、総理直属の機関で、更には【議会承認を得ない政策をで行える】からだ!!
正に【民主主義の否定】だし、共産主義的な【独裁的な手法】だよな?
しかし、逆に言えば、大阪市の『外国人労働者受け入れ特区』や『加計学園問題』の様に、サクサク政策決定が進むのも事実だ(全然良くは無いが)
と言う訳で、安倍晋三氏が『ファシズムが〜(独裁が〜)!!』と言われても、仕方が無いとおじちゃんは思っている
だから今の世界は【独裁者だらけ】とも言えなくもないよな?
独断的なアメリカのドナルド・トランプ大統領
経済財政諮問会議の安倍晋三総理
支那の習近平
ロシアのプーチン大統領
北朝鮮の金正恩
な?独裁者だらけだろ?
独裁(共産主義含む)の良い所は、『良くも悪くも、国民を無視して政策決定がサクサク進む事』だ!!
したがって、本当に国民の事を第一に考えられる指導者なら、寧ろ独裁の方が『政治が良い方向に向かう』事もあり得る訳だな
それを長編小説で描いて居たのが、現在リメイク中の『銀河英雄伝説』の主人公【ラインハルト】だな
それに異を唱える対象として【ヤン・ウエンリー】が存在するが、もしおじちゃんの勘ぐりが当たっているなら、民主主義側を支那人にしたのは、作者ならではの皮肉だったのかも知れない?
まぁ、現実の独裁者は、大概において官僚等からのご注進で、馬鹿指導者に陥りやすいので、歴史的に優れた独裁者は殆ど居ないよな?
何せ、おじちゃんからすれば、現在世界最悪の独裁者は安倍晋三だからね?
国民からは、独裁者に見えない独裁者で、かつ、【売国政策を繰り返して、日本を衰退させている張本人】だからだな
安倍晋三氏にしても、経済財政諮問会議(経団連等)や財務官僚からのご注進で、『国民の暮らしなど知った事では無い』と言わんばかりの馬鹿総理に成り果てたよな?
まぁ、元々そうだったのかも知れないけどな?
何にしても、『共産主義(独裁)が必ずしも悪とは言えない』
そして『民主主義が必ずしも正しいとも言えない』と言う事が分かって貰えただろうか?
此れを物語的に理解したいのなら、是非とも『銀河英雄伝説』を全巻読破するか、リメイク前の『銀河英雄伝説』のアニメを全編見て見る事をお薦めしたい!
『銀河英雄伝説』の中で、実に印象に残るセリフは沢山有るが、主人公ラインハルトの『民主主義がそんなに正しいのか?(と言う感じのセリフ 著作権保護の為書けない)』と言うセリフ
そして、ヤン・ウエンリーの『独裁者が政治を正しく行うのと、国民が自ら選んで国を破壊する行為云々(以下略)』は非常に今回の論文のテーマに合致する部分でも有る
前にも説明したけど、『絶対の善や絶対の悪など、この世には存在しない』んだよ?
『勝手に神罰を下す神様と、人間が都合で呼び出さ無ければ来ない悪魔と、どちらが問題が大きいのか?』と言う哲学論にも成る
何せ悪魔は『労働の対価として、魂なりを要求しているので有って、呼び出さ無ければ基本的には来ない』からだな?
この機会に、皆も『良〜く考えて』欲しいぞ!!
どうだったかな?
感想欄にも投稿が有ったが、確かに『全体主義や専制主義が【絶対悪】』な訳では決して無い
本文の様に、『本当に国民の生活を第一に考える君主が存在するなら、むしろ専制君主制の方が、政策をスムーズに実行出来る』からだ!
しかし、現実問題として、『本当に国民の生活を第一に考える君主』などと言う物は、まず出現しないののが現実だ(泣)
だからこそ『アーサー王伝説』や『銀河英雄伝説のラインハルト』の様な、夢の専制君主を物語で描きたくなるのだろうな?
著作権保護の為に具体的には書けないが、銀河英雄伝説の主人公、ラインハルトの最終話のセリフが、今回のテーマにも合致する
ので是非とも見て欲しいと思う
現実の世界の歴史の中の、先制君主を見ている限り、【国民の生活が第一】と言う政策を取った先制君主は殆ど居ない
いや!皆無にひとしい!!
だからこそ、物語で【英雄】が描かれる訳だからな?
現実には存在し得ないから
そうした『現実の政治哲学論』を考える限り、矢張り『より、民主主義の方がマシ』で有り、正しく運用出来る限りは『資本主義の方が、経済政策的には正しい』とおじちゃんは考えている
まぁ、今の日本は、『民主主義的にも、資本主義的にも、間違っている』のが現実だけどな(泣)
だからこそ、君達若い世代には、『間違っている物は、間違っている』と解説しているんだよ




