表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/12

番外編2 神と世界 なんで俺の世界は平和なんだ!?

人間にして24年という短い生に終止符を打たれ、なんやかんやで神様見習いになり、ようやく自分の世界を持つことを許された。


「むふふふー、人間とか、亜人とか創ったりするぞー!!そんでもって魔王とかが人間と敵対したりして…くぅーっ!!いいね、バトルファンタジー!!」


と、思っていたのに。


「…は?」


「だから、お前が担当する世界はもう完成してるからそんなことせんでいい。そもそもそんな邪な考えを持つな、バカもん。争いでも起こしてみろ、お前は永遠にクビだ、いいな!!」


な、な、なんだと!?既に完成している面白くない世界を担当するだと!?しかもバトルがない世界!?そんな、そんな!!


「……見てろ、爺。刺激のある世界の方がより良い世界に決まっているんだ。俺が争いを起こさなきゃいいんだろ?だったら…」


人間を唆せば!!


「と、勢い良く進めてみたが…なにこれアウェイ。聖樹様とやらの信仰が強すぎワロス。」


この世界は俺のものなのに、気に入らない。神様権限で消そうにも聖樹は世界の様々な場所に根を張っていて消したら一発で消滅する。もちろん世界が。あと俺の神としての権利も剥奪か。


「うーん…まずは敵を知ることからか。なになに…?聖域に生えたこの世界初の樹木で転生者…?転生で木に成るとか(笑)ウケる。」


普通はチートとか、魔物とかだろ常考。ダサっ(笑)


「聖域に生えている聖草に育てられ、成長しながら世界の概念を生み出し、生き物が生まれ、今の形になった、と。うっわ、何?魔族と人間が仲良しこよしで亜人とかの差別もない!!つまんねぇ!!」


世界は戦いがあるべきなんだよ!!ぬるい、優しいだけの世界など面白くない!!

さーて、どうやってこの世界を混沌とさせようか。これはこれで楽しいかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ