八話『勇者「勇者補整って言葉知ってるか?」』
「起・・・て・・・さ・・い」
ん? なんだ、騒がしいぞ・・・
「やっと、起きてくれましたかって、また寝ないで下さいよ!」
いや、だって。なんか俺達が行こうとしている町の方から煙がでてるじゃん。
「貴方は勇者でしょ。行かなくていいんですか?」
いや、だって俺。ヘタレですし・・・
てか、ただの火事に勇者も魔女も関係ないでしょ。
てか、魔女なら火を消してくださいよ~
ではではノシノシ
グフッ って、なに殴ってんですか。
「あそこの町は今、何者かに襲われているようです。きっと、悪でしょう」
・・・え? もう、死ぬの俺? ちょっと、やめてよね。
はぁ~ しかたねぇな。行くか・・・
「あ、ようやく行くのですね」
おうよ・・・王家にな
グハァァァア
「馬鹿やってないで、さっさと逝って来なさい」
ちょっ、漢字が違ってるだろ。それ!
たっく、しょうがないな。さて、逝きますかね。
・・・? 自分でも間違えたか・・・orz
着いてみたら、ひどいありさまだった。
もう、これはやべぇよ。俺死ぬだろ。
「うぉおおおお」
ちょ、俺今思考中なんだぜ。襲うのは、考えが終わった時だろ?
くそぉおおおおで、やり返したが、案外弱いなwww
これ、もしかして俺、死ななくていいんじゃね?
よっしゃぁぁぁあああ 気力が沸いてきたぞぉおぉおおおお
へ、へ、へ。雑魚はさっさと俺に殺されな。ヒッハァァァァアア
まさしく、芝刈り機みたいに、バッサバッサ切り倒すぜぇ。
弱ぇ、弱ぇ。こんなにも弱いのか、悪ってやつは。
ふっ、こんなんじゃ俺の相手になんねぇぜ。
「なら、私はどうかな?」
でてきたのは、強そうなやつだった。
笑ったかと思うと、一閃しやがった。
なんとか、ガードでたきたが・・・
あれ? もしかして俺、自分から死亡フラグ建てた?
・・・orz
で、でもこっちには勇者補整があるはずだもん(;
・・・・・・・・で、でねぇぇええええ
考えてる間にも、やつの攻撃は止まらなかった
「防戦一方じゃ、勝てねぇぜ。勇者様よ」
す、好きで防戦してんじゃないわい!!
クソッ 俺にも何か合ったらって言ってフラグを建ててみる。
一瞬、気を離した瞬間を狙って、やつが俺の剣を飛ばしやっがた。
「死ねぇぇぇええええ」
・・・こ、これは、やばい。こうゆう時は・・・
「ノォォォォオオオオン!!」
あれ? 俺の右手が突然光出したと思ったら・・・
光がやつに向かって、飛んでいきやっがた。
「グハァァァァアア」
・・・・はい?
も、もしかして、例の力?
・・・・・
「ふ、貴様は舐めていただろう。俺様には勇者補整があるから負けないんだよ。ハッハッハ・・・」
しかし、まじフラグ建てたら、そのまんまにいったな。
もしかして、俺が勝つフラグ建てておけば。悪に余裕で勝てるんじゃね?
あれ? なんだか、視界がぼけて・・・きt・・・z・・・お