六話『勇者「Re:着実に悪に近づいてる件について」』
デブの馬車に乗せてもらい、次の町に着いたのは五日目の夕方ごろだった。
しかも、町の良い宿まで紹介してくれた。ナイスデブwww
だが、この間もデブの娘が白い眼で俺を見てくる・・・orz
もう、ヤメテ! 俺のライフはもうゼロよ!
さて、バカやってないで受付に行きますか。
しかし、後ろからでも分かるな。すっごい睨まれてるwww・・・orz
てかさ、あの娘なんなのさ!
出合った時から、白目なんて。
俺のガラスのハートがボロボロだよ。
…いや、まてよ。確か、聞いた事があるぞ。瞳の色が白色の人も居るって事を。
なら、彼女は・・・
後ろを振り向くと魔女と黒い瞳がある状態で話している美女の姿。
…うん、俺は何にも見ていなかった。
彼女は、白い瞳の女の娘なんだ、なんだよ・・・orz
そんなこんなで、とりあえずデブ達と分かれた俺達は受付を済ました。
「勇者様、どうしますか?」
そうだな、とりあえず武器の手入れかな。
「なら、あちらの店になりますかね」
ふ~ん。あの店ね、Ok、分かったぜ。
ちょっくら、行ってくる。
「わかりました。私は、宿で待っていますね」
おうよ。
目の前には剣の看板がある店だ。
ここが武器の手入れをしてくれるのか。
とりあえず、おじゃましま~す。
おろ? 中には爺さんしか居なかった。
これはおもしろくないテンプレだな、つまんねぇ。
「若造が何しけた顔してやがる。若造は何でここに来た?」
そりゃ、剣の手入れをしてもらいにな
「ふんっ。それぐらい自分でやれ、若造が!」
は? なんでだ? こっちは職人の人にやってもらった方がいいのに。
てか、なんでやってくれねぇんだよ
「それは決まってるだろ。俺がここのマスターじゃないからさ」
・・・はい?
それ関係なくね?
「言葉が足りなかったな、若造。俺は泥棒なんだよ」
・・・what?
「ようするに、俺はここの人のやつじゃないんだよ。残念だったな」
これは、無闇に関わると駄目だな、うん。
そうでしたか、失礼しやしたー
とりあえず、あの場を後にした。
うん、なんで泥棒は平然としてるんだろうか?
全く分からないや、でも。まっ、いっか。
結局、剣の手入れを自分でする事となってしまった。
まぁ、剣の手入れ自体は初めてでは無いので、不器用ながらも上手くできた。
さて、寝ますかね。と言っても、魔女は先に寝てるけど。
いや、別にやましい事なんて考えていませんよ。
ただ、同部屋なだけで、観察しただけですよ(汗
しかし、寝ている女性もふくしいもんですな
・・・あれ? 俺ってヘタレ設定だよね? おかしくない俺の考え?
まっ、いっか。
で、結局六日目の朝が来た。
また、旅が続くんだな。
はぁ~。 思ったんだけどさ、この旅って俺の死刑台の階段ぽくない?
だって、進めば進むほど死に近づいていくんだぜ。
うわ~、やめて欲しいわ~
それだと、十三日目に俺が死ぬことになるんだがwww
笑い事じゃねぇぇえええ
やべぇよ、まじパネェよ。
縁起悪すぎだろ、おいw
まぁ、テンションでなんとか乗り切るか。
てかさ、魔女。なんで夜なの?
俺、この時間の進み方についてもうつっこまないよ。
だけどさ、なんで夜になっても宿にいるのさ?
え? 食料の買い忘れで、引き戻したじゃないかって?
あぁ、そうだった。そうだった(汗
全く知らんが、とりあえず口裏を合わせておくか。
てか、トイレに行きたくなったわww
そんじゃ、行ってくるわ。
用を済まして俺の部屋に戻って見ると、部屋の前に何人かいた。
「この部屋で合ってるのか」
「大丈夫っす。この部屋で止まってるらしいっす」
「この前の借り、絶対に返してやるぜ」
ん? どっかで見たことある人達だな。
とりあえず、何してるか聞いてみるか。
あの~、そこで何してるんですか?
「ん? そりゃ、見れば分かるだろ」
この人たちの格好は、うん。
……怪しい人しか、わかんなかったよ。
「お前はバカなのか? しょうがねぇ、教えてやるか。闇討ちだよ、闇討ち」
闇討ち? 一体誰にするんだ?
「やる相手はな、この前商人を襲っている時に、襲い掛かってきたやつだよ」
商人? 襲い掛かっている?
「なんとか死んだふりでごまかしたが、俺たちのプライドを傷つけられたんだ。仕返ししなくてはな」
死んだふり?
……こりゃあれだな、うん。
その人って、こんな顔してませんでしたか?
「ん? おっ、そうそうこんな顔してい・・・へ?」
そうか、闇討ちか。良い度胸だな、お前ら。
てかさ、殺したと思ったらまだ生きているとかwww
お前らはGかよwwww
「うぉおお」
盗賊が襲い掛かってきたが、たやすくカウンターで落とす。
まぁ、なんやかんやで、そこらにいた盗賊全員落としたんだけどなwww
さて、寝ますかね。最近寝てないような気がするし。