五話『勇者「テンプレキタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!! 」』
さて、三日目の朝です。
もう、宿を出発しました。
くそー まだ居たかったのにー
さて、まぁ。何にも語るような事は無いんだけどな。
あぁ~暇。うん、とりあえず、暇。
なんか事件起きないかな?
暇で、暇で退屈何だけど。
だってさ、景色が変わらないんだよ。つまんないじゃん!
てかさ、気が付いたら……夜だった。
展開早ッ!!
おいおい、これはやすぎだろ。
今さっき、宿出たばっかりだぞ。
おいおい、時間ふっ飛ばしすぎだぞ。|神(作者)!!
てかさ、誰得だよ。あのさ、思うんだよね。
読者はきっと、かっこいいバトルシーンを望んでるんだよ。
なのに平和な日常シーンってwww
しかも、夜ご飯がなんだったか覚えていなし。
やべぇー |神(作者)の頭がいかれてるぜwww
いや、俺の頭がいかれてるのか? どっちなんだ? まっ、いっか。
深く考えるのはやめとくか。これ以上考えたら、なんか俺の立場まで危ういぞ。
さて、時は経って四日目の朝。
もう考えるのはやめたよ。考えずに感じるよ、それが一番だ。
まぁ、魔女との旅も四日目となるとだいぶ慣れたな。
てか、今のところ戦闘が無いんだけどさ。俺って戦闘未経験者なんだよね。
これで、どう立ち向かえと?
しかも力未発動状態。よく考えたら、非常にやばい俺の立場。
騎士団の人との、稽古ぐらいならやってるよ、一応。
だけどね、こうゆうのは命がかかってないからできるんだけど。
やっぱり、命がけの戦いを学ばなきゃ駄目だよね、うん。
だからさ、このまま悪の本拠地まで戦闘が無かったら、俺戦った瞬間に殺されるよね、うん。
だからさ、もうそろそろ敵が現れてもいいんじゃないかと思うんだよね。
あっ、この時の敵は雑魚でね。いきなりレベルMAX級と戦っても殺されるだけだからさ。
最初はやっぱりレベル1の雑魚じゃなきゃ。
そう言えば、気づいたんだけどさ。
もう、日が明けて来たよ。
あれ? 夜まだだよね? あれ? 四日目の夜は?
やばい、やばい。俺ずっと起っぱ?
えっ? ぜんぜん眠たくないんだけど。
やべぇ、時間軸が崩れてるwww
で、五日目の朝。
魔女に昨日の事聞いたんだけどさ、俺は普通に動いてたらしいぜ。
やべぇ、記憶に残ってねぇー
俺って、もしかしてなんかの病気か?
やべぇ、どうしよう。まっ、いっか。気にしたら、なんか負けな気がするからな。
さて、森の中を歩いて十分。
ん? 森の中? え? あれ? さっきまで、平地じゃありませんでしたっけ?
まさか、いきなり場面が切り替わってるとは。
おいおい、本当に俺大丈夫か?
悪と戦って、気が付いたら死んでるって状況にだけはなりたくないんだが。
まぁ、注意してたら大丈夫か・・・大丈夫か?
「勇者様、あれは?」
魔女が示した先には馬車があった。そして、そのまわりに沢山の野次馬?らしきやつらがいた。
「もしや、あれは盗賊なのでは?」
……そうか? それにしては、脇役っぽいオーラがあるんだが。
まぁ、いいか。
ん? まてよ、これは俗に言うテンプレなのではないのか?
背景・・・森の中
登場人物・・・勇者、魔女、盗賊?、たぶん商人もいると思う。
・・・うん。
「てめぇら、そこを動くな」
「ぁあ?」
俺が声を上げると、一斉にこっちを見てきた。
俺はとりあえず、手短に近くに居たやつを切り倒す。
この間、盗賊たちは動かない。
ん? なんで、動かないんだと思いつつ、次のやつも切り倒す。
そして、いつのまにか地面には6つの死体が。
でも、どうしだろ。こいつら、たしかに死んだと思うだけど、まだ死んで無いと思うのは。
まぁ、気のせいだろ。
そしたら、馬車の中からデブが出てきた。
おぉ、まさしくテンプレwww
きっとこいつが商人だろ。
ん? デブの後ろに、美女。いや、美少女が居た。
え? もしかして娘?
聞いたところ、こいつは娘らしい。
おいおい、ブタから美女ってwww まさしく奇跡だなwww
やべぇー こんな奇跡も起きるんだなwww
さっきから俺の頭が草原になりかけているwww
さて、気を取り直して。
デブ・・・商人は俺たちを助けたお礼として次の町まで運んでくれるそうだ。
ラッキーだぜ。しかも、娘さんが俺に好意を抱いてると、俺は思うだよ。
だって、俺の事白い目で見るんだぜ! きっと、おれの姿を綺麗な白で見ていたかったんだよ。
……ごめん、女の子から白い目で見られて、正直心が折れかかったわ・・・orz
なんでだろ、なんでこうなったんだろうか?
まぁ、次の町までの足ができたんだ。よしとするか・・・orz