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魔法使いスグール ~魔法ってキノコだよ?~  作者: 榊日 ミチル


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9/10

ー1章ー 8話 「剣がキノコに変わった日」

酒場で出会った剣士の女の子……彼女の名前はマリエラ。


昨晩俺はパーティで狩りに行く前に、彼女の基本情報を聞いていた。

現在レベル2……これは何度もパーティに加わったことで偶然上がったのだと言う。


そして獲得しているスキルは「連撃」だ。

これは通常攻撃を2回連続で繰り出せるというスキルらしい。


本来ならばこの「連撃」を使ってスライムを撃破し、レベルアップしていくというやり方なのだろうが、彼女には無理そうだ。


だが何とかしてスライムを倒してもらわなければ、マリエラは冒険者を辞めざるを得なくなる。


俺は街の入口で彼女を待ちながら良い方法はないかを考えていた。


数分後、マリエラが現れたのだが、昨日と少し装備が変わっていた。


昨日酒場で会った時は鉄の両手剣だったが、今日は鉄の片手剣と木の盾になっていた。


「ずっと両手剣が良いと思っていたんですけど、思い切って変えてみました!……ムダになっちゃうかもしれませんが」


彼女は笑顔でそう言ったが、案外それが正解だったりするかもしれない。

両手剣自体が合わなかった可能性もあるしな。


何はともあれやってみるしかない!


俺たちはスライムの居る草原へと向かった。


到着すると相も変わらずぴょんぴょんと跳ねている、プルプルとした生き物が草原に違和感を与えている。


剣士になった事は当然ながらないのだが、現代知識から俺なりにレクチャーした。

すると、一応それなりにはなった。


後は実践あるのみ!


今回の作戦としてはこうだ。

マリエラは盾を構えながら接近、スライムの攻撃は盾で防ぐ。

一度攻撃してくると暫く動きが止まるので、その隙に剣で攻撃するというもの。


俺は後方から様子を見て危なくなったら手を貸すというやり方だ。


目標はスライム一体の討伐。

時間が掛かっても倒せれば、きっと彼女の自信に繋がるだろう。


準備を整え、早速スライム討伐が開始された。


恐る恐るではあるがマリエラは何とかスライムの前に立った。

すると気が付いたスライムが攻撃を加えてくる!

すかさず盾で防ぐマリエラ。


何だ、意外とできてるじゃないか。

防御に関しては問題なさそうだ……後はスライムを倒せるかだ!


マリエラはスライムが攻撃した後、動きが止まるのを見逃さなかった。

その隙を狙って握りしめた片手剣で真上から切りつける……が!


ポヨ~ンと弾かれ、ダメージを与えている感じが全くなかった。


……はい?


一体何が起こったというのだ!

確かに彼女はスライム目掛けて斬りつけていたぞ!?


そうこうしていると、スライムからの二激目が襲いかかってくる。

しっかりと相手を捉えていたマリエラはバックステップでこれを回避!


なかなかの動き……やるじゃないか。


だが後ろに下がった事で、近くに居た別のスライムがマリエラに気づいてしまった。


マズい、完全に囲まれてるじゃないか!

こうなったら一度立て直さなくては。


「ファイア」を放てば距離的にマリエラが巻き込まれる可能性がある。

ならば「プレイデイション」でスライムを捕食するか……。


俺はマリエラにスライムから距離を取るように指示しようとした……が、


「助けてくださーーいぃぃ!!」


と叫びながらこちらへダッシュしてくる。

後方からスライムが追ってきているが、この位置なら何とか狙える!


俺は「プレイデイション」を放った……のだが、マリエラは足を滑らせ体勢を崩し、魔法の軌道上を彼女の剣が邪魔をした。


「ちょっ!?その剣を退けなさーい!」


放った魔法は剣に当たり、マリエラはズササーーッと地面をヘッドスライディングした。

しかしスライムは未だ追いかけてきている!

と、次の瞬間!


マリエラの剣が緑色のキノコになり、大きな傘で二匹のスライムをパクリと飲み込んだ。

満足したのかキノコは姿を消し、元の剣へと戻った。


……何だそりゃ!?



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