拝啓 私の元婚約者様へ
アレクサンダー・ハーウッド様
こんにちは、アレクサンダー・クソッタレ・ハーウッド卿。
いかがお過ごしですか?
お手紙を書くのはこれが何回目でしょうか。
もはや覚えていませんが、私は元気にやっておりますわ。
「元気」と言いましても、なぜか目の周りがとても赤く、まるで婚約破棄されて泣きはらしたかのように痛いんですの。
ああ、やだ、私ったら……思い出しましたわ。婚約破棄されたんでしたね、あなたに。昨日。
この手紙がいつ届くかはわかりませんが、はっきり言わせていただくと、なぜ私が婚約破棄をされたのかまったくもって理解できませんの。
私に何かご不満でもございましたか?
あなたが私の婚約者になられると聞かされた八歳の時から、この十年、あなたのために花嫁修業をしてきたつもりです。
ちゃんとした理由をお聞かせ願いますか。
誰よりも美しく、健気で、賢い、この私を振った理由ですわ。
これから寒くなりますゆえ、どうぞお体に気をつけて。
エミリア・とってもかわいくて、とってもかわいそうな・ローズウェルより
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エミリア・猫かぶり・ローズウェル様
このクソッタレ卿にお手紙をありがとう。
しかし、驚いた。
あれだけ大人しそうな、まるで自分の意見など一切持っていないかのような目をしていた君が、こんな手紙を寄越すとは……。
君とはたしか十回ほど会っただろうか。
会うたびに君は、人形のようにいつも「はい」と従うか、にこりと笑って黙るか、どちらかでしかなかった。
今まで僕が会ってきた君は嘘のようだ。まるで君が本性を包み隠し、僕の前だけでは大人しくしていたかのように。
君が美しいのは言うまでもないだろう。『健気で、賢い』この部分については審議が必要だ。
とにかく君が、クソッタレ卿の僕のことなど早く忘れてしまうことを切に願う。
PS.君の目の調子はいかがだろうか。
念のため、目にいいという薬を入れて送る。
いらなかったら捨てればいい。
アレクサンダー・クソッタレ・ハーウッドより
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アレクサンダー・女を見る目ナシ・ハーウッド様
お薬をありがとうございます。大変よく効きましたわ。
それにしてもなんてひどいお方なのかしら。私を猫かぶりとおっしゃいましたね…………ひどい……本当にひどいわ……だって……まったくそのとおりなんですもの。
私は少しばかり、気が強いんですの。そう、ほんの少しばかり。
お母様もばあやも、あなたの前では従順でいなさいとずっと言い続けていましたのよ。
私はそうすればきっとあなたからの寵愛を受けられるものだと信じてやまなかった。
ですが、現実はどうかしら?
あなたはこうして私を捨てて離れていってしまったもの。今さら取り繕う必要があって?
そうそう、私の額にあった傷を覚えていらっしゃるかしら。
お母様が「か弱いエミリアは、転んで怪我をして傷になってしまった」と説明したあの傷のこと。
実際は私が木登りをしている最中に木から落ちて、枝が額に突き刺さってしまった名誉の傷ですの。
これを書いている今、名案が浮かびましたわ。
私には猫かぶりが必要な婚約者もいないことですから、久しぶりに木登りをしてみようと思います。前よりもっと高く木に登れるわ。
ばあやが叫ぶ声が、遠く離れたあなたにも聞こえるかもしれないわね。
そうそう、忘れていましたわ。婚約破棄の理由が書いてありませんことよ、クソッタレ卿。
PS.あなたに美しいと言われたのは初めてのことよ?
これが嘘なら私はあなたをやっぱり許せない。
エミリア・ローズウェルより
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エミリア・木登り・ローズウェル様
君には手紙を書く才能がない。なぜならば、木登りがどうだったのか、僕に教える義務があるのにも拘わらず怠ったからだ。
君が木登りを成功させたのかひどく気になって、僕は昨夜もその前の夜もまったく眠れずにいた。
まさか、また木から落ちて、額に傷を付けたりはしていないだろうな。
このクソッタレ卿と結婚はしなくても、君はいつか誰かの妻となる身だ。ほどほどに猫を被っておけ。
しかし、君がお母様に言われて大人しくしていたとは知らなかった。
どこの家にも自由はないものだが……、まあ、ハーウッド家よりはマシだろう。
君のお母様もばあやも、そしてお父様も兄上も、メイドも執事も、君をとてもかわいがり、愛しているのはわかっている。いや、君の猫かぶりも見抜けなかった男だ。僕のいうことは話半分に聞いてくれ。
では、この手紙が着いたら、早急に木登りについて報告をしろ。
PS.君は美しい。それは本当だ。
アレクサンダー・ハーウッドより
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アレクサンダー・ハーウッド様
ごきげんよう、ハーウッド卿。
木登りは9割がた成功したわ。大きな木から見下ろす庭はいつもと違って見えたの。
本当に爽快で、さいっこうの気分! こんな気分ずっと忘れてた。
でも、最後の最後にちょっと問題が起きたの。
また木から落ちたのよ、私ったら。
でも大丈夫、心配なさらないでクソッタレ卿。
実はその日、お兄様の旧友であるセバスチャン・ブラッドショー様(あなたには ウェストモアランド伯爵と言ったほうがわかりやすいかしら)が私を抱き留めてくださったの。
私は運のある女でもあるのよ。もちろん、あなたからの婚約破棄以外は。
でもまさか、本当に木登りが気になって眠れないなんてありえないわよね?
もしかしていつも眠れていないの?
私が調合したハーブティーを手紙と一緒に添えるわ。
私が育てているハーブよ。もちろん毒は入っていない、たぶんね。
本当はいつもあなたと会うと、目の下にクマを作っていたのが気になっていたの。
いいこと? これは婚約破棄された女からの命令……いえ、呪いよ。
お仕事もほどほどにして寝なさい。ほら、この手紙を置いて、ハーブティーを飲んで、木登りのことも忘れて眠るのよ。そして、笑顔を作って……なあんて、あなたは笑顔がヘタクソだったわよね。
いつも難しい顔をしてた。私と会っているときはずっと。
おやすみなさい、クソッタレ卿。いい夢を。
エミリア・ラベンダーがおすすめ・ローズウェルより
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エミリア・ローズウェル様
セバスチャン・ブラッドショーだと?
いいか、君は何もわかっていない。
あの男は女たらしで有名な男だ。どこか触られたんじゃないか?
甘い言葉を吐かれたのでは?
だとすれば、すぐに返事を書け。あの家を潰すくらいの権力は持ち合わせている。
決してあの男に弄ばれるな、エミリア。
……ああ、すまない。挨拶もしていなかったな。
やあ、エミリア。クソッタレ卿だ。
ところで、君からもらったハーブティーはとても効いた。
最近はまったく眠れていなかったんだが(君が木登りの報告を怠ったせいだ)、君のハーブティーを飲み、ラベンダーの香りを嗅いでいたら、不思議なことにぐっすりと眠れた。
どこかで嗅いだことがあると思っていたんだ。君の香りだったんだな。
いつも君に会うと、ラベンダーの香りがした。
話しを戻すが、セバスチャンに心を奪われるのだけはやめろ。
あの男と結婚しても、僕よりももっと恐ろしい結婚生活になることだろう。
いいか、婚約破棄した男からの命令……いや、呪いだ。
セバスチャンはやめろ。
PS.笑顔がヘタクソなわけじゃない。君に会って緊張していただけだ
アレクサンダー・ハーウッドより
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アレクサンダー・ハーウッド様
こんにちは、クソッタレ卿。
あなたはセバスチャンのことを誤解しているわ、と言いたいところだけど、あなたのいうとおり彼には甘い言葉を囁かれたわ。つい、昨日のことよ。
とてもとてもあまーい言葉。あなたが決して言ってくれなかったこと(もしくは一回だけ手紙でしか言ってくれなかったこと等)をね。
結婚ってなんなのかしら。愛ってなんなの?
私にはわからないわ。
ただ、8歳の時にあなたに会って、それからずっと心を掴まれていた。それを心地良いと思っていたの。
今は誰も私の心を掴んでいないわ。だから、セバスチャンと試してみるのもいいかもって。
キスしたらわかるのかもしれない。この人は運命の人だと。
そうそう、ハーブティーが効いたようでよかったわ。
いつもお仕事が忙しいの?
眠れないのは働き過ぎよ。そして背負いすぎ。私のように木登りをしてみたらどう?
(ひとつアドバイスをするわ。下りるときには注意が必要なの)
あなたが木登りをすると聞いたら、あなたのお母様はきっと笑ってくれたと思うわ。一年前、ご病気で亡くなられたことが本当に悲しくてならない。
それに、こんなに素敵で木登り名人な私と婚約破棄をしたと言ったら、あなたを叱ってくれたはずよ。私にも優しかったもの。大好きだったわ。また会いたい、彼女にも、そして……あなたにも。
PS.私に会って緊張していたの? それは知らなかった。
仏頂面だったことも、つまらない世間話しかしてくれなかったことも、かわいいから許してあげる。(婚約破棄を除く)
エミリア・ローズウェルより
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エミリア・ローズウェル様
どうもクソッタレ卿だ。
君のいうとおり、木登りをしてみた。みんなに言われたよ。「正気を失ったのか、アレク」と。
いい気分だった。
母上は……どうだろう、笑ってくれたかもしれないな。
たしかに母上は君のことをとても気に入っていた。
一年前のことは……そうだな、もう思い出したくないことだ。
母上に叱られるかもしれないが、私の選択が間違っているとは思えない。
さて、君の話だ。エミリア。
セバスチャンとキスをしたらわかる? 冗談だろう?
まあいい、私が君にしてあげられるのは少しばかりだ。君は寝ぼけたことをいうのはやめて、僕と同じくらい、もしくはそれ以上の財力を持った清廉潔白な男と結婚することだけを考えればいい。
近々そっちへ行く用事がある。
婚約破棄した男の頬を殴りたければ、会いに行くことも可能だ。
アレクサンダー・ハーウッド
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【至急】
アレクサンダー・ハーウッド様
ぜひ殴りたいわ。来て。
エミリア・ローズウェル
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アレクサンダー・ハーウッド様
先日はどうもありがとうございました、アレクサンダー・ハーウッド卿。
本当に会いに来てくれるとは思ってなかったの。だから、すっかりあなたを殴るのを忘れてしまったわ。
そういえば、あなたがここへ来てから不思議なことが起きるのよ?
たとえば、私がまた木に登ろうとすると、メイドたちが五人も下で待機しているの。クッションを持って。
それにセバスチャンが私に会いに来るのをやめたのよ。なんだか、「あの人には逆らえない」とかなんとかぶつぶつおっしゃっていたわ。
あなた何か心当たりはあるかしら。ところで、クソッタレ卿はなんのためにこの辺りにやってきたの?
あなたは初めて私たちの屋敷に泊まって、初めて私に笑顔を見せて、帰って行ってしまった。ねぇ、思うんだけど、婚約破棄した女に対する扱いじゃないわよね。
あなたもあなたよ。普段は頑固なくせに、私の家族に押し切られちゃって。
くだらないケンカばかりするんじゃなくて、あなたとキスをしてみたらよかったわ。
運命の相手じゃないってわかったら、この腸が煮えくりかえるような苛立ちからも解放されるかもしれないもの。
あなたの笑顔は素敵だったわ、悔しいことに。
そうそう、兄とポーカーをしているあなたはとても楽しそうだったわね。混ざらなかったのはちょっと嫉妬していたからよ。
けれど、不思議。
兄は私が嫌な目に遭うと、いつも制御できないくらい怒り狂うのに、今回はまったくあなたを怒ってないし、ただ「しょうがないんだ」と私を慰めるだけ。
もしかして、兄はあなたの何かを知っているの?
私だけ仲間はずれにするのはよくないと思うわ。婚約破棄をされたんだから、これ以上私には失うものなんてない。
今こそ真実を話すべきよ、アレクサンダー・ハーウッド。
あなたと結婚したら、アレクって呼ぶのが夢だったの。ばかみたいね、私。
エミリア・ローズウェル
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エミリア・ローズウェル様
先日はおもてなしをありがとう。君のお兄さんには負けてばかりだ。
言うまでもないが、君のお兄さんを問い詰めるのはやめろ。何もない。君はばかじゃないし、君がすべきことは、僕を忘れ、幸せに暮らすことだ。
ばかなのは、僕だ。返事を書くべきじゃないのに、今も筆をとってしまっている。
この手紙に返事はいらない。君が終わらせろ。
最後に報告しておく。
昨夜、君のくれたハーブティーを飲んで寝たら、とても奇妙な夢を見た。
君にアレクと呼ばれる夢だ。
やめてくれないか、断りもなく私の夢に出てくるのは。
君はラベンダーの香りを纏わせ、強気な笑顔で笑っていた。そして、ごちゃごちゃと僕に「クソッタレ卿」だの「女を見る目がない」だのと、文句ばかり言うからふさいだ。君の唇を、僕の唇で。
勝手にキスをしたことはここで謝らせてもらう。
君の夢にも僕は出たか? だとしたら、もうわかっただろう。僕は君の運命の相手ではない。
セバスチャンのことは一刻も早く忘れろ。そして僕のことも。
PS.もう君から手紙がくることはないと思うが、もし僕の悪口を言いたくなったら、クソッタレ卿ではなくアレクと呼んでくれ。
アレクサンダー・ハーウッド
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クソッタレ卿ことアレクへ
私にキスをしたの?
でもそれじゃあだめ。だって私の夢じゃないもの、それはあなたの夢よ。運命かどうかはわからない。
あなたは女を見る目がないから、運命かどうかなんて判断できっこないわ。
夢にあなたが出るのをずっと待っているんだけど、全然出てきてくれないの。
昔は出てきてくれたのよ。でも、だめ。婚約破棄されてからは、あなたは出てこない。
どうして忘れろっていうの?
忘れないわ。私は怒ってるの。とっても怒ってる。
手紙だって書くわ。あなたがほかの女の人と結婚して、子供が生まれて、孫が生まれてもずっと。
私はここで、あなたのことをひとりきりでずっと怒ってる。そんな気がするの。
アレク。
アレク。アレク。
呼んだだけよ。意味はない。
少し熱っぽいの。今日はもう寝るわ。あなたも寝ているといいのだけれど。
エミリアより
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エミリアへ
熱があるらしいが、大丈夫だろうか。
ちょうど仕事でそちらに行くことになった。急を要する仕事だから、この手紙を書いたらすぐにここを出る。
君に頬を叩かれるのを忘れたので、君の屋敷にも寄ろうと思う。仕事のついでだ。
無理はするな。
アレクより
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アレクへ
風邪はなおったわ。あなたがわざわざ持ってきてくれたフルーツもおいしかった。
あなたってもしかして本当にばかなのかもしれない。
ただの風邪をひいた元婚約者に会いに来るなんて。
私に婚約破棄だと言ったことをもう忘れた?
あなたはもう気づいているだろうから言うわ。
あなたが好きよ。憎らしいくらいに大好き。
どうして私に会いにきたの?
どうして婚約破棄したの?
嫌いなら嫌いって言って。
本当にこれが最後よ。答えてくれたら、二度とあなたにつきまとわない。
エミリアより
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アレクへ
もう2ヶ月もたった。返事をくれないってことは、忘れろってことなのよね。
昨日、あなたが夢に出てきたの。
あなたは私の名前を呼びながら泣いていた。
そんなわけないのに。
最後だから教えてあげる。
初めてあなたに出会った時、あなたは私の手の甲にキスしてくれたのを覚えてる?
あの時、運命だと感じたの。
それではごきげよう、アレクサンダー・ハーウッド様。
PS.最後のハーブティーを送ります。なくなったら、他の人からもらって。
エミリア・ローズウェルより
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クソッタレ卿へ
信じられない!
あなた私に会いに来ていたのね?
私見たもの! あれはぜったいあなただった!
言い逃れはできないわ。
私はずっとあなたに会いたくても会えなくて苦しい時間を過ごしていたのに! あなたを忘れようと必死でがんばっていたのに!
あなたは勝手に、しかもこっそり私を見ていただなんて、こんな理不尽な話があって?
それに、婚約破棄の理由も兄から聞いたわ。
ひとつだけ言わせてほしいのは、兄は最後まで秘密を守ろうとしていたわ。
私が真実を教えてくれなきゃ家出をするって言ったら、渋々教えてくれたの。
お母様のこと、どうして教えてくれなかったの?
あなたとお母様のことを思うと、涙が止まらなくなってしまう。
ここからは私の勝手な推測だけれど、私があなたのお家の問題のせいで、結婚をしたら私に危害が加えられるかもしれないって思ったの?
もしそうなら見くびらないで。
私は自分のことも、あなたのことだって守ってみせる。
これを読んだらさっさと返事を書いて、アレク。
エミリアより
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エミリア・わからずや・ローズウェル様
君に手紙を書くのはひどく久しぶりだ。
もう君のお兄さんから全てを聞いているだろう。
君の言うとおり、僕は母上のように君が自ら命をたつようなことはあってはならないと考えて婚約破棄をした。
母はずっとハーウッドの家名を傷つけぬよう個人の行動を制限されてきた。
父、父の母、もしくは多くのハーウッド家の人間すべての監視のもと。
僕が生まれるまでも多くの理不尽に耐えてきたんだ。
それが一年前、なんとか保たれていた心の均衡が破れ、自ら死を選んでしまった。決定的なことがあったわけじゃない。ゆっくりと母の心は殺されていった。
どうすれば助けられたのか、僕にはもうわからない。
君には心配をかけぬよう、病死だと伝えてくれと頼んでいた。
あの時は君が猫をかぶっていることも知らなかったからな。
従順な君が我がハーウッド家に嫁いだら、すぐに心をやられてしまう。1年間、そんな悪夢にばかり苛まれた。だから、婚約破棄をした。
僕は君に、自由になってほしかった。
しかし、君は僕の考えている以上にタフで強くて、しつこかった。君よりしつこい人間は見たことがない。
君から手紙がきた時、久しぶりに声を出して笑ってしまったよ、エミリア。
君をこっそり見ていたことは謝る。
今から堂々と会いに行くつもりだ。君はハーブティーを用意して待っていてくれ。
頬を叩かれる準備はずっとできている。
わかってると思うが、念のために記す。
君が好きだ。憎らしいくらいどうしても。
クソッタレ卿より
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エミリア・おてんば・ローズウェルへ
認めるよ、君は木登り名人だ。
それと……。
キスをしたら君は運命だとわかると言ったが、僕の心臓はうるさく鳴るばかりで何も役に立たなかった。
運命でもそうじゃなくてもどうでもいい。
僕と、結婚してくれ。
二度目の婚約は、君から破棄されないことを祈る。
アレク
★
クソッタレ卿へ
お手紙の答えは、直接会って伝えるわ。
今すぐ会いに来て。
木登りの名人エミリアより
おわり