表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/68

第七話 兎狩り

さてと、私は今クエストでラビットという魔物を狩るために始まりの草原という場所に来ている。

ただまだ街に近いのでそこらかしこに人影が見える。


「おい!そっちにったぞ」


「わかってるけど当たらないんだよ」


「くそ、足元でちょろちょろ動き回りやがって」


ということでとりあえず街から距離を取ろうと思う。

気力を使って身体強化をしながら走る。


ワールドアナウンス{始まりの草原ボス グラスウルフが初討伐されました}


なんか聞こえたけど無視でいいかな


身体強化をするだけならば体内で完結するからなのか一度SPを気に変換してしまえば驚くほどロスが少ない。

それに私はここに来るまでに掲示版で確認したジョブレベルがレベルアップしたときのスキルにボーナスが付与されるというものが気力感知と気力操作には適用されないのだろうと薄々気づいていた。


う〜んこれなら常に使っておいてもいいかな…

今はまだ体が少し動かしやすいだけだがレベル1でこれなら後々が楽しみだ。

そんな事を考えながら走っていると

一匹のラビットが襲ってくる。


「キュッ」


そしてそれを容赦なく蹴り飛ばす。


「フッ」


そしてそのままジャンプ、ラビットの上に着地。

ふむ、10点といったところか…


「ジュッ、ジュエー」


{基礎レベルが上がりました}

{HPが10増加します。MPが3増加します。SPが10増加します。}

{ジョブレベルが上がりました}

{ステータスポイントを5手に入れました}



ふむどうやらレベルアップしたようだね。

前にジョブレベルは1度レベルアップしたことがあるからジョブレベルは3で、基礎は2だね。

ではステータスでもっ


「キュッ」


「ッッ!いきなり蹴りかかってくるとは危ないな」


なんとかとっさに回避しながらも失敗したな〜と今更ながら考えていた

なぜなら相手の識別をすることのできる手段を持っていない私でさえ今、自分と相対している相手が私の目的であった街の城壁の周りにいたラビットとはかけ離れた存在であると理解させられたからだ。

だってあいつら攻撃は頭突きのモーションしかなかったし。

城壁周りの奴らより一回り大きい上に異様に足が発達してるし。

何より金色のきれいな角が一本生えてるし。

まず街の近くで大人しく慎まやかに狩りをしていればこんな強敵と出会うことはなかっただろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ