第五一話 レベル上限
だがそこに表示されたステータスは私の想像とは全くの別物だった。
名前 ハル
種族 獣人 level100 進化可能
ジョブ 拳闘士 level213 ランクアップ可能 サブジョブ 結界師 level21
HP1690/1190+500
MP749/349+400
SP3430/2830+600
攻撃115+50
防御120+60
敏捷235+45
魔攻0+40
魔防7+35
生命0+50
魔量0+40
持久120+60
器用0+25
幸運7+25
ステータスポイント682
武器
防具
頭
胴
手1
手2
脚
足 ボアのブーツ 部分防御+8
アクセサリー
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スキル
〔気力感知level47〕〔気力操作level47〕〔魔力感知level18〕〔魔力操作level18〕〔鬼闘術level2〕 NEW(五感強化level73)(SP消費緩和level61)(MP消費緩和level11) NEW(結界魔法level8)NEW
(HP回復速度上昇level29)(MP回復速度上昇level20)(SP回復速度上昇level34)(攻撃強化level10)
(防御強化level12)(敏捷強化level9)(魔攻強化level8)(魔防強化level7)(生命強化level10)
(魔量強化level8)(持久強化level12)(器用強化level5)(幸運強化level5)
(暗視level12)(鑑定level9)(隠密level2)
スキルポイント27
称号
(プレイヤー)(拳闘士)(結界士)(C級冒険者)(ジャイアントキリング)(拳鬼の愛弟子) NEW
(破棄者)(平和主義者)NEW
(拳術)→〔鬼闘術〕
(拳鬼の弟子)→(拳鬼の愛弟子)
(MP消費緩和)
MPの消費量を減らそうとしたため獲得。
MPの消費量を減少させる。
〔鬼闘術〕
拳鬼の教えを正しく理解し、自分のものとしたことで獲得。
通常の拳術と拳鬼の操る武技を使用可能とする。
体を使った動きに補正がかかる。
常に攻撃、敏捷、防御の合計ステータスが0%上昇。
(10レベル毎に1%上昇。)
(結界魔法)
結界を使い続けたことで獲得。
結界の精度、強度に補正がかかる。
(拳鬼の愛弟子)
拳鬼の愛弟子と認められ、鬼闘術を受け継いだ者に与えられる称号。
効果 格闘スキル、拳系統のジョブレベル上昇速度超上昇。
(平和主義者)
同じ敵の攻撃に反撃すること無く、HPの300%を削られる。
効果 防御+10 スキルポイント+5
備考 ドM?
え、え?なにこれ?めっちゃ強いんだけど。
特に拳鬼の愛弟子と鬼闘術がエグすぎる。
というかレベルの上限100じゃないんだ。
これはトラップだな、進化可能とかランクアップ可能とか書いてるくせにそのレベルが上限じゃないなんて。
どうやら拳鬼の愛弟子を持っているかつ一ヶ月みっちり鍛えてなお213レベルという数字だということは100レベルごとの必要経験値量の上昇は10レベルごとのものとは違うということなのだろう。
それは私があれだけコンラッド村の北の森で魔物を狩ったのにもかかわらず基礎レベルがレベルアップした事からも明らかだろう。
なんせ一ヶ月と言うと私がこれまでこのゲームをプレイしてきた時間の半分ほどだ。
まあとりあえずステータスを割り振った。
名前 ハル
種族 獣人 level100 進化可能
ジョブ 拳闘士 level213 ランクアップ可能 サブジョブ 結界師 level21
HP1690/1190+500
MP749/349+400
SP3680/3080+600
攻撃300+50
防御300+60
敏捷435+45
魔攻60+40
魔防39+35
生命0+50
魔量0+40
持久120+60
器用0+25
幸運7+25
ステータスポイント0
ヤバい、強すぎる。
私の体を万能感が支配する。
これはまずい。
落ち着け、落ち着け。
だが中々体のうずきが収まらず完全に落ち着いたと判断できたのはステータスポイントを振った十分後だった。
いい年してそういう事言うのは重度の中二病か何かかと思われるかもしれないが違うんだ。
マジで体をとにかく動かしてみたい衝動に駆られるんだ。
これは一種の麻薬だよ。
そしてクランの共通チャットにレベルは100が上限でないためレベルが100になったからと言って、すぐに進化やランクアップをするべきではないという情報を流しておく、今のところこの情報を外に流すつもりがないことも。
もしかしたら気づかれるかもしれないが、もし気づかれなかった場合、他のプレイヤーと比べて最終レベルまで上げたときに大きな差ができるはずだ。
きっとそのことは二人もわかっているはずなので私達で独占するだろう。
私達が楽しめればいいのだから当たり前だ。
もしかしたらそのうち流すかもしれないが、もし私達が流すとしてもそれは私達にも利益が出ると判断したときだろう。
これは早くもこれからが楽しみになってきた。
まあこの力を試すにはやっぱり魔物狩りだ〜。
私は今猛烈に感動している。
あの硬すぎるミスリルゴーレムを簡単に倒すことができたからだ。
流石に一撃とは行かなかったが連撃で回復速度を越して簡単に仕留めることに成功したのだ。
だが私の目的はこんなところでの狩りではない。
もちろん私が知っている中で最も危険度の高いコンラッド村の北の森である。
あのリベンジすべき竜ではなくその周りにいた金色の魔物たちが私の標的である。




