第四話 チュートリアル3
誤字報告ありがとうございました。
…スキルポイントって何?
{スキルポイントは消費することで既存のスキルを強化、もしくは新たにスキルを獲得することができます。}
わぉ、そんな便利なポイントがあるなんてなんだか凄そう。
おっとしまったお爺さんの説明中なのにステータス確認をしてしまっていた。
急いで意識をお爺さんに向け直す。
しかしお爺さんもなにか考え事をしているようだった。
話しかけたくはないのでしばらく待ってみることにする。
「…おっとすまんのうワシとしたことが考え事をしてしまった。まっ、まあどうにか気の感知には成功したようじゃのう。では次にその気を動かそうとしてみなさい。」
コクン
さてと、では言われたとおりに動かしてみよう。
再び体の中に意識を向ける。
スキルによって感じれるようになったそれをなんとか動かせないかと念を送り続ける。
うごけー、うごけー
……ピクリ…ピクリ
いま一瞬自分の意志で動かすことができた気がする。
おっと駄目だ駄目もっと集中しないと。
…………
{スキル”気力操作”を獲得しました}
おや、どうやら成功したみたいだ。
「おお!これは凄い、だいぶ自由に動くね。」
おっと、声に出てしまったが先程の不自由さが嘘のようにゆっくりでなければ動かせないがうごくようになっていた。
無事に成功したとお爺さんの方を見る。
あれ?なんか微妙そうな顔をしてる。なんでだろ?
「…まあ良いどうやら成功したようじゃのう。まだ纏うのは難しいじゃろうし体を動かすのに合わせて気を動かしてみると良い。」
言われたとおりに動かす。
おお、こりゃすごい跳ねたり走ったりして体の調子を確かめる。
{ジョブレベルが上がりました}
{ステータスポイントを5手に入れました}
「ではこれでいったんチュートリアルは終わりじゃ。気力操作のレベルが8、9程にならんとおそらく纏うことは難しいじゃろうしそれぐらいになったらまた来るといい。…ところでお前、名をなんという?」
「…ハッ、ハルです」
「そうか…ではなハル。」
そう言うといつの間にか出現していた扉からお爺さんは出ていってしまった。
その後私は一旦ログアウトすることにした。
再びログイン
そうだチュートリアルが終わったんだった。
何しようかな。
とりあえず基礎レベルを上げに行くついでにギルドで依頼でも受けようかな…
ということでギルドにやってきました。
ラビットの討伐 そう書かれた依頼を受付まで持っていって受注します。
「これ…受けます」
そんでもって始まりの草原にレッツゴー。
と思ったが途中で何者かに引き止められる。
「おい嬢ちゃん、あんたもプレイヤーだろ?」
…コクン
「このゲームはどうやらモブにもある程度の知能があるらしくってそんなただの兎でもしっかり避けたり攻撃したりしてくるし、逃げたりもする。…まあ一人だとかなり大変だと思うけど頑張れよ。」
なんか応援の言葉をもらった?
ってゆうか避けたり攻撃したりって当たり前じゃない?
まあ気を取り直してしゅっぱーつ。