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第一五話 落石注意


あー楽しかった

こんなふうに誰かと夢中で話すなんて久しぶりだ。


さてと、何故かお金がなくなったようなので北の山に行くとしよう。





北の山はゴーレムの楽園だった。他のフィールドと違い色んな種類のゴーレムがいるのが新鮮だった。


麓のあたりには石のゴーレムがいた。

殴ってきた、それだけ。

「赤」を纏って攻撃するといい感じに気持ちよく砕けてくれるので楽しい。


少し登っていくと段々とゴーレムの体の割合が鉄多めになってくる。

1つ言わせてもらうならそろそろ手が痛い。

そりゃあ私もオーラはもうだいぶ纏えて来てるよ。


うん。石ぐらいなら問題はないかな。

でもね、鉄ともなると多少は痛いのよ。

何なの?バカみたいにいっぱい出てくるし。

だんだん硬いところが多くなってくるしでもう嫌や。

いやマジでなら硬いところは避けろやって話になるけど。


残念ながら私の目じゃあ見分けられないのよね…

いやみんなが想像するような加工されたやつじゃなくて原石だからさ。


あとなんかたまにところどころ金色が混じってるゴーレムがいるんよ。

そいつはもう勘弁してほしい。

金色してるくせに柔らかくないのがもうね、許せない。


ただそろそろ頂上につきそう。

そんなふうに考えて歩いていると

上の方から大量の石が落ちてくる。


らっ落石だ〜

どんだけ落ちてくるんだよ、これ明らかに人為的でしょってレベルで落ちてくる。

落石の範囲外への避難は不可能だと判断して左へ右へ小刻みに回避していく。

よし、これで最後っ、


「ガシッ」


「…」


ゴーレムは自身がやっと掴まったものが安定していないものだとわかり、私はあの地獄に私も巻き込まれると悟り互いに絶望した顔を見合せる。

…お前も転がってたのかよ。

おいおい冗談でしょ……


「わ〜」


久しぶりに大声出したな…

結果的に私は数百メートルほどで何とか落石から抜け出すことができた。

振り出しに戻されなくてよかった。

さて、山登り再開だ…


…たどり着いた頂上はやけに広く平べったい。

そしてその中心にはなんかクソデカイ金の塊がある。


その時点で嫌な予感はしてたんよ。

ただもしかしたら、もしかしたらただのオブジェクトっていう希望を私は捨てなかった。


「ゴゴゴゴゴ」


いやわかってたけど。わかってたけどさ。

うわこいつ殆どが金色で覆われてるんだけど…

あれだけゴーレムがいるんだから確かにボスがいきなり柔らかい敵に変わるってのも変な話だしね。


そして現れたのは金ピカのゴーレムだった。

だが大きな違いが一つ。

なに!?

今さっきまで戦ってたのと違ってかっこいいだと!


そう、そのゴーレムは今までのゴーレムと違いそれなりに洗練されたフォルムをしていたのだ。

戦う前からワクワクさせてくれる。


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[一言] 少し登っていくと段々とゴーレムの体の割合が鉄多めになってくる。 1つ言わせてもらうなら手が痛い。 そりゃあ私もオーラはもうだいぶ纏えて来てるよ。 うん。石ぐらいなら問題はないかな。…
[一言] …たどり着いた頂上はやけに広く平べったい。 そしてその中心にはなんかクソデカイ金の塊がある。 その時点で嫌な予感はしてたんよ。 ただもしかしたら、もしかしたらただのオブジェクトって…
[一言] 残念ながら私の目じゃあ見分けられないのよね… いやみんなが想像するような加工されたやつじゃなくて原石だからさ。 鉄鉱石っぽいし、それなら良く見ればキラキラがとかでも、戦闘だと良く見る時間…
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