大神犬太郎のチラシ裏
ここまできたがタイトルと本編が全く関係ない。
今のところ直すつもりもないけど、しかし、関係がなさすぎる。
結局日曜日も見張る事になった。
流石に平日に早朝から見張るのは堪える。
なので、ごねて休みの日にしてもらった。
いや、監督する立場なのでせめてそのぐらいのいうことぐらいは聞いて欲しいと言ったら聞いてくれた。
でもって、
「ちょっと! 会長から離れなさい犬!」
「犬っていうなちゃんと犬太郎と言え!」
といったふうにさっきから副会長の御剣が文句を言ってくる。
しかし、見張ると言ってもこう騒がしいとあの娘は現れないのではないか?
「騒がしい!」
「あっ、すいません」
「ごめんなさい」
ここで会長が怒る、というのがさっきまでの流れだったが、その時怒ったのは和服の少女だった。どうやら心配は杞憂だったようだ。
「また、おまえか、人を増やしよって、しかも刀気を常時放っている奴を連れてくるとは儂を退治しにでもきたのか?」
「まった、ストップ、何? この娘いきなり、おい犬」
「犬じゃねえ! それとこの娘は多分会長が知りたいものの正体だ。 それと……そういや名前を聞いてないな」
「何じゃ? 儂の墓標に刻む名前でも聞きたいのか?」
「警戒感マックス! 落ち着け、このお姉さんは会長に手を出さん限りは大丈夫だ」
「全く、わかっておらんのか? そこの女は刀を隠し持っておるんだ」
「ちょっと待て、御剣本当か?」
「ええ」
「そんなことをやってると会長に怒られるぞ」
「大丈夫よ。 岩手会長には許可をもらってるから」
「会長!」
俺は思わず叫んだ。 しかし、『術』にかかった会長は反応しない
「ところで岩手会長は?」
後ろでグルルルと俺を威嚇する御剣は余計なことに気づく
「逃げろ!」
といった感じで会長はすぐに動き出したが、少女を逃がしてしまった。
まあ、逃げていなかったらどうなってたか俺でも想像できない。
どこからか刀を出した御剣が俺にもわかる刀気を放っていたからな。
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翌日の月曜日に生徒会室に集まる。
室内には会長と御剣そして俺がいてもう一人が机に突っ伏して眠っている。
他に庶務と会計、書記が役職的に居るのだが、庶務は最近来ていないし、会計はとっくに帰っている。
書記は来ているが、全く起きない。
「ほう、前回そんなことがあったのに私に教えなかったのですか」
鬼のような形相で僕を睨んでくる会長。
「いや、ほら、会長が影を確認したから報告する必要はないと思ってたんだ」
そんなわけがなくただ、報告するとめんどくさくなるだけなのだったら報告する必要はないと判断したのだが、裏目に出てしまった。
まあ、めんどくさいというのは会長が怪異を発見した時点で手遅れなのだが、
「へえ、今回は私がついていったから会長が知ることが出来た。 私が付いていなかったらどうするつもりだったんだ?」
会長と一緒に蔑み無用な目で見てくる御剣、くっそうお前さえいなければ問題はなかったはずなのに。
「ああ、当然だろう? 怪異には関わってほしくないっていうのは専門家からの立場的には言わせてもらうが、それ以上に会長に何かあったら生きていけねえよ」
主に、姉が許さない。
何故か会長のことを気に入ってるからな。
「あう」
と顔を赤くする会長
「貴様」
ギンッと鋭い眼光をたたきつけられ俺は肩を竦める。
「他意はないよ」
「尚悪いわ!」
何が悪いのかはよくわからんが、ん~
「御剣と俺がいればまあよっぽどのことがない限りは大丈夫だろうが、そのよっぽどのことが起きないとも限らん。 御剣は鬼を斬る事ができるか?」
「会長の前だったら何でも斬って見せよう」
「会長の前でなかったら?」
「鬼の強さによる」
「リョウメンスクナノカミ」
「無理、と言うより例えがひどい」
鬼っていうか神だ。いや、鬼神か。
「なので、今回、会長が神社の主と挨拶が出来た時点でこの話は終わりだ」
「霧の怪人がその神社の主であるならばいいでしょう」
いつの間にかキリッとした顔に戻っている会長が認めた。
霧の怪人ではなかったらどうしようか?
なんて今考えてもしかたがないとはいえ、あの女の子が霧の怪人であって欲しいと思うのだった。
それと霧の怪人って、今、はじめて聞いたぞ!
拙作をお読みいただきありがとうございます。
グダグダな拙作をここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
なにせいきあたりばったりですから
もちろんある程度方向性は考えておりますがいかんせん行き当たりばったり
いつ終わるかも見当つきません
ですがなんとか終わらせようと思い・・・思うじゃなくて終わらせるです。




