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第五章 三話 のじゃのじゃといっしょ

 犬兄いぬにぃと会ってからどうしても一緒に居たかった私は、犬兄を押し倒して犬兄の家に転がり込みました。

 漫画で読んだとおりになってとても嬉しかったです。

 けれど、犬兄が怪我しちゃったのは反省。

 次は、誰も傷つかないようにしないと。

 犬兄が入れてくれたお茶はお家で飲むお茶と同じだったのでなんだか嬉しかった。

 ただ、このままだと帰らないと行けないことはわかっていたのでなんとか泊まる交渉しました。えへん。

 犬兄は困った顔をしてたけど嫌そうなことは言わなかったし嫌そうにも見えなかったので大丈夫!

 犬兄のお家に泊まる事が決定した後、しばらくして女の子が帰ってきました。

 美咲より年下に見えました。

 のじゃのじゃ言う女の子は私を見て驚いていました。

 そして、犬兄に詰め寄ります。


「何処からさらってきたのじゃ!」

「人聞きの悪い事を言うな!

 ちゃんと同意の上連れ込んでいる」

「ロリコンなのじゃ! ロリコンが居るのじゃ!」

「待て待て! 誤解だ! おい、待て!」

「もしもし、結殿! 大変なのじゃ! 大神が女の子を家に連れ込んで居るのじゃ」


 のじゃのじゃが誰かに連絡を取っています。

 誰に電話を掛けているのでしょうか?


「捕まえた! おい姉ちゃん、今のは誤解っ! くっ、切れてやがる」

「ふふふふ、いたいけな女の子を連れ込んだお主のは万死に値するのじゃ」

「ややこしいことを」


 犬兄が頭をおでこに手を当てて険しい表情をています。

 のじゃのじゃに向かって私は言ってやりました。


「犬兄を困らせないで!」

「ぬ、お主は、無理やり連れ込まれたわけではないのか?」

「犬兄が怪我をしたからその、美咲が怪我をさせちゃったから、美咲が悪いんだよ」

「全く、人の話を聞かないのは全然治りやがらねえ」

「ぬ、それは、すまぬ」

「いま、連絡したのは誰?」

「結殿か? 結殿は大神犬太郎、こやつの姉なのじゃ」

「んでこののじゃのじゃ言ってる幼女は姉の同僚だ。

 ただいま謹慎中だ」

「のじゃ! それは、誰にも言わない約束なのじゃ」

「はあ、人を売っておいてよく言うよ」

「なんだかよくわかりませんが、犬兄のお姉さんに連絡をしたのでしょうか?」

「ああ、そうなるな」

「お姉さんは怖い人ですか?」

「いや、ただ、後の事を考えると面倒臭いと思ってな」

「めんどうくさい?」

「まあ、美咲には影響は、無いと思う。

 お泊りがなくなることは無いから安心しろ」


 そのことを聞いて私は驚きました。


「泊まれなくなるの?」

「大丈夫だって、姉ちゃんも決まったことをわざわざひっくり返したりしないさ」

「すまんのじゃ」

「全くだよ」


 どうやら、泊まれるようなのでほっと安堵の息を漏らしました。

拙作をご覧いただきありがとうございます。


のじゃロリは書いてて楽しいですが残念キャラになりやすいですね。


「残念とは何なのじゃ~!」


やっぱり残念だ。

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