表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/70

大神犬太郎とのやりとり

大神くん登場の上仕事を押し付けられる。

「え? なんで俺が俺の観察報告なんかしなきゃなんないんだよ。 おまえの仕事だろ」

 不本意ながらその通りでございますが、あなた様を観察するより私はそろそろ結さまを観察、いえかんししないといけませんので

「監視ぐらい漢字で書けよ」

 ああ、間違えました。しかんしたくなったんです。

「より質が悪いな」

 このまま報告を続けてもよろしいのです。しかし、結さまそろそろ本当に何をしでかすかわかりませんので、そもそも私がこの報告を続けること自体無理なのはわかっておりました。

「じゃあ、なんでこんな報告をしようとしたんだ?」

 ひとえに結さまのためでございます。

「おい」

 しかし、結さまはお忙しいながらも優秀でございますので報告する必要はございませんでした。

「じゃあ、この報告は誰に対してやってるんだ?」

 あなた様にございます。

「ひでえ、興味がないのに追跡して人の行動を監視するとか新手のストーカーかよ」

 どちらかと言えば探偵ですが、まあとりあえずは本人が書いた報告書のほうが、残念ながら結さまは喜ばれますので、大変残念で遺憾の至りでありますがあなたにあなたの報告をする権限を強制します。

「おいっ!」

 ああ、報告を怠った場合、ペナルティとして結さまに休暇を与えます。

「え、それのどこがペナルティなんだよ」

 残念な頭ですね。当然のごとくあなたのもとに直行すると思われます。

「ああああああああ、もう! わかった、わかったから休暇を出すな」

 はい、わかりました。




「というやり取りがありました」

 私は、そう言って結さまに報告書を渡した。

「はは、さすがわが弟だな、私とお前がいなければ組織の回転が遅くなってしまうからな。 やはり自慢の弟だ」

 すごくいい笑顔の結さま、ああ、なるほどそう解釈しましたか。

 今回も駄目ですね。さて結さまにこちらを向いてもらうには、どうしたものか。

「それにわざわざ、日記まで私にくれるというのは願ってもいない僥倖だ。よくやった堤下礼香つつみしたれいか

 そうきましたか。

 まあ、結さまによろこばれたのなら良しとしましょう。

「ああ、それと、私に黙って弟に会うとはどういう了見だ?」

 ……あれ?

拙作をお読み頂きありがとうございます。

流れ修正、この話も前話に入れれば良かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ