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発狂寸前刀子ちゃん

取りあえずキャラクターの暴走に任せて書いてます

刀子とうこちゃんがある意味頼みの綱ですね。

個性的なキャラ的な意味で

 私は、目的地大神が結界を張っていいるであろう場所について衝撃を受けた。

 あの素晴らしきふかふかをすでに少女がしていたことだ。

 しかも大神の上に乗って!

 なんということだ変身直後一番にふかふかするのが一番気持ちいいというのに! これでは二番ふかふかではないか!

 それに私の体の大きさでは大神の上に乗ってふかふかすることも出来ない!


「お! ようやっときたか」


 そう言って大神はしっぽを振ります。

 相変わらずなんと素晴らしき毛並みでしょうか!


「おお、あの少女達が待ち人じゃったか」

「お・お・が・み・く・ん?」


 あれ? 会長の方からすごい殺気が流れてくる!


「ど、どうしたんだ会長、遅かったな」


 大神のしっぽが勢いをなくして垂れ下がります。

 大神は、狼に変身していると普段より感情がわかりやすい。

 やはり、大神は狼でないと


「その娘は?」

「この子か? ほら霧の怪人の正体だよ」


 大神は、少女を背にのせたまま用意していたであろう結界から出てくる。


「へ? その子が?」


 少女を見て、イマイチ納得の行かないような言い方をする岩手会長。

 しかし、もう我慢ならん!


「大神様、触らせていただいてよろしいでしょうか」

「あ、ああ、いいよ。 お手柔らかに頼む」

「はあはあ、もふもふ様が久しぶりのもふもふ様が」


 私は、狼になった大神に突撃した。



-------------------------



 御剣が暴走したことによって体中の体毛を愛でられて、会長によって止められた後の所から話そうか。

 まず、大丈夫と思っていた鮭の件は見事なまでに想像を打ち砕かれた。

 誰が、鮭を丸々買ってくると思う? そもそもどこで買ってきた!?

 ……ふう。


 狼の姿で御剣に会うのは避けたかったが交渉に必要だったからそこは我慢しよう。

 幸い会長が途中で止めてくれたしな。

 しかし、御剣と狼の姿で会うと何故か寒気がするのはなぜなんだろうか?

 ちなみに今はもう人の形態に戻っている。

 御剣が再び暴走しないためにな。

 まあ、それはともかく。

 今回出会ったリミこと花楽里鳴知からくりみんちは怪異の専門家とりわけ怪異の異常性を無くす役割だということらしい。

 

「怪異の異常性っていやあ、あれだよな。 本来の姿からズレてしまう現象のことだったっけ」

「本来の姿なんぞ、無いものなんじゃが、話を広めることによって無理やり想像の姿に留める。 あるいは封印してしまうなどなどじゃな」


 胸を張って、どうじゃ! と言われると和んでしまう俺を誰も責めないで欲しい。

 しかし、


「じゃあ、お前のあの術は」

「うむ、専門家には通用せん。 まあ、そういうふうに造っておるからな」

「術を造っている?」

「おう、そうじゃ。 儂の所属する組織では、みんな使えるような術を造っておったのじゃ」


 怪異絡みの組織ね。 とても嫌な予感がする。


「その組織のとある女幹部に弟自慢をやたらする奴がおっての」


 ゴフッ、ふ、ふ~ん、ソンナヒトモイルンダネ。


「ストップ! ストップ! 脱線しすぎだ。 で、リミはこの大熊の社に何のようだったんだ?」

「おお、そうじゃったの、今回、儂がきた理由はこの社に祀られておるはずの大熊がいなくなったことについてじゃ」

拙作をお読みくださりありがとうございます。

継続は力なりです。

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