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いち、に、の姉妹論。  作者: 陽向夏月
保護者の章
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ニコ編 前① 保護したらまた飛ばされました (改訂版)

 理不尽で性格の悪い神さまたちに復讐を誓ったところで、いったん落ち着こうと思いました。

 だってお姉ちゃんがいない今は自分で全部考えるしかないし、第一に死にたくない。死んだら負けだもの。こんな現実に負けたくないです。

 お姉ちゃんに再会するまでは意地でも生きる! そして超絶笑顔のお姉さまに優しく頭をナデナデしてもらう! 一人で何とかできたことを褒めてもらうんだ!

 うん。やる気が出てきた。ついでに目標でも立てよう。

 その一。お姉ちゃんに会うまで死なないことに全力を注ぐ。必須。

 その二。出来る限り自分で何とかする。要努力。

 その三。むやみに大声を出さない。頑張りましょう。

 あ、重要なことを忘れていました。

 その四。おそらく私と同じようにどこかを彷徨っているだろう迷子の天災……間違った。『迷子の天才』であるお姉さまを捕獲する! 超必須。

 あのお姉ちゃんに迎えを期待していたら一生出会えない。だからお迎えはいつも私の仕事です。


「とりあえず戦場にいないことだけを祈ろう」


 あそこに私だけで突っ込むなんてムリです。三秒もしないであの世に連れて行かれちゃいますから。だってニコちゃんはか弱い女子高生だもの。

 お姉ちゃんと親友に誕生日プレゼントで防犯グッズを贈られるほどに。

 いやー、半年前から痴漢・暴漢の遭遇率が格段に上がったのが原因なんですけどね。

 大抵はいつも一緒にいる親友が追い払ってくれるから安心ですが、たまに一人でいるところを狙われるので、その事実にブチ切れたお姉さまと親友が良い笑顔でプレゼントしてくれました。

 こんなちんちくりんを襲っても百害あって一利なしなのにねー。世の中、悪趣味なお馬鹿さんがいるんですねー。

 まぁ、そんな胸くそ悪い思い出は置いておいて。


「カバンも一緒に移動してくれたのがラッキーだなぁ。防犯グッズが全部入ってるし」


 でも一応カバンの中身を確かめておこう。

 まずはお菓子数種類でしょ。

 それから冷たい麦茶が入ったタンブラー、ハンドタオル、ポケットティッシュ、制汗スプレー、ポーチ、ルーズリーフ、筆記用具、おサイフ、ケータイ、充電器、防犯グッズ各種。

 防犯物で実際に使用経験があるのは、お姉ちゃんがくれた、広げると可愛い花柄が見れる鉄扇かな。その名の通り、普通の扇子より重いけどニコちゃんは力自慢なので問題なし。

 縦に並んだ人体の急所を狙えとのお姉さまの助言のもと、痴漢に立ち向かった結果、見事勝利を掴んだ実績があるし、お姉ちゃんのセレクトだからすごく手に馴染んでいる。

 あとは、送り主の親友が実験済みだとニコニコと胡散臭い顔で手渡してきた、催涙スプレーと成分が分からない変な色をした液体入りスプレー、改造済みのブザー付きスタンガン。

 たしか青い容器が催涙スプレーで赤い容器が謎のスプレーで「なんでスプレーは二個なの?」て訊いたら「切り札だよ。あ、だけどお巡りさんに見つかると怒られるから」なんて無責任なこと言ってきたからイラッとしたわー。

 でもそのときの親友の笑顔を怖過ぎて所持はしていたけど使う気が起きなかった凶器たちです。

 まぁ、今なら正当防衛でガンガン使える気がするよ。いや、使おう。じゃないと鈍くさい私の勝率は一向に上がらないし、目的を達成するためには心を鬼にして武力行使でいこう。


「さて、と。この後はどうすればいいかなぁ」


 お姉ちゃんだったどうするだろ?

 ううん。さっきはどうしてた?

 多分、お姉ちゃんは私よりも先に目を覚ましていた。でも兵士たちに囲まれているのを気配で知って、息を潜めながら持ち物の確認とこれからの計画を立てて行動に出たはず。あのお姉ちゃんならそれくらい寝たフリをしながら簡単にやってのける。

 私を起こしたのは逃げる算段がついて、なおかつ、お姉ちゃんがいつでも攻撃できる態勢に入ったから。証拠に私がちゃんと立ち上がったのを見た後でお姉ちゃんは兵士を蹴り上げていた。

 あとは途中まで私の手を引っ張って先導しながらブツブツ何かを呟いていたんだけど、あれはお姉ちゃんが情報を整理しているときのクセで、きっとあの状況とこの先のことを考えていたんだと思う。


「けど私にはお姉ちゃんみたいに一度にたくさんの動きはできないから一つひとつ確実に潰していこ。荷物の確認オーケー! 各ポケットに鉄扇とスタンガン、スプレー装備完了! ダメもとでケータイもって、あー……やっぱり圏外だよね。でも電源が入るだけいっか」


 お姉ちゃんを探すときに画像を見せて訊けるし。……まぁ、この場所にケータイという文明の利器が存在するのか疑問だけどさ。怖いから安易に使わないようにしよう。

 次は、現在地ですね。

 うん、森ン中です。そして廃墟があります。

 どうやら私が立っているのは、その朽ちた建物の中心で、ソレは周囲をぐるっと高い木々に囲まれている。

 ここの真上だけ口を開けたみたいに空が広がっている。

 太陽の光が入ってくるから当然暗くはないんだけど、何故か足の爪先から頭の天辺までの毛穴が一気に開きそうな薄気味悪さがあって私は好きになれそうにない。

 建物のオンボロ加減も背筋が薄ら寒くなる雰囲気を漂わせているからか、私はここを囲っている大木や森そのものにも不気味さを感じて無意識の内に身体を抱きしめるように擦っていた。

 ……よし、ここに立ったままでいるよりも歩いてこの辺を調べよう。

 その方が気分も紛れるし、ずっと鳥肌を走らせる色んな空気から逃げられる。


「――? 模様?」


 何となく目がいった足元にファンタジーアニメに出てきそうな文字? を発見。コレはー……。


 ――パシャリ。


 お姉ちゃんなら分かるかも知れないから撮ってみました。

 けして丸投げとかじゃないです。文字アレルギーとかじゃないですから!

 ただ私的にはまったく興味がそそられないだけです。なのでもう出発しますね。

 文字からちょっと下にあったいくつかの段差を降りて、改めて目の前の廃墟を上から下に眺めてみる。


「おおー。意外と大きかった」


 よく分かんないけど古い建物なのかな?

 壁や天井はほとんど崩れていて、原型がどんな形なのか分からない。

 瓦礫の小山があちこちにあって、柱は半分折れているものとその倍以上の長さがあるものと残っているから高さだけは判明。二階建ての一軒家以上かな。

 私が降りてきた段差――階段だった――には、よくよく見ると手摺りのような残骸が辛うじて残っていた。

 そのまま建物の裏側まで行ってみれば、壁面に謎の文字を発見。え、また? 当然読めなかったので写真だけ撮って正面に戻りました。

 見回って分かったのはここが火事現場だったということ。

 手近な残骸を爪先で擦って、こびり付いた黒い煤を削り取るとレンガに似た質感の石の表面が出てきた。石造りの建築物かな?

 火事については焦げ臭さが全くなかったから気付くのが遅れたけど、ちゃんと見ると焼け焦げた大地が廃墟を中心に狭くキレイな円形の範囲で存在していた。

 森にはたくさんの木や草花があるのに、黒焦げの土地には大木の燃え残りさえないし、新しい草の芽も全然見当たらない。

 焦げ臭さがなくなるくらいに時間が経っているなら、地面だけでも回復して風で飛んでくる花の種が根付いて咲いててもいいはずなのに……。


「薄気味悪いうえに寂しいところだなぁ……」


 見た目が完璧にホラー映画やその手のゲームに出てきそうな、おどろおどろしい佇まいの崩れかけ寸前の廃墟と異様な空気感の森。その両方をもう一度見つめ直している内にハッとする。……どうして森を怖いと感じたのかやっと分かった。


「風が吹いてないし、動物の鳴き声もしないからだ……」


 ここ『全体』がどこであっても『この場所』が『森』なら、人間の声はムリでも『森』で生活している『生き物』の気配が必ずあるはずなのに何も感じられない。

 冗談じゃなく、正真正銘の一人ぼっち――孤独――の環境を私の頭は嫌がっていたんだ……。

 自覚すれば怒涛の勢いで心寂しさが襲いかかってくる。そのせいで猛烈にお姉ちゃんに会いたくなってしまって両手をギュッと握り締めた。

 ……ダメだ、ダメだ。泣かないって約束したじゃん。お姉ちゃんだって怪我しないように頑張ってくれるんだから私もこれくらいで涙なんて流しちゃいけないよ。


「……うん。頑張ろう、ニコ」


 ほっぺたをペシペシ叩いて気合を入れ直す。

 ここ『全体』を知るための情報を一つでも多く持ってお姉ちゃんに会うよう、廃墟の全体像もケータイで撮ってから、取り敢えずこの場所を離れようとしたとき。


 ――ポスン。


 んん? ふくらはぎに軽い衝撃がきました。と言ってもとても可愛らしい感じの、やけに覚えのある感触です。生温かいです。ホニホニしています。これは、アレですね。小さい子が抱きついてきたときのものとそっくりです。

 懐かしいなぁと頬を緩める反面、背中は冷汗ビッショリで全身固まっていたりします……。

 だって今の今まで何の気配もしなかったのにいきなり何かがぶつかってきたんですよ!? ビックリどころじゃないですって! チキンハートが爆発するかと思った……っ!

 百歩譲ってユーレイだったらまだマシだけど、牙の鋭い動物とか、武器持った兵士とか、はたまた肝試しに最適なこの場所にユーレイと同列でよく似合う……ゾンビさんだったら、問答無用でニコちゃんに死亡フラグが立っちゃうよ? やめてよ、神さま。暴言吐いたの謝るからさァ……ッ!

 だけど、どんな光景が待ち構えているにしてもいつまでも確認しないわけにはいかないので、なけなしの勇気を振り絞って振り返りましたさ。そしたら……。


「…………え? ボク、誰……?」


 下を振り向いたまま固まった私の視線の先には、癖っ毛の可愛らしい天使が小首を傾げながらこちらを見上げていました。


「…………」


 柔らかそうな癖毛の間からクリクリで零れ落ちそうな大きいお目々が私を見上げています。小さいお手々で必死に私のふくらはぎを掴んでいる。なんですか、この可愛い生き物は。その殺人的な愛くるしさでは変態に誘拐されてしまいますよ?

 ……ヤバ。鼻血出てそう。

 って、そうじゃないでしょ、ニコ! もっと重要なものに注目しようよ!

 この子、口に布巻かれてるでしょ!


「な、なんでだろ……? でも、これってどう見ても……」


 誘拐または監禁されるときの悲鳴防止の布だよね……? と、とにかく早く取ってあげなきゃ!


「待ってて! 今取ってあげ、」


 私が男の子の口に手を伸ばしかけると、その子が逃げてきたであろう方向から。


「早くしろ! 逃げられるだろ!」

「分かってるって! 口布は外してねぇから空間転移テレポートは使えねぇ! ガキの体力ならあの場所あたりで疲れて隠れてるだろ!」

「それでももし逃げられたらオマエのせいだからな!?」

「うるせーッ! 少し余所見しただけだろ! それに取引場所に逃げたんなら手間が省けていいじゃねぇか!」


 ……あー。これはイカンですね。疑いようがない誘拐だわ。

 そして取引場所ってもしかしなくてもここ? うわー。

 ヤッバ。私の足じゃ逃げ切れないから一先ずこの子を連れて隠れよう。

 そもそも隠れられる物がない廃墟は最初から候補に入れず、短時間で選らんだ場所は私が屈んでも身体がスッポリ埋もれる高さの茂み。

 その子を抱えて急いでその、建物の正面付近を斜め後ろから見れるナイスな位置に移動すると、ものの数秒の差でさっきの声の主たちが息を切らせて走ってきた。


「いたかッ!?」

「ダメだ! どっかに隠れてんのかもしれねぇ。俺は裏を探す。オマエはこの辺りを探せ」

「おう! 絶対に逃がさねぇからな、クソガキ!」


 ううむ、相手は大人の男性二人。裏に回ったのが筋肉モリモリ系で、あそこにいるのがちょいヒョロ系か。上下関係は裏のヤツが上っぽいね。

 お姉ちゃんなら敵が二手に別れてくれた今を狙うし、ちょいヒョロ系なら私にも何とか出来る、と思うけど、ホントにそれでいいのかな……。

 ……ううん、迷ってられない。失敗したら私だけじゃなくてこの子までヒドイ目に遭うんだから。それに小さい子を傷つけるマネなんてさせない。

 お姉ちゃん、さっちゃん、力貸してね。

 ポケットに入っている物を生地に上からそっと触りながら、私は震えもせずに静かに身体を屈めているその子に笑顔を向ける。


「大丈夫だよ。悪いヤツはお姉ちゃんがやっつけてあげるから。だから私がいいって言うまでここで大人しく待っててね? 何があっても絶対に出てきちゃダメだよ」

「…………」


 コクリと小さく頷いてくれたその子の頭を撫でると、一瞬だけポカンと目を瞬かせてすぐに視線を下げてしまった。……あちゃ、撫でられるの好きじゃなかったかな。 無事に切り抜けられたら謝ろう。

 そう、高まった緊張を和らげるように心に決め、素早く思考を切り替えつつ、カバンからケータイを取り出して一旦、その子と別れた。

 向かった先は私たちから一番離れている対面の茂みで、裏に回ったもう一人が帰ってこない内に準備を整える。

 ケータイのタイマー機能を使って誘き出し奇襲するだけの単純な作戦だけど、今の私に出来る精一杯のことだ。

 タイマーは一分後に設定した。それまで私も傍に木の影に隠れて待つ。

 この距離なら動きの遅い私でも数歩で相手の隙を突いて攻撃できると睨んだ位置。そこで待つ一分は短い人生の中でも断トツに長くて心臓がうるさく感じた一分間だった。

 ……そろそろかな。


 ――ピピピピピピッ。


 ……鳴った!


「なんだっ!?」


 よし! 反応してくれた!

 やっぱり聞き慣れない音みたい。ヒョロ系の男はしばらく周囲を警戒しながら見回して、場所の目星を着けてのか、速足でこっちに来た。


 ――ピピピピピピッ。


 三分は鳴り続けるアラームが確実に男の注意を引いてくれる。

 男の荒々しい足音と茂みを掻き分けるガサガサとした音、自分の早まった鼓動が耳の奥にまで響いて気分が悪くなりかけたけど、今日一番かもしれない緊張感にソレはあっけなく吹き飛んでいった。


「なんだ、こりゃあ?」


 男の指先がケータイに触る直前。

 私は木の影から飛び出した。手には、無邪気な笑顔で鬼畜な行いを平気でする親友お墨付きの催涙スプレーを持って。

 私の走り寄ってくる音に男が慌てて振り返ったけど、待ってました! ナイスタイミングッ!!


「なッ!?」

「天誅ッ!」

「ッ!?」


 顔面に至近距離でシュッとしてやりました!

 だけど、私は小心者のニコちゃん。すかさず鉄扇を装備して習った人体の急所さんたちを攻撃しようと構えたんだけどー。


「あれ?」


 何故だか敵さんは地面で勝手におねんねしてます。

 …………まさか。

 恐る恐るさっき吹きかけたスプレーの容器を見てみると、案の定、赤色でした……。

 それに、眠ったってことは……この中身って麻酔薬!?

 あの子、私になんてもの持たせるのさ!? お巡りさんに見つかったらお説教どころじゃないじゃんッ!!

 ……いや助かったけどさ!? まさか麻酔薬だなんて想像してなかったし、こんなに即効性があるなんて知らなかったよ! 怖いよ、あの子ッ! 絶対にオリジナルブレンドして強化済みでしょ!? 天才の無駄使い!

 あ、でも効き目抜群ならもう一人もこれで撃沈できるんじゃ……。と、ほんのちょっと考えてからのニコちゃんの行動は早かったよ?

 やー、ほら。誘拐犯に同情なんていらないじゃん? だから私が不利になる前に片付けてきました。後ろから鉄扇で後頭部を叩いてよろめいた瞬間に鼻の穴に吹き付けましたけど、なにか? 手加減? なにそれ美味しいの?


「お待たせ!」

「…………たおした?」

「うん! バッチリ! さ、急いで逃げよう」

「……」


 茂みの中で体育座りをして待っていてくれた男の子の口布を外し、お家の方向を聞く。そのあと、その子を抱っこしてここを離れようかなって思ったんだけどー。


「……空間転移テレポート

「へ?」


 男の子が小さい声でポツリと何かを呟いたら私の足元がピカッ! て、間髪入れずに身体がその子ごと浮きました……。

 驚くヒマもなしにそのまま一瞬でどっかに移動。開いた口が塞がらん。

 ……何これ? 人間飛ばしって最近流行ってるの?

 それとも神さまはそんなにニコちゃんの頭を爆発させたいんですか?

 というか……。


「今のって魔法!? テレポートってあのテレポートッ!?」

「……う?」


 う? って……。ヤバい、愛らし過ぎて鼻血出る。でもお年頃の女子としてはあるまじき反応なので根性で持ち堪えよう。頑張れ、私!

 で、今度はどこに来たんだろう?

 私たちがいる場所は絵本のお姫様とかが住んでいそうな煌びやかな装飾が施された広ーいお部屋。

 我が家の一階全部のスペースより広いぞ、これ。一応、裕福な家庭の出身ですよ? 友達たちが家を交換しろよって睨んでくるくらいには。

 家具やカーテンの色がピンク系で統一されているから女の人の部屋なのでしょう。

 この子が自分で移動用? の魔法を使ったんなら、ここはこの子の知ってる場所でいいんだよね? ふ、不法侵入とかじゃないよね!?

 ど、どうすればいいんだろ!?

 助けてお姉ちゃァァアァんッ!!



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