最終章 キミノネガイ
~???~
俺は、あのあとどうなったんだ?
朱音をポッドに入れて、この世界から脱出させたあと、
崩壊する世界の波にのまれたことまでは覚えてるんだが・・・・
「俺は・・・死んだのか?」
死ぬという感覚を大方知らない俺にとっては今どんな状況なのか
はっきりとはわからなかった
「あーちくしょう・・・死んじまったのかな・・・」
まだ俺には読みかけの本もやりかけのゲームもいろんなことがあった
「でも、死ぬって不思議な感じなんだな、死んだ感じが全くしない・・・」
そんなことを考えていると、目の前に一筋の光が差し込み
あの少女がまたやってきた
「お兄ちゃん、ひさしぶり!孤独の世界はどうだった?」
「・・・最悪だったよ」
そういえば俺は最後までわからなかったことが一つあった
「なあ、“願い”ってのは一体なんだったんだ?」
「“願い”は“祈り”とともに世界を渡り、革新をおよぼず・・・だよ!」
「それって・・・!」
あの研究所で見た一文と全く同じ文であった
「お兄ちゃん、結局この意味がわからなかったんだね」
少女の目が少し強気な目になっていた
「俺は今から、どうなってしまうんだ?」
「お兄ちゃんは、元の世界に存在しなかった、ことになります」
「つまり、あなたは不要なモノですね、いえもうモノと呼ぶのもおかしいかも
しれませんね、存在しないのだから」
少女の目はさらに冷徹に変わっていった
俺はポケットに入っていた、羽を強く握ってみた
そして少女の言葉を思い出した
そしてすべてを感じた
「俺は・・・思いだした
俺の名は、知史で、高校生、怠惰な毎日を過ごしていたんだ・・・!!!
・・・・朱音、朱音とはかつて知り合ってもいたんだ!!」
すべてがつながった
これは、自分自身を変革させる物語であったのだと
「俺は・・・存在していたい!!!生きて、生きて朱音と添い遂げたいんだあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は叫び、強く“願った”
「・・・おめでとう、その答えによくたどりついたね」
その瞬間俺の体が白い光に包まれていった
優しく、温かな光に・・・・
気が付くとそこは見慣れた山の中であった
「君・・・?」
朱音の声がした
「ああ、知史、ただいま生きて戻りました」
目の前の彼女は号泣していた
「帰ろうか・・・」
「うん・・・!」
そして俺たちの長い長い7日間は終わりを迎えた・・・
Fin
これにて、孤独の世界も終わりとなったわけですね!
どうでしたか??
個人的にはとても気に入っている作品です(笑)
よろしければ感想等をコメントしてくれたら幸いです(^_-)




