第54話:夢を創り、現実にする――リオン式ゲーム産業、始動!
「遊びはもう、“未来の試験”なんかじゃないよ。遊びそのものが、未来そのものなんだ。」
そう語ったのは、リオン・フォン・エルトレード、6歳と9ヶ月。
彼はこの日、自らの名義で――
三つの新会社を同時に設立した。
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【設立企業】
《プレイリアル・スタジオ》
教育型RPGシリーズの運営母体。
「遊びながら学ぶ」を拡張し、都市経営・外交・自然科学までをゲーム化。
《ヴァーチャル・リンクス合同社》
競技型ゲームやeスポーツリーグを主軸に置き、国家対抗戦や季節イベントを企画。
VR魔導フィールドの制作や大会配信など、周辺産業も創出。
《ファブリメイジ・ラボ》
ゲーム内で育てたもの・作ったものを“現実に転写”する技術研究拠点。
魔術工学×構築魔法×転送術の融合による“実体化装置”を開発中。
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《ファブリメイジ》が開発したのは、
プレイヤーがゲーム内で作ったアイテムや育てたペットを――
魔石と構築魔術によって“実際に具現化”するシステム。
名称:《リアライズ・キャストシステム(RCS)》。
すでに量産試験段階に入り、
・家具
・道具
・小型乗騎(訓練済)
・簡易魔道具
などが続々と“ゲーム経由で生成”されるようになった。
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結果、“遊び”が“生産活動”となり、
ゲームプレイヤーがアイテムを“育てて売る”ことで報酬を得られる時代が始まる。
若者だけでなく、
・農村の老夫婦が栽培型ゲームで“特産果樹”を開発し市場に卸す
・主婦が料理ゲーム内で作ったレシピが現実のレストランに採用される
・子供が“仮想魔導書”を構築して本物の魔道書出版社に売り込む
遊びが、暮らしに直結していく。
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リオンはこの流れを《遊働一体》と名付けた。
「“学働”はもうやった。次は“遊び”だよ。
遊びが、世界を回す。――楽しい方が、本気になれるからね。」
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遊びが育ち、遊びが回り、遊びが“社会”になっていく。
リオンの手から放たれた種は、
いよいよ“遊びそのものを仕事に変える文明”へと成長を遂げていた。
つづく。




