表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生特典のない俺は最強の布陣で異世界に挑む  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
46/60

第46話:通信を、遊びを、未来を――“スマートフォン”開発始動!

王国中央開発区、第零試験棟――


そこに新たな幕が掲げられた。


《リオン式産業支援センター》――通称“RISリス


目的はただひとつ。


“教育の果てにある創造を、支援する”


学びを終えた者たちが、知識を“現実に変える”場だった。



---


リオンは自ら第一案件を指示した。


「次は、“距離”を飛び越えよう。」


「魔石を使って、会話と情報を“どこでも”届けられる道具を作るんだ。」


「名前は……“スマートフォン”!かっこいいでしょ?」


周囲の開発陣が「意味は?」「由来は?」「語感だけでは?」とざわつく中、リオンはドヤ顔だった。



---


試作機開発班には、魔導工学者、文様刻印師、魔力伝導技師、そしてリオン式卒業の若き発明家たちが集められた。


魔石を核とし、言霊を媒介に、魔力を“声”に変換・送受信する技術が検討される。


さらに、記録媒体を組み込み、“文章送受信”や“映像転写”の機能まで構想に加わった。



---


だがリオンは言った。


「……それだけじゃつまらない。学ぶだけじゃなく、“楽しい”って思ってもらいたい。」


こうして、端末内で動く簡易魔道式――


“絵合わせカード”、“魔法玉落とし”、“数合わせバトル”など、


遊べる要素、“リオン式ミニゲーム”も開発された。



---


プロトタイプ試験日、参加者の手に渡ったのは――


手のひらサイズの薄い黒石板。


表面に文字と図が浮かび、指で触れると動き出す。


通話もできる、情報も読める、ゲームも遊べる。


「うわっ、これ……しゃべった!?」「メッセージが届いた!?」「やった、スライム三体消した!」


人々は叫び、笑い、そして驚いた。



---


リオンは静かに言った。


「学ぶ道具が、“使える道具”になる。それが、リオン式MARK Ⅱの“証明”だよ。」


「“遊び”は無駄じゃない。好奇心は、“発明”と“継続”の燃料だから。」



---


この日、“スマートフォン”は正式にリリースされた。


教育、産業、通信、遊び――あらゆる知が、ひとつの道具に集約された瞬間だった。



---


リオン・フォン・エルトレード、6歳と1ヶ月。


彼は、学びの終わりに“新たな日常”をもたらした。


それは、“知識”という革命の、次の一手だった。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ