かんざし。
お婆ちゃんが大切にしていた かんざしを見つけました
「かわいいね、これ」 「たいしたもんじゃあないけどね~」
なんだか嬉しそうだなあ もう、お爺ちゃんはいないけど
本当は、二束三文でも 質屋で売れると思っていましたよ
ただ、手にするや否や お婆ちゃんの思春期に辿り着くと
いま、自分がいることにまで とにかく、ありがたいから
お婆ちゃんが大切にしていた かんざしを見つけました
それを丁寧に、やさしく 宝箱のなかに、閉じ込めました
お婆ちゃんが大切にしていた かんざしを見つけました
「かわいいね、これ」 「たいしたもんじゃあないけどね~」
なんだか嬉しそうだなあ もう、お爺ちゃんはいないけど
本当は、二束三文でも 質屋で売れると思っていましたよ
ただ、手にするや否や お婆ちゃんの思春期に辿り着くと
いま、自分がいることにまで とにかく、ありがたいから
お婆ちゃんが大切にしていた かんざしを見つけました
それを丁寧に、やさしく 宝箱のなかに、閉じ込めました
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