南雲一族の悲劇
俺の名は南雲夏維。俺は何百年に1度しか生まれない特別な瞳の持ち主らしい。
何処が特別かって?それは俺の瞳は青色で宝石見たいに綺麗だそうだ。
俺の妹、南雲陽葵は黒色の瞳だ。だから何故だろう。何で俺なんだろう。そんな事をよく思っていた。
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俺はいつもの様に陽葵の面倒を見ていた。陽葵は内気で人と話すのが苦手で友達も居ない。
それに俺の一族の決まりは厳しいから屋敷の外で遊ばせてもらえない。
【陽葵】「お兄ちゃん…私、お外で遊びたい!」
陽葵は外に興味を持ってしまった…俺はそれをいつもの言葉でとめた。
【夏維】「外は危険だから。屋敷に居たら安全なんだ。もう少し我慢してくれ!ごめんな」
いつもこんな言葉しかかけてやれない自分が情けないと夏維は思った。
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その日の夜、俺は母親に頼んでみた。
【夏維】「陽葵ももう4歳なんだからもうそろそろ外で遊ばしてやっても良いと思うんだが…」
そう恐る恐る言ってみた。
すると母親は
【母親】「陽葵を外へ?駄目に決まってるでしょ?」
何故駄目なのか俺には理解出来ずただ黙り込んでしまった。
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〜翌日〜
俺は母親には内緒で陽葵を連れて屋敷の外に連れて出た。少しぐらい出たってバレなければ大丈夫だろう。そう思った。
【陽葵】「お兄ちゃん、お母さん許してくれたの?」
尋ねられ真実を話すか迷ったがこんなに可愛い妹に嘘など付けない。だから俺は
【夏維】「母さんには内緒だ。もしバレたら俺が勝手に連れて行っただけだって言えよ。これは俺の勝手な判断だから」
そう言って2人で屋敷の裏にある森に入った。
2人で鞠を蹴ったり、追いかけっこをしたりして遊び陽葵は疲れて寝てしまった。その次の日もまた次の日も2人でこっそり屋敷を出て遊んだ。
そして次の日、母親に外で遊んでいた事がバレた。
陽葵は一族の者達から暴言を吐かれ、さらに暴力まで…
外に出ただけで何故そこまでするんだ?母親には人の心が無いのか?そう思った
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その日の夜
部屋の中がやけに暑い。燃えるように暑い。さらに焦げ臭い匂いが…!部屋の外に出て庭に出た。すると!屋敷は燃えていた。
陽葵の姿がない!陽葵は何処に?
屋敷の中に戻ろうとした。すると使いの者が必死で夏維をとめた!
【夏維】「離せ!陽葵がまだ!陽葵がまだ中に居るんだ!」
そう言ったが
【使いの者】「この炎ではお嬢様はもう…」
陽葵は暴力を受けてボロボロになり動くのも精一杯の状態だったらいし。だから陽葵は逃げられなかったらしい。
他にも何人か助けに行こうとしたが既に屋敷は崩れていて助かったのは極わずかな人数だけだった。
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母親も死んでしまったらしい。陽葵や母親の遺品を調べていると、その中にある写真を見つけた。使いの者に聞いてみるとそこは春咲神社らしい。そこに他の一族の瞳の持ち主も集まるらしい。だから俺はそこに向かうことにした。




