嫌われちゃった。
僕の3人の彼女たち
嫌われちゃった
俺はいつも通り、学校の教室で座っていた。
ホームルームの時間なので先生が教卓に来た。
先生がいつも通り話をする。
でも、今日は気になる話をしていた。
なんと如月さんの親が行方不明らしい。
ホームルームが終わったあと俺は珍しく如月さんに話しかけた。
藍斗(如月さんの親って行方不明なの?)
愛夢(えっ、藍斗くん!?...そうだよ。ねぇ、親がいなくてさみしいから家に来ない?)
藍斗(えっ、いいけど。)
ひまだからいいか。
愛夢(やったぁー!じゃあ放課後来てね!)
放課後になり、服を着替えて持ち物を持って如月さんの家へ向かった。
家は如月さんと帰った時に教えてもらった。
ていうか無理やり教えさせられた。
一緒に帰ったのも無理やり誘われたからだ。
如月さんの家のチャイムを鳴らす。
愛夢(はーい、藍斗くん、いらっしゃい。)
藍斗(おじゃまします。)
愛夢(親がいないから、あんなことやこんなこと出来るね///)
如月さんとあんなことやこんなことをしても興奮する自信が無い、ていうかしない
藍斗(そんなことしない。如月さんは、親がいなくなってさみしくないのか?)
愛夢(ううん、いなくなってよかった。だって、いつも二人ともケンカばかりするもん、お父さんは口うるさいし、お母さんは私のことをほったらかしにするし。この前もケンカがひどくてさ...)
藍斗(そうか。大変だったな。)
愛夢(ねぇ、なんで私の親が行方不明になったか知ってる?)
藍斗(知らないな、如月さんは知ってるの?)
愛夢(知ってるよ。だって私、行方不明にさせた本人だもん。)
藍斗(それってどういうこと?)
愛夢(言っても引かない?)
藍斗(わからないけど言ってみ。)
愛夢(実は私、2人を殺したの。ケンカばかりでうるさくて我慢出来なくて。死体はバラバラにして燃やしたの…)
藍斗(えっ...そ、そうか...)
愛夢(あれ?さすがに引いちゃったかな?)
藍斗(ひ、引いた。)
さすがにそれは引く
死体をバラバラにするなんて普通じゃできないことだ。如月さんは、異常だ。
愛夢(やっぱそうだよね。嫌いになっちゃった?)
藍斗(嫌いになった。ストーカーで人殺しだったなんて。)
正直、嫌いになってしまった。
ストーカーで人殺し。
愛夢(やっぱり嫌われてたんだね。愛してくれないなら殺す。)
如月さんはそばにあった包丁で俺の腹を刺そうとしてきた。それを止めた
藍斗(やめろ!)
愛夢(みんな同じなんだね。誰も私を愛してくれない。)
藍斗(人殺しでストーカーなんか誰も愛さねぇよ!)
俺は如月さんの家から逃げた
如月さんはストーカーで人殺しだ。
しかも俺を殺そうとしてきた。
もう関わらないようにしよう。
おわり。つづく。