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夢日記(夢に関する体験記録)  作者: 杜松ニミル
4/7

4.雪のないスキー場にて

見知ったスキー場で、リフトは稼働しているのだが、季節は春だった。


私は下りのリフトに乗る。


それはリフトではなくアトラクションである。

降りるときは座席ごとラインから落下する。

地面にドサリと落ちるのを楽しむのだ。


私は終点間際を狙って落下した。


 ◇


地面に降り立った私が横からそのアトラクションを見ていると、落下できない人がリフトの終点に溜まりはじめた。

これではリフトに乗って再度上ることができない。


「歩くしかないか」


といって私と弟は斜面を上り始めた。

顔を上げるたびに、季節は草木の芽吹く春と、雪景色の冬を行き来した。


急な斜面に差し掛かった。


思いのほか角度がきつく、踏ん張っても滑り落ちそうだったので、私は木の枝をつかんで上った。

上の弟は私より先に行き、下の弟は私の少し下にいた。

私は休憩したい気持ちを抑え、下の弟に抜かれないために黙々と上った。


木の枝は腕ほどの太さがあったが、よくしなり、折れそうだった。


しなるなあ、と思った瞬間、枝はよりしなるようになった。


私の上体は斜面に背中がつくほど仰け反った。


そして、木が根から引き抜かれ、私は坂の下へ転落した。

下の弟にぶつかると思い、私は焦った。


そこで、目が覚めた。

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