裏神昴 ~朱鳥目線~
最初は他人目線です。
4/1(月曜日)
(どうしてあのこはあんなに可愛いいのだろう)
彼女の瞳に映るはひ一人の美少女…ではなく一人の美少年。学校に持ってきてはいけないゲーム機、PMPといういかにもパクりましたと言える機械を持ち歩道を歩いている。
(はっ、そう言えば何でこんなところに隠れているのだろうか。話しかけてもいいはずだ)
そうは思っても彼女の足は動かない。
(うぅ、どうしよう)
うつむきながら考える。が、いい方法が見つからない。
「どうしたの?」
われにかえるといままで見ていたあのこがいない。
後ろから声がしてそちらに振り向くとあのこがいる。
「えっ!?」
ビックリして驚きの一声を発する。
「見てたよね。僕のこと」
(驚いた。こんな小さなこがストーカーされていることをわかっていたなんて。
しかも僕っこ。僕っこだよ。こんなこに会えるなんて、しかもこのままうまくいけば友達に…)
「べっ、別に見てないし。ただ君の後ろにいた虫を見ていただけだし」
(ちがぁぁぁう。どうしていつもこうなのよー。もう、私のバカあぁぁ)
「わっ、私は、聖残高校昨日二年生になった久藤朱鳥。よ、よろしく」
少年(美)は困ったかおをする。
(何でいつも私は態度が悪いのおぉぉ)
「…奇遇ですね。僕も聖残高校に入学した裏神昴です。先輩」