何の為に
私は上手に文章を並べる力が欲しい。
その理由は案外、つまらないものなのかもしれない。
今に至る自分の運命。私はそれを受け入れているし、満足もしている……か解らないけど、悪くないと思っている。
それでも、違う運命を辿った自分はどんな私なのか、気になってしまったりもする。
しかし、人間にそれを知る術は無い。でも、想像することは出来る。
想像するだけではシャボン玉ほどでは無いかもしれないけれど、多くの場合、儚く割れて消えてしまう。
だから、それを言葉に置き換えて残しておきたい。儚く割れて消えてしまっても思い出せるように、より正確に再現する為に。
絵でも写真でも音楽でも、その他にもたくさん方法はある。私にとっては文章が一番自由度が高い。
私は過去や現在や未来……時間を越えた世界だって紡ぎたい。
今ある人との繋がり、今はない人との繋がり……それさえも繋げた現実の運命が紡げない世界を紡ぎたい。
私にも解けてほしくない人との繋がり……縁はたくさんあったし、今もある。
でも、現実は私からいつも取り上げる。
違うかも……私も含めた人々の思惑によってなのだろう。でも正直、イヤだ。
私は私の望む世界を紡ぎたい。やはり、つまらない理由かもしれない。でも、私が望む夢の一つだ。
馬鹿馬鹿しい、現実でそれを叶えればいい。
確かにそうだ。負け犬のなんとやらかもしれない。
でも、私は本当に望むことほど確証が欲しくなかったりする。
そのほうが望みが叶った時の感動が嬉しくて心地良いから。こういうのはきっと忘れない。
もっとも、本当に望んでいることほど叶って欲しいのは当たり前。
それに、あまりに仕組みすぎると感心するかもしれないけど、解りきっていて自分がつまらない。
そんなのは仕事だけで十分だ。まぁ、思い通りにならないことの方が多いけど。
私は自由が大好き。だからダメだ。
人の自由を奪えないのか奪いたくないのか。
なんだろう? 私は自由なんだろうか? もしそうなら、誰か私に自由を……。
夢に自由を託しているのだろうか? やっぱり、つまらないでしょう?
夢を現実にしたい。
私の心の壊れているところ、欠けているところ、未熟なところ……一体どうしたらいいのだろうねぇ~!
「知るか!」
ですね!! へい! へい! 卑屈ぅ!! 疲れてるな……。変に楽しい。
今回はこれで終わろう。