運命と夢
人との出会いは奇跡でもあるのだろう。
この地球上にいる人間を一人ひとり数えるとすると気が遠くなる。
地球上にいる人間の中から一人の人間に出会う確立は、全人口分の1でいいのかな?
それは限りなくゼロに近い気もする。にもかかわらず色々な人に出会う。
これは奇跡なのか? 必然なのか?
遠くから見れば奇跡で近くから見れば偶然だ。
出会ったならばそれは運命です。
まだ出会っていないならそれは夢です。
”近くから見る”とは、今の自分が置かれている環境でいいだろう。会うことの出来る人数はかなり限られる。
すれ違う人数は面倒なので考えない。”会う”と”すれ違う”は別物だ。
近くから見ると、出会いを奇跡と呼ぶには程遠い確立になる。
奇跡ではなく偶然……出会ったらな必然。つまり運命です。
運命はすでに起きてしまったことです。
未来に運命はありません。あるのは夢です。
未来の運命の夢を見ているのです。もちろん、過去の運命を夢見ることも許されている。
辿ることの出来る運命は一つかもしれない。でも夢見ることで数多の運命を感じ取れる。
出会いは奇跡だった…………出会いは運命だった。
出会いは運命だった……という言葉の方が、私は心触りがいいな。