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縁の記憶

 人付き合いの悪い私に、友人は友達の大切さを説く。それはきっと有り難いことなのでしょう。


 しかし、私なりにその大切さは解っています。ひょっとすると、その友人よりも……。


 友達の大切さを説くあなたは、時に誰々と言い争いの果てに縁を切ったと言う。友達は大切ではないのですか? 


 人付き合いの悪い私は、縁を切りません。しかし、時間と共に縁の糸は解けてしまいます。糸を切ることと、解けることの違いが分かりますか?


 縁を失ったとしても、再び違う形で出会った時に、お互いが望むなら結び直すことが出来ます。切ってしまったら短い糸で結ぶことになるので難しくなる。解けただけなら結ばなくても絡まります。


 確かに私は友人が少ないかもしれない。けれど、友達はたくさんいます。自分が望むらば、どんなカタチでも出会っただけで友達をつくることが出来ます。


 友達をつくることに相手の意思は関係ありません。自分がそう思うなら友達です。ただし”友達だと思うこと”はです。行動する場合は相手の意思を考える必要がある。


 私には縁の解けている友達がたくさんいる。これからも増えるでしょう……。


 私にとって、友達とは縁のある方のことを呼びます。友達の中で縁の結ばれている方を友人と呼びます。


 相手を友として、一人の人間として接するので友人です。


 お互いをを思う気持ちと記憶があれば縁は何度でも結び直せます。


 縁を不用意に切ることなかれ……。


 縁が解ける哀しさを忘れることなかれ……。


 縁は再び結ばれることを己を磨きつつ信じ給え……。

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