いきなり夢オチ!?梅シロップじゃ酔わないか。
思い付くまま書き書きφ(..)不定期更新。
結婚以来数十年間慣れ親しんだ我が家を処分した。
子供たちも独立し、両親や義父母を看取り。人生の相棒は一足先にあの世へ旅立ち。
これからはバリアフリー仕様のワンルームマンションで、こぢんまりと暮らすのだ。
親戚付き合いも最小限。ご近所さんとは程々に。これからはお気楽に生きるのだ。
とっておきの自家製梅シロップドリンクで私の新生活に乾杯!
…おかしい。
私は引越しの片付けもあらかた終わったワンルームで就寝した筈だ。
布団にくるまり「明日は病院だから一日仕事ね」なんて呑気にスマホのアラームをセットして。
こんな上下左右の区別がつかない、どこもかしこも霧か霞か雲かな空間になぞ心当たりはない。
よし、二度寝だ。呑気な独り暮らしだグータラするんだから。
視界の端っこに見える「怪しげな何か」は無視だムシ!
神様仏様ご先祖様に相棒よ、護ってくれると嬉しい。
こうなりゃオカンパワーだ布団でも出でよ!
あら、愛用中の丸洗い可な寝具一式が出た。敷くのも可能で座標が定まったかな?ご都合主義万歳。
そうか、やっぱりこれは夢に違いない。
ワタシ多分きっと酔っ払ってるから素面だけど。
再びおやすみなさいませ。
「いや、一応ワタシ貴女がイメージするところの神様なんですね」
「………」
「布団被り直して背中まで向けないで下さい」
「……………」
「はぁ、もうそのままで結構ですから説明させて下さいね」
残念ながら夢オチには出来なかったようだ、やれやれ。
難しい。