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秋風に吹かれて  作者: アオト★★
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第8話 「お守り」

第8話 「お守り」


茉莉と晴斗と旭は薬王院の社務所にいた。

社務所では色々なお守りが売られている。

3人はそれぞれお守りを見ていた

「あ、このお守り。ほら」旭が茉莉と晴斗に見せた病気平癒のお守り

「懐かしい。昔。小学1年生の時、私が風邪をこじらせて入院した

とき茉莉と晴斗がこの薬王院でお守り買ってくれたよね。

確か病気平癒のお守りだよね?」旭が2人をみて話しかけた

「うん、そうだよ病気平癒のお守り・・。晴斗と一緒に買いに来たんだよ」茉莉が笑顔で旭に言った。

「あの時はありがとうね。2人とも。」旭が言った。

「うん・・。」茉莉は嬉しそうに頷いた・・・。

実はあの時の思い出はそれだけではなかった

あの時の記憶がまた蘇ってきた

薬王院にて

茉莉「あ~。旭のお守りを買ったらお金がないや」

晴斗「どうしたんだ?」

茉莉「お母さんの体調が悪くてもう一つ買いたかったん

だけどお金がなくて」

晴斗「そうなんだ?おばさん体調悪いのか?」

小学1年生の晴斗が茉莉に言った。

茉莉「うん、そうなんだ~、お母さん仕事で無理しちゃって」

晴斗「それじゃあ、俺が買ってやるよ。おこずかいまだあるし」

茉莉「えっいいの?」

晴斗「その代わり俺が買ったことは茉莉のおばさんには内緒な」

茉莉「うん、ありがと!!!晴斗」

―――――――――――――――――――――――――――――

茉莉の自宅にて

茉莉 「お母さん。はいこれ」

茉莉の母「なんだい?お守り?」

茉莉 「うん、お母さん、いつも仕事お疲れ様、無理しないでね」

茉莉の母 「ありがと。」

茉莉 「私 高校生になったらアルバイトして

お母さんを手伝うよ!だからお母さん身体に気を付けてね」

茉莉の母 「茉莉。ごめんね。お父さんがいないから苦労かけて」

茉莉「大丈夫だよ」

――――――――――――――――――――――――――――――

高校生の茉莉はあの出来事をずっと忘れないでいようと思った

晴斗との冒険したこと

旭とお母さんにお守りを買ったこと

お母さんとの約束。

今の高校生活を楽しむこと。そして晴斗への恋慕

色々な想いが茉莉の中で渦を巻いた


つづく






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