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第16話 「告白」
第16話 「告白」
茉莉は晴斗に声をかけた
「なに?」晴斗が茉莉をみながら聞いた
「あのね…私」茉莉は心臓がドキドキしていた
今ここで晴斗に告白したら晴斗はなんて答えるだろう
どうしよう・・でも勇気を出さないとずっと今のままだ・。
それは嫌だった。茉莉の中で晴斗との今の友達関係を
続けていくつもりだった・・
でも、晴斗に会うたびに茉莉の心の中で晴斗に対して募る恋慕
茉莉の中で、晴斗の存在は
どんどん大きくなるばかりで、そんな自分の気持ちを
隠し通してこれからも晴斗に接するのはこれ以上は無理だと
茉莉は思っていた・・だからどんな結果になろうとも
今、晴斗に告白したいと思った
秋風の吹く夜長。銀杏が宙を舞いぐるぐると風に揺られている。
「あのね、私晴斗が好き!」
ついに茉莉は晴斗に告白した。自分の気持ちを晴斗に知ってほしい
茉莉の中でドキドキと心臓が大きく高鳴っていた つづく