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秋風に吹かれて  作者: アオト★★
14/25

第14話 「学園祭前夜」

第14話 「学園祭前夜」

結局投票では以下に決まった


★食べ物

クッキー、パスタ、

あんみつ、ケーキ、ところてん

★飲み物

コーヒー、カフェラッテ、オレンジジュース


この中からまた誰がどれを作るのか

何人でどれくらいの費用が必要なのかなど

クラスで話し合った結果、茉莉たち3人は

クッキーとあんみつを担当して明日家庭科の実習室で作ることになった。

学園祭の準備の為に居残りする生徒が増えていた

生徒と先生、みんな学園祭の準備を念入りにしていた

そして明日は学園祭当日。今日は学園祭前夜。


茉莉  「明日が学園祭本番だね」

旭「そうだねー。明日の為に何度も調理実習室で

クッキーを作る練習してきたんだもんね」

晴斗「早く明日にならないかな。なんかわくわくしてきたw」

3人はそう言いあいながら、いつもの道を高尾駅に向かって

歩いていた

「さすがに夜の6時過ぎまで学園祭の準備してると

疲れるぜ」晴斗がそう言った

「まあね~、でも明日が楽しみ」茉莉が笑顔で言った

そうして高尾駅に着いたときに晴斗が言った

「今日は自宅まで送るよ。茉莉も旭も女だけで帰るのは

危ないからな。もう真っ暗だし。」

「あ、ごめん。わたし高尾駅に用事があるの

だから茉莉を自宅まで送ってあげてね」

旭は自分が学校の寮に入ったことをまだ2人には

秘密にしていた。高尾駅まで一緒に来たのは

本当に高尾駅に用事があるからだ

まあ、大した用事ではないのだが・・・。

「そっか。わかったよ。それじゃ茉莉行くか」

そう言い晴斗は茉莉の自宅に向かって歩き出した。

茉莉も晴斗の後を追って歩き出す。

晴斗と2人だけで帰れるなんて思ってなかった茉莉は

心臓がドキドキしていた。

「じゃあね、茉莉。明日頑張ろうね」旭は手を振って

「うん、また明日ね」茉莉も手を振り返した

旭は茉莉と晴斗と別れて向かった先は高尾駅南口にある

本屋だった。本が好きな旭は料理の本を見ていた。

「これにしよう」とレジに向かい会計を済ませて

学校に引き返した。

まだ茉莉にも晴斗にも言ってないことに少し後ろめたさを

旭は感じていたが今は仕方ないと思った。

学校近くの寮に戻った旭は明日の為に部屋に帰ってきてから

早めに寝ることにした


つづく



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