2-24 日常。執事のお仕事 ー執事見習い-
明日も17:00の投稿予定です。
それでは、本日もどうぞごゆっくりご覧下さい。
シンの剣術指南を引き受けた後。
相手の事を聞いてみたりもしたのだが。
学校自体も違う上に御前試合の日まで相手の調査はおろか会ったりする事も禁止されている為に分からないらしい。
あくまで戦場と同じ条件で実力のみで戦うが前提なのだそうだ。
それともう一つ、責任はこちらで持つから好きにやらせて欲しいと打診すると、俺だからとあっさりOKしてもらえた。
それもこれもエドモンドさんとの対戦結果が余程の功績だったのだろう。
そして、今日はカリキュラムを組んだりする必要もあるだろうからと、仕事は早々に終了した。
ー翌日ー
今日から実際に新しい職務に就く訳だが。
昨夜の内に、俺は先生に相談を持ち掛けていた。
最近増えて来た様に思うのだが、先生は今回も手助けしてくれず。
自分は後に付いて観ているだけなのだそうだ。
それと、今回は誰にも先生の名前も存在も知らせてはならないと言われた。
最近、先生がどうも変に感じるのだが。
先生は先生の考えがあっての事だろうと思い従う事にしている。
どれ位の期間が先生に教えて貰えるのかは分からないが、まだ俺の異世界冒険は始まったばかり。
大丈夫だろう!
俺はまずシンと話し合う事から始める事にした。
時間は1カ月しかない。
効率よく訓練をして行かないと相手も本気である以上まず負けてしまうだろう。
引き受けたからには必ず勝たせてあげたい。
俺も本気で取り組まなければ!
シンに聞く事は、ステータスの内容が主になって来るのだが。
この世界では俺の眼鏡のような魔道具がなければ、詳細に知る事が出来ないらしいので口頭で聞いていくしかない。
そこで俺はステータスの内容を聞いていく事にした。
===================
◆名前:シン・ド・フォルテ
◆種族:人間 (ヒューマン)
◆性別:男子
◆年齢:15
◆職業:剣士
◆Lv :21
◆HP :???
◆MP :???
◆STR:???
◆DEX:???
◆VIT:???
◆AGI:???
◆INT:???
◆MND:???
◆RES:???
◆LUK:???
◆CRI:???
◆CHA:???
===================
魔法:
火属性初級 ファイアーボールLV1
水属性初級 ウォーターボールLV1 ・ アイスニードルLV1
土属性初級 サンドショットLV1 ・ サンドブラストLV1
風属性初級 エアーボールLV1 ・ エアースラッシュLV1
===================
スキル:身体強化LV1
===================
と言う内容だった。
次は、実技に移る。
剣術:剣術は俺との模擬戦。剣のみの使用とスキルを使った上での実力テスト。
魔術:魔術は的に向かっての全ての魔法を使っての精度と威力の確認のテスト。
模擬戦:自分の持てる全ての能力を使って、どれぐらい戦えるのかのテスト。
魔法を使う相手は初めてだったのだが、避けたり弾いたりする事で対応出来たので、なんとか面目を失わずに済んだ。危ない場面は何度かあったのは・・・しょうがない事として記憶から排除する。
結果・・・シンは指南が必要なのか疑問になる程よくできていた。
聞けば、今の学術院でも主席らしい。
でも、相手の実力が分からない以上。
実戦経験のある者からの教えは必須なのだそうだ。
そこから導きだした答えは・・・そろそろ来る頃だと思うのだが・・・
「お待たせ!」
「お待たせ致しました。」
「おぉ~!呼び立ててしかもそんな格好までしてもらって悪かったね」
「マサト?どういう事かな?」
そこには、メイド服からいつもの戦闘用の装備に着替えた。
マリナとディアさんがいた。
「昨日にこの話の事を聞いた時に、お姉ちゃんと冗談でこうなるんじゃないかって話してたんだけど。まさか本当にシン様に向かってするとはね」
「そうですね。何処かネジの外れている方だとは思っていましたが。ここまでとは・・」
ディアさんもマリナも流石、姉妹と言うべきか苦笑いで頬をポリポリ掻いている。
「頭のネジが外れているのは僕だけじゃないでしょう?俺はこの方法しか知らないんだから・・・シン改めて紹介するね。この二人は俺のパーティメンバーでマリナとディアさんだ。マリナと俺がBランク冒険者でディアさんがSランク冒険者だよ」
「シン様、初めましてマリナ・べレニーチェと申します」
「ディア・フェルナンデスでございます」
「そうだったんですね。お二人とも我が家のメイドですよね?」
「え!すれ違った事も一度位しかありませんのに覚えて下さっていたのですか?!」
マリナが覚えて居て貰った事を喜ぶ。
「はい!昨日、マサトの応援をしていたお二人ですよね?」
「はい、その通りでございます。シン様、私共は使用人でございます。敬語などお使いくださいませぬようお願い致します」
「ありがとう。では、お言葉に甘えさせて貰いますね」
「ありがとうございます」
「それでマサト、コレはどういう事かな?」
二人と挨拶を交わし終えたシンが、こちらに向き直る。
「ああ!ごめんごめん!シン戦闘用の装備は持ってるよな?」
「ああ、持ってるよ」
「じゃあ、それに着替えて来てくれるか?これから戦闘訓練に入るから。あ!何日間か留守にするからそのつもりで!伯爵様には許可は頂いてあるから」
「え!?どういう事?」
「ん?言ったまんまだよ?あと、学術院も悪いけど休んで貰うから」
「そうじゃなくて、何をするんだよ?」
「やっぱり気になるよなぁ~。本当は着いてから言うつもりだったんだけど・・・ま、いっか!俺達はこれから行くのは・・・『魔の森』だよ」
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