2-1話 修行完了!!そして・・・
本日1回目の投稿です。
かなり遅くなってしまい申し訳ありません!
次回からは・・・頑張ります!!(TT)
今回から第2章となっております。
やっと異世界ものらしくなってきだします。
ーー3か月後フォルテの街ーー
「いやぁ、やっと戻ってくる事が出来たな!」
「ええ、やっぱり街は良いわねぇ~!」
「ああ、あそこは最悪だった・・・」
「そうね。あれは地獄だったわ!」
「皆、吾輩があまり話せないと思って好き勝手言っていますが、全部聞こえているんですからね?」
「そんな事言って、実際地獄のような日々でしたよ?何回死にかけたかわからないし、身なりもボロボロのまんまだし」
「そうそう、あ、シド先生。街に戻ってきたから装備や服の新調しても良いんですよね!?」
「ええ、皆さんご苦労様でした。私はこれから所用で出掛けてきますので、二人は自由時間としましょう。服、装備の新調をしてもらって結構ですよ。ああ!くれぐれも言っておきますが、売る物はちゃんとクズのような物ばかりにするんですよ?」
「私がついてるんで、大丈夫ですよ!」
「では、皆さん。夜には戻ってきますので、大人しく待っているのですよ?」
「わかってますって!」
「はい!シド先生いってらっしゃい」
シドは二人の顔を見ると、いつものようにマサトの肩からフワッと空に舞い上がった。
「じゃあ、まずはどうする?」
「そうねぇ、お金もあんまり無い事だし。まずは素材売りからだね!」
「オッケー!ギルドの買取カウンター、ビックリするだろうな!」
「そうね!きっとビックリするわよ!」
「・・・だけど、モンスターとか山賊の砦から奪ってきた戦利品はかなりの数があるぞ?」
「大丈夫、大丈夫♪きっとなんとかなるわよ!」
「な・・なんか凄い自信がオーラのように伝わって来る!」
意気込んだマリナは先陣を切るように俺の前を進みだした。その背中からは何か不吉な靄が漂っているように見えた。
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ーギルド素材カウンターー
「あんた達、クエストも受けずにこんな数倒してきたのかい?」
カウンターの上に山積みにされた多種多様な素材の山を前に受付に立っているおばちゃんはあきれていた。
「今、遠征から帰ってきたところなんです。ちょっと多いかもしれないけど買い取ってもらえませんか?」
「マルダさん!お願い!」
俺の後ろでマリナが拝むように援護射撃をしてくれる。
「ったくしょうがないねぇ。マスターには自分たちで言っといておくれよ?」
「お!ありがとうございます!」
「でも、これだけの量だから算定に時間がかかっちまうよ?」
「大丈夫です!後で取りにきますから!」
「ありがとう!マルダさん♪」
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ー武器・防具屋ー
「いくらなんでもマリナちゃんの頼みでもこれは多すぎるよ」
俺達は今度は武器・防具屋で同じような光景を繰り広げていた。
「おじちゃん!お願い!何とかなんないかなぁ~」
マリナは拝みながら上目遣いで禿げ上がった親父を見つめた。
「い・・いやぁ、そうは言ってもよ。この量じゃ・・」
「それじゃあ!」
と俺が山のようになった武器・防具を使えそうな物と使えなさそうな物に分類していく。
「こっちは使えるんで正規の値段で、こっちはもう使えないと思うんで、もってけ泥棒!材料代ぐらいの買取でいかがでしょう?」
「お?そ・・そうか?それだったら・・」
「商談成立ですね!」
「あ・・ああ、だが時間がかかるぜ?かなりの量があるからなぁ」
「大丈夫!今から私達二人とも武器と防具を新調するから♪」
「さすが!久しぶりだってぇのに、相変わらずちゃっかりしてるねぇ!」
「あ・り・が・と♡じゃあ、そっちの計算の後で良いからいつも通りお願いできる?」
「おう!装備の新調までウチでやってくれるんなら色々とサービスしとかなきゃな!」
「うわぁ!ありがとう♪おじちゃん大好き♡」
旅に出る前にも似たようなシチュエーションがあったが。こんな時にふとマリナの手腕に驚かされる事がある。マリナ恐るべし!
「ごめん、話が見えなくて。どゆこと?」
「あ、ごめん!ここのおじちゃんとは古い付き合いなんだけど、凄腕でね。装備を見繕ってくれるのがもの凄い上手なのよ。今の自分の強さにピッタリ合ったのを予算内で見繕ってくれるから、いつも任せてるのよ」
「そうだったんだ。親父さん!今回の買取の値段を2つに分けて、それ全部つかって良いんで僕にも見繕って貰えますか?」
「おお!?大丈夫かい?かなりの金額になるけど」
「良いんです!装備は命を預ける物ですから」
「そうかい、兄ちゃんわかってるじゃないか!」
「よろしくお願いします!」
「それじゃあ、どっちにしても時間が掛かるから後で来てくれるかい?」
「分かりました!」
「はーい!」
俺達は武器・防具屋を後にしてもう一度ギルドに戻る事にした。
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ーギルドー
「あ、カガミさん。べレニーチェさん。こちらに戻られていたんですね」
「あ!ああぁぁ、はい、あああ」
「あ!そうなんです!お久しぶりです」
ギルドの扉を潜るとたまたま居合わせた。受付のお姉さん事『ビスチェ』さんが通りがかり際に声をかけてくれた。のだが・・・
女子二人は気を使っての事だろう口に手を当て内緒話モードに入る。
「あ、ああ・・・神々御さん・・まだ?」
「そうなんです。あれ以来他の女性にもあってすらいないので、私以外の人にはより酷くなっちゃったみたいで・・・」
「そう・・・あんなの見た事ないけど、病気か何か?」
「そんな感じです。残念なんですけどね・・・」
俺の知らない所で病気にされてしまった・・・本当、なんとかなんないんだろうか・・・
「あ!そうそう、こんな話ししてる場合じゃなかった!マスターがお呼びですよ」
急に思い出したが為、ビスチェさんは内緒話モードを解くと振り返って言った。
「あ!え?あ!は・・・は・・」
「じ・・・重症ね・・・」
「悪気があるわけじゃないんです。許してあげて下さい」
なんだろう、この3か月の苦労ごと自身がなくなって行く気がする・・・
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ーギルドマスター室ー
「おお!二人共お帰り!」
「「ご無沙汰しています」」
なんだかハモってしまった。
「はははははは!二人とも息ぴったりじゃないか!そんな所にも修行の成果が表れているとはな」
「か・・・勘弁してくださいよ」
「そ・・そうですよ~」
俺達はなんだか照れ臭くなってアングさんから視線を外すぐらいしか出来なかった。
「まぁ、冗談は置いといて。べレニーチェ、どうだった?」
「はい、何とか付いて行く事がやっとでした。」
「そうか?少し見ない間に一皮も二皮も剥けたようじゃないか!シドさんにお願いして本当に良かったよ」
「はい!私自身もそれは多分に感じております!素晴らしい師匠です!」
「そうか実りある3か月が過ごせたようで良かった!」
「そして、マサト君!君は見違えたよ!」
「え?本当ですか?」
「ん?自分自身での実感はないのか?」
「ええ、いろいろさせられはしたんですが、今だに実感が掴めなくて・・」
そう言った俺はなんだかバツが悪い感じがしたので頭をポリポリと掻いた。
「そうか、なら丁度良かったのかもしれんな。先程シド様がこちらに来られてな」
「え!?先生がですか?また碌でもない事を・・・」
「マサト!ダメよ・・」
「あ、ああ。すいません」
「ははは、その感じだと中身はあんまり変わってないな。それはそれで安心したよ。それで、本題なんだが、シド様は二人の基礎の修行は成功したと仰っていたよ。ただ、今の強さとギルドランクにあまりにも差がある事も案じられていた。そして、こうも仰っていた。最後の締めがまだ終わってないと・・・」
「「え!?」」
「大丈夫!二人ともの話しじゃなく。マサト君の事だ」
「やっぱり・・。それで、先生はなんと?」
「それで、僕達二人で話し合った結果。君たちのギルドランクをBランクまで上げようと思う」
「おおお!」
「やった!」
「ただし!二人には試験を受けてもらう!」
「ええ!?筆記とかですか!?」
「そんな物じゃない、ギルドはSランク以上は実力至上主義なのは知っての通りだが。昔は違った。昔は全てにおいてそうだった・・・実力至上主義はギルドの本質なんだよ」
「え?それって、誰かと戦えって事ですか?」
「そうだ、今回は異例だが異例の飛び級と言う事で5人の試験官と戦ってもらう」
「え?それって・・まさか・・」
「そう。試験官は鮮血の髑髏だ」
今回も読んで頂きありがとうございました!
次回の投稿予定は20:00予定とさせて頂きますので、
どうぞ、お時間がございましたら
是非ご覧下さい!




