18話 初めてのバトルは喧嘩なみ?・・・
本日1回目の投稿です!
やっと来ました!初めてのバトル回です!
レベル1でマサトはどう戦うのか!?そして結末はどうなるのか?
乞うご期待です!
「そうか、じゃあ行こうか・・・ひっひっひ」
「ひっひっひってわっかりやすい悪役ぶりだなぁ」
もちろん聞こえない程度の小声です。
・
・
・
「おう!よく逃げねえで来たじゃねえか」
「逃げる間なんかなかったっつうの・・・」
もちろんこれも聞こえない程度の小声です。
「んん!?なんだ聞こえねぇなぁ!もっと大きな声出さないとなぁ。色男!」
「え?マジで?俺、色男に見えるんスか?」
ちょっとテンション上がったけど、やっぱり聞こえない程度の小声です。
「いつまでもブツブツ言ってんじゃねえぞ!ふざけてんのか!?」
「いやいや、ふざけてなんかないですよ」
いい加減にしとかないと、いきなり殴られそうなので小声やめました。
「それで、どういったご用件ですか?」
ビビって上ずりそうな声を必死で抑えて平静を装う。・・・なんかこの前の牢屋の時と同じだなぁ。
「用件なんてわかってんだろ?」
「なんの事でしょう?」
でも、前の時よりはちょっとだけ怖くない。
「とぼけんじゃねぇよ。お前の女か?あれ、くれよ」
「???どっちの事ですか?冒険者の子はただのパーティだし、カウンターの子はこれから口説こうと思ってた子ですしね。どっちも僕の所有物じゃないんでなんとも」
「おうおう、言うねえ。生意気言うだけは持ってんじゃねえか。なぁ、わかってんだろ?お前の方からちょちょっと説得してくれよ。そしたら、お前も俺達に痛めつけられずにハッピー。俺達もお楽しみが出来てハッピー。な、悪いようにはしねえからよ」
なんだろう、こいつの話しを聞いてると、マリナさんがこいつらに乱暴されている姿が浮かぶんだが。なんか怖いのは変わらず怖いんだけど、むかつく気持ちがどんどん出てくるんだよなぁ・・・
「・・・・・・ぶつぶつぶつ・・・・」
「え?なんて?聞こえなかったぜ。な?いいじゃねえか、お前も痛い目に会いたくねえだろ?」
怖いのは変わらないんだよ、めちゃくちゃ怖い、喧嘩なんて生まれてこの方殆した事ないし・・・
「・・・ぶつぶつぶつ・・・・」
「なあ、さっきから聞こえねえんだよ!?もっとしっかり話せや?なぁ!?」
さっきから足、震えてるしどうしようもないぐらい怖いんだよ。でも、マリナさんがチラつくんだよ。さっきからどうしようもなくチラつくんだよ!
「もういいわ、3秒だけ待ってやる!その間に決めろや」
「・・・ぶつぶつか・・・」
「3」
「・・・先生・・・」
「・・・はい・・・」
「2」
「・・ちょっとだけ、頑張ってきます・・」
「・・はい・がんばっておいで」
「1」
先生はそう言うと、羽を広げて空へと舞い上がる。
「0、終わりだ貴様ら・・」
「じゃかぁしぃわボケェ!」
俺の腹は決まった。一気に怒りを解き放つ。
俺の先生の威嚇が効いたのか、一瞬全員の動きが止まる。
「っよいしょぉ!・・いだあぁ!」
俺はその一瞬を付いて、俺のそばにいたこの中でも一番弱そうなやつの顔に一発入れたんだが。殴り方がわからなかったせいか、俺のLVが低いせいかはわからなかったが、激痛が走った。
「ビビッて損したぜ、大した攻撃もできないんじゃないか!」
そう!俺の渾身の一撃がまったくと言っていいほど効いていなかった。でもそれはお見通しだ!すかさず近くに合った棒を拾うとそいつの頭めがけて振り下ろす!
「っしゃあ!まず一人!」
他の奴が近づいてくる前に一人倒せた!残りはあと3人!
リーダー格の奴だけが反応してこちらに走ってきている。時間がないもう一人潰して一回逃げないと!
「ふざけんなやコラァ!」
完全に俺をなめていたのだろう、今の出来事でやっと我に返った二人ともがそれぞれに襲い掛かってくる。ここはあれしかない!
「ああーーーーー!あれ!」
と俺が咄嗟に全員の後ろを指さすと
「なんだぁ!?」
アホだ、こいつらは只のアホだ、全員が全員後ろを振り返っている。俺はその隙にもう一人の頭にも一発お見舞いした時だった。
「うぐぅおおお・・・」
後ろからデカい手が俺の首を圧し折らんとばかりに物凄い握力で掴んできた。
「おめえぇ、思ったよりもやるじゃねえか。」
「・・・・・・・ふぇふぇ・・」
首を掴まれて、なんとも情けない声が出てしまったがいたって本気だ。
「兄貴!二人もやられちまいましたぜ!」
「わっとるわぁ!こいつにはどう落とし前を付けてもらおう」
「ん!んんんんん!?」
リーダー格の奴は俺の首を掴んだまま、片手で身体ごと宙に浮かせようと力を込めた。
「ん!!んんんんんんんんんん!」
足に重みがどんどんなくなっていく。その代わりに俺の首への負担が今までに感じた事もないぐらいにどんどん力が込められていく。俺は首に巻き付けられた掌を外そうともがきながら指を握って外そうとしてみるがビクともしない!
「このまま宙づりで殺しちまうのもいいがなぁ」
「んんんんんんんんん!!?」
ドサッ
「がはあっ!ごほっごほっ!」
自分でもわかるぐらいに自分の顔が青ざめていったその時に、何を思ったのか首に巻き付けた手を離した。
「それじゃあ、俺の腹の虫もこいつらの腹の虫も収まらんだろぅ。おい!そこに括り付けろ!」
「よっしゃぁ!わかりやした!」
リーダーは手下1に(手下2と3はもう倒れてる奴)嫌らしいニタリ顔を浮かべると、手下1は俺を立たせて倒れ込めないように柱にロープで縛りつけた。
「これで抵抗する事も出来ないだろう。意識を失う前に教えといてやる。俺は鮮血の髑髏のザンギだ、もし生きて帰れたら俺の影にでも怯えて暮らすんだなぁ!やれ!」
「了解!!」
それからは一方的なタコ殴り状態だった。顔だけじゃなく全身を殴ったり蹴られたり、顔は腫れあがり、痛みがドンドンなくなって来た頃だろうか。
「そろそろ弱音の一つでも吐いたって良いんだぜ?情けの一つでも掛けたくなるかもしれねぇ。まぁ、あの女は夜道にでも攫ってモノでもしちまうがなぁ!ぐぁ~っはっはっはっは!」
下卑た笑い声がイヤに耳障りだ。
「へへ・・・させるか、バーカ!ペッ!」
一回やってみたかったんだよなぁ、コレ。悪党の顔に唾を吐くヤツ。徐々に血の気が引いていく中、俺はなんか清々しい気持ちになれた。
「なにしやがんだゴルアァ!殺す!絶対に殺すぅぅ!!」
そこからは薄れゆく記憶の中で覚えているのはひたすらに体中に走る衝撃だけだった。
(なんか・・・毎日こんなんバッカだなぁ・・・ツイてねぇ・・・)
今回も読んで頂きありがとうございました!
初のバトルはいかがでしたでしょうか?
これからマサト達はやっと強くなるために行動していきます
成長やレベルアップにも実は秘密が!?
次回投稿は19:00予定となります
お時間がございましたらご覧いただけると幸いです。




