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第43部

挿絵(By みてみん)


 ジュノは藤堂と村上に依頼された。


 男のデーターを探った。


 男の行動履歴が男の携帯電話に保存されていた。


 ジュノは菖蒲とツツジと枝垂桜が咲き誇る風光明媚な公園に行った。

 そこの備前焼のタイルで造られている公衆トイレは

 その公園の広大な土地を市に寄贈したアーテイストの彫刻家の作品であり、トイレそのものが文化財に指定されていた。

 そのトイレに男は巧妙に隠しカメラを設置していた。

 俳句部の村上早苗はこの公園へ一人で俳句を作りに来ていて、そのトイレの隠しカメラで被害にあった。


 その日、時間を止めて、ジュノはその公園に来ると、トイレの隠しカメラに自分の電子頭脳から逆電波を送り隠しカメラを瞬時で自爆させてしまった。

 ジュノは逆に公園のトイレに仕掛けをした。

 トイレにエアマシンをセットしてーートイレの建物そのものをロボットにしてしまいーー二度と隠しカメラがセットできないようにした。


 ジュノは藤堂自然に教えられた男の家を訪ねた。

 ジュノは男の家にあるすべての電子機器のあらゆるデータを消滅させた。ジュノは携帯電話の履歴から男のコインロッカーを突き止めた。

 ジュノは男が駅のコインロッカーに隠していたいくつかのデータ機器も瞬時で中身データーを消去した。



 男は自分の愛蔵のデータがいきなりすべて消滅したことに驚いたが、懲りずに、またいそいそと近くの別の公衆トイレに隠しカメラをセットした。

 ジュノは男の携帯電話の周波数で男の行動を監視していたが、トイレに再び隠しカメラがセットされたのを確認して、そのセットした隠しカメラに、また電波を送って自爆させた。

 時間を止めたまま、男の家を訪問した。

 男の前で再び時間を戻した。

 男は、いきなり目の前に現れた、12歳の可憐な美少女に驚いた。

 そして、自分の祈りが、どこかの神様に通じたのだろうと思った。


 幻惑か現かと思いながら、眼の前の少女に触れてみたが、少女に実体はあった。

 ーーさて、この美しい少女をどうしようか?ーー と男が思案を巡らしているうちに、ジュノは男に向かって右手のひらを向けた。


 ジュノの眼が金色に光った。ジュノは男の遺伝子構造を変えてしまった。

 男はジュノの未来の遺伝子工学であろう不思議な力によって、一瞬にして、女、になった。

 というか、アンドロイド・ジュノによって染色体を操作され女にされてしまった。



 40代の男は、それから、40代のおばさんとして生きることになった。

 隠しカメラを付けたいという、欲望がなくなり、その元男は、逆に、自撮写真で、SNSにエロ写真をのせるエロ婆として知る人ぞ知るただのエロおばさんになった。


 これらの事をジュノは藤堂と村上から依頼されて1時間でやってしまった。

 村上悟から妹の早苗に、「全てが片付いたよ」という知らせが伝えられた。


 村上早苗の、女子寮の自室での『天の岩戸籠り』は終了し、泣いていた顔は笑顔になった。

 彼女はのぶ美と、約束していた、聖乙女学園の文化祭の恒例イベントとして企画されていた、『スイーツ大食い対決』に参加した。のぶ美は見事に優勝のトロフィーをGETした。

 惜しくも村上早苗は準優勝となった。

 小柄な身体で、村上早苗は、可愛いツインテールのお下げ髪を振りながら「うーん、残念!」と笑顔で言った。

「来年は負けないわよっ」


 聖乙女学園のチャリティ文化祭は、和やかな雰囲気で終了し、大勢のお客によって沢山の慈善募金も集まり、大成功だった。

 大山のぶ美、ジュノ、村上早苗は三人揃った楽しい文化祭の写真を沢山撮った。


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