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人不振の少女の奇跡の物語  作者: Aートゥモロー
第3章 花音七 12さい編 ~小等学校の卒業シーズン~

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第32話

今回は、保護者感謝日の最終日と、

アース王子と、花音七の再会です。


どうぞ、ご覧ください。

第32話 「アース王子と花音七(かおんなな)再会(さいかい)。」


 そして、保護者感謝日(ほごしゃかんしゃび)の最終日に、

 花音七(かおんなな)を、心配(しんぱい)した、

 一条太陽(いちじょうたいよう)ソレイユは、

 七花の邸宅(ていたく)に、行って、()いた、

 しばらくした後、

 

 一条太陽(いちじょうたいよう)ソレイユは、

 こう言った。

 

 「自分の気持ちを、(おれ)に、

  伝えて、ほしい。

  自分の本心(ほんしん)を。」


 花音七(かおんなな)は、(かれ)の思いが、(つう)じたのか、

 (なみだ)(なが)す気持ちに、なり、

 一条太陽(いちじょうたいよう)ソレイユに、

 自分の気持ちを、伝えた。


 「どうして、アースと、

  (はな)(ばな)れに、なったですか!?

  私は、よく分かりません。

  アースを、心配しています。」


 一条太陽(いちじょうたいよう)ソレイユは、

 安心するように、

 言葉を、かけ、

 右手で、花音七(かおんなな)の背中を、(さす)った。



 「大丈夫(だいじょうぶ)ですよ。

  アース王子様も、大丈夫ですよ。」


 っと、答えた。  


 その後、

 一条太陽(いちじょうたいよう)ソレイユから、

 花音七(かおんなな)に、こう言った。

 

 「外出てみたら、いかがでしょうか。

  外の空気を、吸うのは、

  良いですよ。」

 

  花音七(かおんなな)は、その通りに、 

  外に、出た。


 一方で、アース王子は、

 療養中(りょうようちゅう)別荘(べっそう)で、


 (なな。大丈夫(だいじょうぶ)かなぁ~。)

 っと心の中に、思った。


 すると、王妃が、こう言った。


 「国王に、後で、

  言っておきますから。

  花音七(かおんなな)の所に、行きなさい。

  きっと、花音七(かおんなな)も、 

  心配(しんぱい)していますよ。

  素晴(すば)らしい日に、

  悲しむのは、良くないですよ。」


 「分かりました。母上。」


 っと、アース王子は、

 言い、出て行った。


 王妃は、心で、思った。


 (大切な人を、(たく)すのは、

  よくありませんよ。アース。

  大切な人と、()ごす事が、

  大切な事です。)


 そして、花音七(かおんなな)は、外で、

 ある人に、後ろで、

 声を、かけられた。


 「なな。」


 っと、花音七(かおんなな)が、()()くと、

 声を、かけたのは、変装(へんそう)した、

 アース王子だった。

 

 「どうして?」


 っと、ポロリっと、泣いた。 

 そして、2人は、  

 歩きながら、お話しした。


 「お前こそ、どうしてだ?」 


 「ソレイユさんが、外に、

  出て見たらって、なりまして。」


 「俺は、母上に、言われて。」


 アース王子は、赤く()めて、 

 言った。


 「ちょっと、行きたい場所が、ある。」


  花音七は、不思議そうだった。


  アース王子が、行きたい場所は、

  ある神殿(しんでん)だった。


  「なな。お前は、

   ずっと、(そば)にいるよな。」


  「はい。ずっとです。」


  「これ。」


  っと、アース王子は、()ずかしいながら、

  小さなプレゼントを、(わた)した。


  花音七(かおんなな)が、()けると、

  アース王子が、(わた)したものは、

  真ん中にハート型の金属(きんぞく)に、緑の宝石(ほうせき)が、

  入った、ペンダントだった。


  花音七(かおんなな)は、うれしかった。


  そして、2人は、お(たが)いに、

  

   「俺は、あの時、

    お前の事を、思った。

    でも、アザが、できちゃって、

    ごめん。

    (おれ)は、やっぱり、

    お前と、(はな)れるのは、しんどいな。

    お前の事を、思ってしまう。」


  「そうでしたか。

   実は、私も、アースを、(はな)れた時、

   ずっと、心配(しんぱい)していました。」


  っと、その後、笑った。

  そして、アース王子は、言った。


  「これからも、よろしくな。」


  花音七(かおんなな)も、


  「はい。よろしくお願いします。」 


  っと、返事した。


  一方で、一条太陽(いちじょうたいよう)ソレイユは、思った。


  (2人は、(はな)れる事で、

   大切な思い、お互いに、

   相手の事を、思っていた。


   私は、この2人が、より国を、

   良いようにして行くと、思う。


   相手を、思いやる事は、

   大切な事だからな。)


  そして、保護者感謝日(ほごしゃかんしゃび)は、

  ()わりを()げ、その数日後(すうじつご)

  第1小等学校(だいいちしょうとうがっこう)卒業(そつぎょう)当日(とうじつ)...。

 

   



 




 

 

 

いかがでしたか? 


アース王子と花音七は、

お互いに、大切な人と、

思った、瞬間でしたね。


では、また、次回も、お楽しみに!!

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