♥ ギルド街 3 / 冒険者ギルド 3 / 冒険者申請手続き 3
心配そうなマオの頭を撫でたセロフィートは、ポーチから現金が入っているであろう布袋を取り出した。
受け付けカウンターの上に100.000Q金貨を24枚出す。
此には受付嬢も吃驚仰天である。
直ぐ目の前に100.000Q金貨が24枚もあるのだ。
受付嬢
「 ………………た、確かに。
100.000Q金貨…24枚……お預かり致します 」
セロフィート
「 領収書の発行も忘れず、お願いします 」
受付嬢
「 畏まりました 」
受付嬢は直ぐに領収書を発行すると、セロフィートへ手渡した。
セロフィート
「 有り難う御座います。
職業登録をお願いします 」
受付嬢
「 は、はい。
冒険者登録専用の職業登録をお受け致します 」
セロフィート
「 ──では、ワタシの職業は超越の魔法使いでお願いします。
マオの職業は錬金術師、フィンの職業は召喚術師でお願いします 」
受付嬢
「 は、はい……。
彼の…あまり戦闘向きの職業ではないのですね… 」
セロフィート
「 そうです?
其なら錬金術士と召喚術士に変更してください。
其の方が戦えそうな感じがしますし 」
受付嬢
「 かしこまりました。
吟遊詩人のセロフィート・シンミンさんの冒険者専用職業登録を超越の魔法使いに登録させていただきます。
守護衛士のマオ・ユーグナルさんの冒険者専用職業登録を錬金術士に登録させていただきます。
踊り子のフィンフィレイナ・フィシュさんの冒険者専用職業登録を召喚術士に登録させていただきます。
──では、セロフィートさんとフィンフィレイナ・フィシュさんへは身分証明証と労働許可証と冒険者許可証を1つにしたマイバイ証をお渡し致します。
マオ・ユーグナルさんの労働許可証は既に身分証明証と1つになっていましたので、冒険者許可証と1つにさせていただきました。
此方がマオ・ユーグナルさんのマイバイ証となります。
マイバイ証には、新しくお財布機能が付きます。
課金屋の受け付けカウンターにて、マイバイ証へ手持ちの現金をマネーチャージする事が出来ます。
お支払いがスマートになりますので、行列に長く並ぶ必要がなくなり楽になります。
マイバイ証でお会計のお支払いをされますと、QPが貯まります。
月曜日,火曜日,水曜日,木曜日,金曜日の平日には、100Qのお支払いに対して、1QPが貯まります。
土曜日には、100Qのお支払いに対して、2QPが貯まります。
日曜日,祝日の休日には、100Qのお支払いに対して、5QPが貯まります。
10日,20日,30日にマイバイ証へ現金をマネーチャージされますと、10.000Q毎に100QPが貯まります。
貯まったQPは、1.000QPずつマイバイ証にチャージも出来ますし、1.000QPずつ現金にキャッシュバックも出来ます。
QP交換屋を御利用されれば、500QPと限定アイテムを交換する事も出来ます。
上手く使って賢くQPを貯めてください。
此方はマイバイ証のパンフレットになります。
此方がマイバイ証の専用パスケースです。
マイバイ証は貴重品扱いとなりますので、呉々もマイバイ証を紛失させたり、破損させたりしない様に注意してください。
再発行は出来ますが、手数料を500.000Qお支払いして頂く事になります 」
マオ
「 えぇっ?!
発行料が、500.000Qもすんの?!
た…高いっ!! 」
受付嬢
「 マイバイ証は特別な証明証であり許可証ですので、再発行料は高額になってしまうんです。
どうか、ご理解ください 」
セロフィート
「 分かりました。
気を付けます。
受付嬢さん、有り難う御座います 」
受付嬢
「 い、いえ(////)
御客様のお役に立てて嬉しいです(////)」
マオ
「 登録と発行も無事に済んだ事だし、此で回覧した依頼書の依頼を受ける事も出来るんだよな? 」
セロフィート
「 ふふふ…。
そうですね 」
◎ 冒険者登録しなくても依頼書は見せてもらえるんですけどね~~~。
◎ 面白い事が好きのセロフィートの企みで、冒険者登録をしてしまったマオなのでした。